1. TOP
  2. ワンコ記事nowa
  3. 犬の食べ物ガイド
  4. 果物
  5. 犬はブルーベリーを食べても大丈夫!正しい与え方と注意点【獣医師監修】
犬はブルーベリーを食べても大丈夫!正しい与え方と注意点【獣医師監修】

犬はブルーベリーを食べても大丈夫!正しい与え方と注意点【獣医師監修】

本記事は獣医師やペット栄養管理士が執筆・監修を行っております。

犬はブルーベリーを食べても大丈夫です。

今回は犬へブルーベリーを与える場合の注意点や与える量、そして犬のブルーベリーアレルギーなどについて解説しますので、是非参考にしてくださいね。

ANSWER

ブルーベリーは犬に食べさせても大丈夫です。

ブルーベリーは愛犬に食べさせても大丈夫な果物です。

犬が中毒を起こすような成分は含まれていないため、与えても基本的には問題ありません。ブルーベリーは犬の健康に役立つ効果も期待されています。

食道に詰まったり、消化が追い付かずに嘔吐や下痢を起こしたりしかねませんので、子犬・老犬の場合は小さくカットして与えるようにしましょう。

与える量も注意が必要です。犬にブルーベリーを過剰に与えてしまうと、嘔吐や下痢などの消化器症状を起こしてしまう可能性があります。ブルーベリーに限らずですが、もちろん与えすぎは禁物です。愛犬のサイズに合わせ、少量なら、愛犬とコミュニケーションを取りつつあげるのもよいでしょう。

このページでは犬にブルーベリーを与える場合の注意点や与える量、そして犬のブルーベリーアレルギー、腎臓への影響などについてペット栄養管理士が解説します。

ブルーベリーの主な成分や栄養素

アントシアニン

目の網膜に存在する光を感知するロドプシンという細胞を再生するサポートや、目の疲れの改善作用があるということが発表されています。

ビタミンE

ビタミンEは細胞の酸化ストレスを抑えることで、老化が原因の疾病の予防と治療に役立つと考えられています。

犬に与えてもよいブルーベリーの量は?

避妊・去勢手術済みの成犬の場合に与えて良い量の目安になります。

小型犬の場合(10kg未満) 1〜2粒程度
中型犬の場合(10kg以上〜25kg未満) 2〜3粒程度
大型犬の場合(25kg以上) 4〜5粒程度
子犬の場合 少量のみ愛犬の様子を見ながら与えましょう。
老犬の場合 少量のみ愛犬の様子を見ながら与えましょう。

犬にブルーベリーを与える際の注意点
ブルーベリーのおすすめの与え方

Photo by @story0229

洗って生のまま与える

犬にブルーベリーを与える際は、洗って生のまま皮ごと与えて大丈夫です。
ブルーベリーに含まれるアントシアニンやルテインのような「抗酸化物質」は加熱すると成分を壊してしまいます。そのため、加熱せず生のままで犬に与えるのがおすすめです。

ブルーベリーを使用した菓子・飲料・ジャムなどは与えない

ブルーベリーの加工食品には、人工甘味料や着色料、防腐剤、香料などの添加物が含まれていることが多く、犬の健康に影響を与えるおそれがあるため、与えないようにしましょう。

必要であれば小さくカットして与える

よく丸呑みをする小型犬では、万が一ブルーベリーを喉に詰まらせないよう、小さくカットして食べやすい状態にして与えてください。

様子を見ながら、少量ずつ与える

ブルーベリーに対するアレルギーを持っている犬もなかにはいます。
ですので、初めてブルーベリーを与えるときは、アレルギー反応がないか確認しながら、少しずつ与えましょう。万が一、下痢や嘔吐、皮膚のかゆみなどのアレルギー症状が出た場合は、すぐに動物病院を受診してください。

腎臓など持病のある犬の場合は事前に獣医師に相談しましょう

多少ですがカリウムが含まれています。健康な犬であれば問題ありませんが、腎臓の弱い犬や高齢で腎機能が弱っている老犬の場合は、カリウムの排出がうまくできない場合があります。カリウム摂取すると血液中のカリウム濃度が上昇し、高カリウム血症を引き起こす恐れがあるため注意が必要です。

愛犬が腎臓などに持病のある場合は、必ずかかりつけの動物病院で一度相談してから与えるようにしましょう。

こんな時は犬にブルーベリーを食べさせないこと

ブルーベリーにはカリウムが多く含まれており、心臓や腎臓に持病のある犬には制限が必要です。

特に、腎臓病などで腎臓の働きが低下すると、ブルーベリーに含まれるカリウムを正常に排出できず、高カリウム血症などを引き起こすこともあります。

まとめ

Photo by @nabestagram05o9

犬にブルーベリーを与える際は、洗って生のまま皮ごと与えて大丈夫です。

ブルーベリーにはカリウムが多く含まれており、心臓や腎臓に持病のある犬には制限が必要です。特に、腎臓病などで腎臓の働きが低下すると、ブルーベリーに含まれるカリウムを正常に排出できず、高カリウム血症などを引き起こすこともあるため、心配な場合には獣医師に相談しましょう。

Supervisor

西岡 優子 にしおか ゆうこ

獣医師。北里大学獣医学科卒業後、香川県の動物病院に就職。結婚を機に、都内の獣医師専門書籍出版社にて勤務。現在は、パート獣医として働く傍ら、犬・猫・小動物系のライターとして活動。ペット栄養管理士としても活躍中。

西岡 優子
Contact

ワンコnowa広告掲載の
お問い合わせ

ワンコnowaへの広告出稿・プロモーションなどのご相談は
こちらからお問い合わせください。

今、読んでほしい記事

犬と泊まれる宿 人気エリア

PAGE TOP