初夏から旬を迎えるぶどう。巨峰やピオーネなどが種類も多く、大好きな方も多いのではないでしょうか。そんな美味しくて人気のぶどうは、愛犬にも食べさせて大丈夫なのでしょうか?

ANSWER ぶどうは犬に食べさせてはいけない果物です
基本的に「ぶどう」は犬に食べさせてはいけない果物です。ネギやチョコなどと同様に、犬に食べさせてはいけない危険な食べ物の一つです。
犬がぶどうを食べると、ぶどう中毒を引き起こし、中毒症状が酷い場合、腎不全を引き起こし、場合によっては重症化し、死亡してしまったという報告もあります。
このページではそんなぶどうについて、愛犬のために一緒に勉強していきましょう。
ぶどう(葡萄)の主な栄養素・成分

- カリウム
- クエン酸
- タンニン
- ポリフェノール ほか
ぶどう(葡萄)を犬が食べた際の犬への効果・影響
- 嘔吐や下痢など消化器症状
- ぐったりする
- 水を大量に飲む
- 食欲低下
- 寝てばかりいる
- 元気がない
- おしっこが少ない、出ない
- 急性腎不全 など
ぶどう(葡萄)を犬に食べさせる際の注意点!

ぶどう中毒を起こす可能性があるためぶどうは絶対に与えないでください!
犬にぶどうを絶対たべさせてはいけません。急性腎不全になる恐れがあります。場合によっては命にかかわる場合もあるのです。
ぶどうを食べた犬が急性腎不全になった報告があります。嘔吐や下痢などのほか、うとうとと寝てばかりいる、食欲がないなどの症状が起きるようです。
まったく無症状の犬もいると報告されていますが、ブドウを食べた場合は必ず動物病院を受診してください。
レーズンやレーズンパン、ぶどう入りヨーグルトやジュース、ゼリーなども犬が食べないように気を付けましょう。
Adviser
伊藤 悦子さん
麻布大学獣医学部環境畜産学科(現・動物応用科学科)出身。ペット栄養管理士・家畜人工授精師(牛)資格所持。動物医療発明研究会会員。NPO法人「NEWSつくば」記者。犬は5匹、猫は6匹の他にモルモットやセキセイインコ、文鳥たちと暮らしてきました。現在は17歳になる茶トラの猫「りんごちゃん」がいます。人とペットの幸せを願って執筆しています。
