ブルーベリーの歴史は比較的浅く、日本でメジャーになったのも20世紀後半頃からです。生食だけでなく、ブルーベリージャムやソース・ドライフルーツ・サプリメントなど身近に食べられるので、意外に感じられるかもしれません。
ブルーベリーは、名前の通り実が青く熟し、この青い実は目に良いと言われていますが、食物繊維も豊富で腸にも優しい果物です。生で食べるだけでなくケーキやジャムにしてもとってもおいしいブルーベリーが大好きな方も多いのではないでしょうか。そんな美味しくて人気のブルーベリーは、愛犬にも食べさせて大丈夫なのでしょうか?
ANSWER ブルーベリーは愛犬に食べさせても大丈夫な果物です
「ブルーベリー」は愛犬に食べさせても大丈夫な果物です。犬が中毒を起こすような成分は含まれていないため、与えても基本的には問題ありません。ブルーベリーは犬の健康に役立つ効果も期待されています。
ただし与える量は注意が必要です。犬にブルーベリーを過剰に与えてしまうと、嘔吐や下痢などの消化器症状を起こしてしまう可能性があります。
このページではそんなブルーベリーについて、愛犬のために一緒に勉強していきましょう。
ブルーベリーの主な栄養素・成分
アントシアニン
目の網膜に存在する光を感知するロドプシンという細胞を再生するサポートや、目の疲れの改善作用があるということが発表されています。
ビタミンE
ビタミンEは細胞の酸化ストレスを抑えることで、老化が原因の疾病の予防と治療に役立つと考えられています。
ブルーベリーを犬が食べた際の犬への効果・影響
- 抗酸化作用
- 整腸作用など
ブルーベリーを犬に食べさせる際の注意点!
生の状態で。子犬・老犬には潰して与えましょう
ブルーベリーは生の状態で与えてください。超小型犬や子犬やシニア犬には食べやすいようにつぶしてあげましょう。
冷凍で保存を!
生のブルーベリーは傷むのが早いので冷凍保存がおすすめです。下痢予防のために十分解凍してから与えましょう。
与えすぎにはご注意を
ブルーベリーは甘みが強くカロリーが高い果物です。口当たりもいいので、せがまれるまま食べさせると肥満の原因になります。小型犬は、1~2粒程度、中型犬は2~3粒、大型犬でも5粒程度にとどめましょう。
持病のある犬は事前に獣医師に相談を
持病のある犬は、与える前に獣医師に相談してください。
Adviser
伊藤 悦子さん
麻布大学獣医学部環境畜産学科(現・動物応用科学科)出身。ペット栄養管理士・家畜人工授精師(牛)資格所持。動物医療発明研究会会員。NPO法人「NEWSつくば」記者。犬は5匹、猫は6匹の他にモルモットやセキセイインコ、文鳥たちと暮らしてきました。現在は17歳になる茶トラの猫「りんごちゃん」がいます。人とペットの幸せを願って執筆しています。