マスクメロンや夕張メロンなど種類も多く、甘くて美味しいメロンは、大好きな方も多いのではないでしょうか。そんな美味しくて人気のメロンは、愛犬にも食べさせて大丈夫なのでしょうか?

ANSWER メロンは愛犬に食べさせても大丈夫な果物です
基本的に「メロン」は愛犬に食べさせても大丈夫な果物です。成分的にも犬にとって中毒症状を引き起こすものは含まれていないため、メロンアレルギーを持つ犬でなければ食べても問題はありません。
メロンに限らずですが、もちろん与えすぎは禁物です。愛犬のサイズに合わせながら、愛犬とコミュニケーションを取りつつあげるのもよいでしょう。
このページではそんなメロンについて、愛犬のために一緒に勉強していきましょう。
メロンの主な栄養素・成分

カリウム
体内の水分調整を行い、ナトリウム(塩分)を体外に排出する働きがある成分。血圧を下げる効果や、腎臓病の予防効果が期待できます。
ビタミンC
ビタミンCは疲労回復効果や肌の健康を維持する効果だけではなく、抗酸化作用、抗ストレス効果、免疫力アップなどの効果もあると言われています。皮膚疾患に悩んでいる愛犬や、老犬に補ってあげると良い栄養素です。
クエン酸
クエン酸は体内に入ってきた糖分をエネルギーに代えて、カルシウムやミネラルを吸収しやすくする働きをもつ栄養素です。
ペクチン
水溶性の食物繊維です。食物繊維は腸内で善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える働きをします。
メロンを犬が食べた際の犬への効果・影響
- 利尿作用
- 水分補給
- 整腸作用 など
メロンを犬に食べさせる際の注意点!

皮、種をのぞいて果肉のみ与えましょう。
メロンは皮をむいて、種も取り除いてから、果肉部分を食べやすい大きさにカットして与えましょう。
持病のある犬には与えない
持病のある犬は、与える前に獣医師に相談しましょう。
与える量は適度に!
メロンのおよそ90%が水分で、水分補給に向いていますが食べ過ぎるとお腹を壊してしまいます。
メロンの量は、1日に必要とする摂取するエネルギー量の約10%に収まる程度にしてください。
アレルギーに注意
メロンを食べたあと、口の周囲をかゆがったり、嘔吐したりした場合はアレルギーの可能性があります。動物病院を受診してください。
Adviser
伊藤 悦子さん
麻布大学獣医学部環境畜産学科(現・動物応用科学科)出身。ペット栄養管理士・家畜人工授精師(牛)資格所持。動物医療発明研究会会員。NPO法人「NEWSつくば」記者。犬は5匹、猫は6匹の他にモルモットやセキセイインコ、文鳥たちと暮らしてきました。現在は17歳になる茶トラの猫「りんごちゃん」がいます。人とペットの幸せを願って執筆しています。

犬が食べられる果物
犬が食べられない果物
この記事に関連するタグ