白桃・黄桃・ネクタリン。夏が旬の桃はその甘い香りと、柔らかくて甘くてジューシーな果肉が美味しい桃、大好きな方も多いのではないでしょうか。そんな美味しくて人気の桃は、愛犬にも食べさせて大丈夫なのでしょうか?
ANSWER 桃は愛犬に食べさせても大丈夫な果物です
「桃」は愛犬に食べさせても大丈夫な果物です。犬が中毒を起こすような成分は含まれていないため、与えても基本的には問題ありません。夏バテ時の脱水症状にも水分量の多い桃を与えるのも良いでしょう。
桃に限らずですが、もちろん与えすぎは禁物です。愛犬のサイズに合わせながら、愛犬とコミュニケーションを取りつつあげるのもよいでしょう。
このページではそんな桃について、愛犬のために一緒に勉強していきましょう。
桃の主な栄養素・成分
カリウム
体内の水分調整を行い、ナトリウム(塩分)を体外に排出する働きがある成分。血圧を下げる効果や、腎臓病の予防効果が期待できます。
ペクチン
水溶性の食物繊維です。食物繊維は腸内で善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える働きをします。
ビタミンC
コラーゲンを生成するはたらきを持ち、免疫機能のサポートに役立ちます。
桃を犬が食べた際の犬への効果・影響
- 抗酸化作用
- 水分補給
- 疲労回復
- 整腸作用
- 利尿作用 など
桃を犬に食べさせる際の注意点!
皮を剥いて小さくカットして与えましょう!
桃は皮をむいて種を取り除き、食べやすい大きさにカットして与えます。
老犬や子犬はすり潰すのもGOOD!
シニア犬や子犬にはつぶしたものを与えると食べやすく、消化もしやすいでしょう。
持病のある犬は事前に獣医師に相談を
持病のある犬は、与える前に獣医師に相談しましょう。
与えすぎには注意!
食べ過ぎは下痢を招きます。糖分も多いので、せがまれるまま与えないようにしてください。
種は与えなように気をつけましょう
種には天然の有害物質「シアン化合物」が含まれています。また、喉に詰まったり、腸閉塞を起こしたりする可能性もあり危険です。種は食べさせないようにしてください。
Adviser
伊藤 悦子さん
麻布大学獣医学部環境畜産学科(現・動物応用科学科)出身。ペット栄養管理士・家畜人工授精師(牛)資格所持。動物医療発明研究会会員。NPO法人「NEWSつくば」記者。犬は5匹、猫は6匹の他にモルモットやセキセイインコ、文鳥たちと暮らしてきました。現在は17歳になる茶トラの猫「りんごちゃん」がいます。人とペットの幸せを願って執筆しています。

犬が食べられる果物
犬が食べられない果物
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