1. TOP
  2. ワンコ記事nowa
  3. 【犬の年齢早見表】犬の年齢は人間の何歳?犬の年齢人間換算する方法と寿命について。
【犬の年齢早見表】犬の年齢は人間の何歳?犬の年齢人間換算する方法と寿命について。

【犬の年齢早見表】犬の年齢は人間の何歳?犬の年齢人間換算する方法と寿命について。

犬の年齢と人間の年齢比較犬は人間より早く年をとっていく生き物

「うちの子は今何歳なんだろうか?」愛犬と暮らす中で飼い主さんなら一度は考えたことがあるのではないでしょうか?みなさんは自分の愛犬が、人間の年齢だと何歳くらいになるかご存知ですか?今回は、愛犬の大体の人間年齢がわかる犬の年齢を人間の年齢に換算した年齢早見表をご紹介します。

犬の成長は、私たち人間よりとても早く、人間の4〜7倍の早さで進みます。そのため平均寿命は犬種や飼育状況によっても異なりますが、13〜15年と言われています。このあいだまで子犬と思っていた子が、犬たちの時間ではあっという間に、飼い主さんの年齢を追い越していってしまいます。私たちより早足で駆け抜ける愛犬の一生を思うと、ともに過ごせる瞬間をより大切にしたいと思えるのではないでしょうか?

今回は人間年齢の他に犬種サイズごとの寿命や寿命を伸ばすためにできることについても一緒にご紹介していきます。より豊かで健やかなドッグライフにするために、それぞれのライフステージに合わせたケアやコミュニケーションを心がけましょう。

犬の年齢早見表犬年齢を人間換算した場合犬の年齢早見表。

犬の年齢を人の年齢に換算する方式はいくつかありますが、まずは現在、犬の年齢を人間の年齢に換算する方法で最も一般的な計算方式をご紹介します。

小型・中型犬の場合

【24+(犬の年齢-2)×4=人間に相当する年齢】

1歳で人間に換算すると20歳程度になり、その後は、1年ごとに人間の4年分成長する計算方法。2歳では人の24歳、3歳からは1年につき4歳ずつ年を重ねます。

大型犬の場合

【12+(大型犬の年齢-1)×7=人間に相当する年齢】

1歳で人の12歳、2歳以降は1年につき7歳ずつ成長する計算方法。2歳以降は小型犬・中型犬より成長スピードが速くなり、人間の7倍のスピードで年を重ねます。

詳しくは下記の「犬年齢を人間年齢に換算した犬の年齢早見表」をご覧ください。

犬年齢を人間年齢に換算した犬の年齢早見表

犬の年齢を人間年齢に換算すると?新たな計算方式による犬年齢を人間年齢に換算した犬の年齢早見表

先に紹介した年齢の換算方法が一番ポピュラーでご存知の飼い主さんも多い方法になります。一方、次にご紹介するのは、2019年にアメリカの米カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームが発表した、遺伝子ゲノムDNAのメチル化に着目した新たな計算方法です。こちらの研究は、犬の加齢によって変化する「DNA」(「DNAのメチル化」)を元に年齢を導きだしており、この計算式によれば、犬の生後7週間は人間の生後9ヶ月に相当し、犬の12歳は人間のおおよそ70歳にあたるそうです。今後はこれまでの人の7倍という単純な計算式ではないものがスタンダードになっていくのかもしれませんね。

2019年に発表された新たな計算式

【16 × ln(犬の年齢)+31=人間に相当する年齢】

新計算式による犬の年齢早見表
(研究はゴールデンレトリバーメインで実施)
犬の年齢 人の年齢
1 31
2 42
3 49
4 53
5 57
6 60
7 62
8 64
9 66
10 68
11 69
12 71
13 72
14 73
15 74
16 75

犬の平均寿命と最長寿命記録犬の平均寿命と犬の寿命のギネス記録

一般社団法人ペットフード協会の調査によると、犬の平均寿命は2021年は14.65歳で2019年の14.44歳から+0.21歳、10年前と比較すると+0.78歳も伸びており、人と同様にワンコにも高齢化が進んでいることがわかります。ちなみにギネス記録に認定されている、世界で最も長生きした犬の年齢は29歳です(オーストラリアン・キャトルドッグのブルーイーというワンコで29歳5ヵ月まで生きたそうです)。人間でいうと140 ~150歳まで生きたことになります。

ちなみに犬種別の平均寿命は下記のようになります。

  • 超小型犬の平均均寿命:15.30歳
  • 小型犬の平均寿命:14.05歳
  • 中型大型犬平均寿命:13.52 歳

犬の平均寿命が伸びた要因の一つは「室内飼い」が増えたという飼育環境の変化が大きな理由といわれています。室内で飼うことで、感染症や熱中症などの病気や事故、また飼い主さんが室内ですぐに愛犬の異変に気づけるようになったことが、犬の寿命の伸びに繋がっているようにです。

私たち愛犬家には嬉しいワンコの寿命が伸びているという事実。今後はワンコが長生きすることを見据え、犬の健康寿命を保つことを毎日の暮らしで心がけていくことが重要となります。

小型犬の平均寿命小型犬の平均寿命を犬種ごとに紹介

小型犬の平均寿命は?

一般的に体重10kg以下の犬が小型犬に分類されます。では、代表的な小型犬の平均寿命は何歳くらいなのでしょうか?

ペット保険のアニコムが発表した「家庭どうぶつ白書2023」による小型犬の平均寿命をご紹介します。

トイプードル 15.3歳
チワワ 13.9歳
ミニチュアダックスフンド 14.8歳
ポメラニアン 13.8歳
ミニチュア・シュナウザー 13.6歳
フレンチブルドッグ 11.2歳
マルチーズ 13.6歳
ヨークシャー・テリア 14.0歳
シー・ズー 13.8歳
柴犬 14.7歳

小型犬の平均寿命が大型犬より長い理由

01成長スピードが遅い

哺乳類は、概して体の大きい動物の方が小さい動物よりも長生きします。象はネズミよりもはるかに寿命が長いですよね。しかし、同じ種内では身体が大きいほど寿命が短くなります。

『犬』という括りでみると大型犬よりも小型犬の方が寿命が長いのです。成犬になるスピードは小型犬の方が早いのですが、そこからの成長は大型犬に比べて緩やかです。小型犬はシニアに突入する年齢も高くなるので平均寿命も延びるのです。

02老化スピードが遅い

前述の通り、成犬になってからの成長スピードが遅い小型犬は、老化のスピードも緩やかになります。小型犬よりも早く老化が進む大型犬は、それだけ病気にかかるリスクも高まります。実際、大型犬で人気の犬種であるゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーは、がんの罹患率が非常に高いです。

もちろん、小型犬もがんを患うことはあります。しかし、老化のスピードが遅いので、病気の罹患率が下がり、結果として大型犬より長生きとなる傾向があります。

03臓器比率が異なる

小型犬と大型犬の体格の違いは一目瞭然ですが、実は犬の臓器は体の大きさに関係なくほぼ同じサイズです。もちろん大型犬の臓器の方が大きいですが、身体の大きさとの比率で見ると小さいのです。

そのため、大型犬は食事から得る栄養や酸素を身体中に行き渡らせるのに時間を要し、細胞の老化も進み小型犬よりも寿命が短くなってしまうといわれています。ですので、逆説的に小型犬の寿命は延びているという見方もできます。

04遺伝子が異なる

犬の体にある遺伝子の違いが小型犬と大型犬の寿命に影響しているという説もあります。犬の体の大きさは「IGF-1」という遺伝子による「IGF-1因子(=成長ホルモンの一種)」が決定づけており、この「IGF-1因子」の分泌が多いと成長スピードが早く、体が大きくなり寿命も短くなる傾向があります。

つまり体の大きな大型犬は「IGF-1因子」の分泌が多いために、短命に繋がりやすいということが言えます。まだ解明されていない部分も多いので、今後の研究に期待です。

大型犬の平均寿命大型犬の平均寿命を犬種ごとに紹介

大型犬の平均寿命は?

一般的に体重25kg以上の犬が「大型犬」に分類されています。

中・大型犬の平均寿命は13.86歳と前述しましたが、大型犬に限定すると9~13歳と言われていますが、この幅は犬種による違いです。代表的な大型犬10犬種の平均寿命は以下の通りです。

ゴールデン・レトリーバー 10~12歳
ラブラドール・レトリーバー 11~13歳
スタンダードプードル 12~15歳
シベリアンハスキー 12~14歳
バーニーズ・マウンテン・ドッグ 6~8歳
ジャーマン・シェパード・ドッグ 9~13歳
サモエド 10~13歳
ドーベルマン 10~13歳
グレート・ピレニーズ 10~12歳
秋田犬 10~13歳

大型犬の平均寿命が小型犬より短い理由

01成長スピードが早い

子犬の頃は小型犬も大型犬もさほど体の大きさに違いはありません。しかし、成犬になると体格に大きな差が生まれます。つまり、大型犬の方が同じ成長期間であっても成長スピードが早いということです。計算方法は後述しますが、犬の年齢を人間の年齢に換算すると、4歳を過ぎた時点で大型犬のほうが「人年齢」が高くなり、年を重ねるにつれてその差は広がっていきます。

大きな体を維持するために、小型犬よりも細胞分裂のスピードと回数が多いことが関係しているとの説が有力です。これは、大型犬が小型犬に比べて老化のスピードが早く、ガンなど病気のリスクが高いことも示しています。

02臓器比率が異なる

驚くべきことに、犬の臓器は体の大きさに関係なくほぼ同じサイズです。つまり大型犬の臓器は体の大きさの割に小さく、日常生活を送るうえで臓器にかかる負荷は小型犬よりも高くなります。臓器が体の大きさに見合っていないので、体の中に効率よく酸素や栄養を取り入れづらいと言われています。例えば、心臓は血液を全身に巡らせるための重要な臓器ですが、大きな体に血液を行き渡らせるためにはかなりの負荷がかかるでしょう。事実として大型犬に心臓病の発症率が高いのは、このことが影響しているのかもしれません。

03遺伝子が異なる

大型犬が短命な理由のひとつに遺伝子の違いが挙げられます。犬の体の大きさは「IGF-1」という遺伝子による「IGF-1因子(=成長ホルモンの一種)」が決定づけているという説があります。この「IGF-1因子」の分泌が多いと成長スピードが早く、体が大きくなり寿命も短くなる傾向があります。つまり体の大きな大型犬は短命に繋がりやすいということです。バーニーズ・マウンテン・ドッグなど「超大型犬」と呼ばれる40kg以上の犬種たちは、大型犬の中でも短命な傾向にあるのは、「IGF-1因子」が関係しているのかもしれません。

04胃捻転の発症率が高い

胃捻転とは、文字通り胃がねじれることで胃や周囲の血流が遮断され、急激にショック状態に陥る緊急性の高い病気です。小型犬でも発症しますが、体が大きく胸が深い大型犬の発症率が高い病気です。胃捻転は死亡率の高い病気のため、大型犬の平均寿命を縮めている要因のひとつです。

犬のライフステージとケア犬の年齢やライフステージに合わせたケアの必要性

生後0〜50日:新生児期

生後50日くらいまでは、新生児期で子犬は母犬の母乳を飲んで、体の基礎を作る大切な時期です。
この時期は、母犬から離さずに、親子で過ごさせてあげることが大切です。母犬だけでなく、兄弟犬と一緒に暮らす中で、お互いに触れ合うことで他の犬との関わり方や、社会のルールを覚え始めます。

生後2ヶ月〜半年:社会化期(犬種により異なる)

生後2ヶ月を過ぎると、自分でも歩き、いろいろなものに興味を持つ社会化期に入ります。
飼い主さんがワンコを家族としてお迎えするのもだいたいこの時期になります。社会化期は様々なことを子犬が学習する期間なので、たくさんの人や犬、様々な環境に慣らす社会化トレーニングをしていきましょう。
この時期にしっかりと社会化トレーニングをすることで、人間社会にもうまく適応できるようになります。

生後半年〜1歳:成長期(犬種により異なる)

歯も生え変わり、体もどんどん成長するので、栄養を考えた食事を考えてあげましょう。また、「おすわり」や「マテ」など、基本的なしつけや、病気のリスクを考えるなら、避妊・去勢手術はこの時期に行うのが良いでしょう。

1歳〜7歳:成犬期(犬種により異なる)

心も体も立派な大人になり、精神的にも落ち着いてきます。成犬期は健康状態が安定していることが多いので、おやつの与えすぎなどで太らないように気を付け、適切な食事と運動を心がけましょう。
目には見えない不調もあるので、定期的な健康診断を心がけましょう。

8歳〜:シニア/ 老犬期(犬種により異なる)

被毛や目が白くなったりという見た目の変化のほか、運動量が減ったり、体の中の衰えも始まります。
血液検査やレントゲン、エコー検査など、定期健診を年に1~2回はするようにしましょう。10歳を過ぎると歩行が難しくなったり、痴呆になったり、介護が必要な場合も出てきますので、心構えが必要です。

いかがでしたか?犬たちは、私たちとは違う速度で時間を生きています。
なるべく、長く健やかな時間を生きてもらえるよう、ライフステージに合わせた食事管理やコミュニケーションやケアを心がけましょう。

犬の寿命を伸ばすために愛犬に長生きしてもらうためにできること

それでは最後に、愛犬にできるだけ元気で1日も長く家族のそばにいてもらえるように、私たち飼い主にできることを考えてみます。小さなことも毎日の積み重ねから。愛犬のためにできることから取り組んでみましょう。

01愛犬の健康診断にいこう!

人と一緒で、犬も病気を未然に防ぐことが大切です。健康診断をすることで、病気の早期発見、早期治療につながります。特に、犬は自分で話すことができないので、飼い主さんが、健康診断で犬の健康状態を把握しておいてあげることが重要です。また、実は、健康診断では「健康時の正常値を知る」ということがとても大事。健康な時のデータが取れていると、何か変化があった際に比較でき、正確な診断に繋がります。だいだい、5歳を過ぎたら毎年定期的に検査をするのがベストではありますが、毎年ではなくても良いので、なるべく元気な時に健康診断をしてあげましょう。

02愛犬にあったバランスの良い食事を!

犬を健康に育てるには、人と同様やはり食事のバランスがとても大切です。ライフステージごとに愛犬に必要な栄養素が含まれているフードを選んであげるようにしましょう。またアレルギーのある子には、アレルギー用を、既存の疾患などがある子にはその子に合ったフードやサプリなどを組み合わせ、食事で健康を目指しましょう。もしフード選びに迷う際には、獣医師さんに相談し、原料・素材の良いもの、そして疾患などに対応したものを選んでいくようにしましょう。

また、犬は比較的胃が大きく、目の前にある食べ物を勢いよく食べてしまい、満腹感が得られず「もっともっと」とおねだりすることも。ただし、食べ過ぎやおやつの与えすぎは肥満やあらゆる病気につながるので気をつけましょう。
人の食べ物で、犬が食べてしまうと危険な食べ物はきちんと把握し与えないように注意しましょう!人が食べるために味付けされたものも絶対に与えないでください!

03愛犬にあった適度な量の運動を!

食事同様に、犬にも適度な運動が必要です。犬にとって散歩や運動は、心と身体の健康維持に不可欠です。特に散歩は毎日の適度な運動になるだけでなく、ストレス解消や気分転換になります。散歩の頻度は1日に2回、朝と夕方に行うのが理想的ですが、必要とされる散歩量は、体の大きさや種類、年齢、健康状態によって異なるため、愛犬に合わせて調節することが大切です。

子犬期はお散歩だけでは足りない場合もあるのでさまざまな玩具を用いて遊びながらトレーニングをしたり、シニア犬の場合も認知症予防に玩具を使った遊びや無理のない散歩、運動を取り入れることで健康寿命につながってくるでしょう。

04早めの去勢・避妊手術を

オスの精巣、メスの卵巣や子宮を摘出する去勢・避妊手術は、望まない繁殖を防ぐだけでなく、ワンコの病気予防やストレス軽減、行動改善といったメリットがあります。愛犬の健康状態を見ながら、かかりつけ動物病院の先生と相談し、適切な年齢で去勢・避妊手術を受けることは愛犬の健康に繋がってきますので、子犬を迎えたばかりの方へ一度、動物病院で相談してみてください。

犬種別図鑑

Contact

ワンコnowa広告掲載の
お問い合わせ

ワンコnowaへの広告出稿・プロモーションなどのご相談は
こちらからお問い合わせください。

今、読んでほしい記事

犬と泊まれる宿 人気エリア

PAGE TOP