ポメラニアンの基本データ

原産国 | ドイツ |
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サイズ | 小型犬 |
犬種グループ | 原始的な犬・スピッツグループ(日本犬を含む、スピッツ系G) |
飼いやすさ・しつけのしやすさ | 初めての方でもチャレンジしやすい |
運動量 | 少なめ |
トリミング | 不要 |
ブラッシング | 毎日 |
お散歩 | 1日2回×15〜30分程度 |
飼育費用 | 月1〜2万(医療費別途) |
かかりやすい病気・怪我 | 膝蓋骨脱臼、流涙症、気管虚脱、骨折、アレルギー |
ポメラニアンの性格と特徴
ふわふわの優雅な毛並みでヴィクトリア女王にも愛されたポメラニアン。体は小さく可愛らしい顔立ちですが、実は陽気で明るくとても活発で遊び好きです。好奇心旺盛で、驚くほどのエネルギーを持ち、飼い主さんへの忠誠心も持った犬種です。
攻撃性はさほどありませんが、プライドや警戒心が強い面も。警戒心などから来客や興奮した際などに吠えやすいので注意しましょう。子犬期からのトレーニングなどで社会化をしっかりと行いましょう。
また、興奮すると遊んでいる最中に噛み付いてきたり、噛み癖のある子もいますので、しっかりとしつけをしていくことが重要です。賢く物覚えがいいので、しつけは比較的しやすい犬種です。
ポメラニアンの被毛の種類について

ポメラニアンの被毛は、オレンジ、レッド、ウルフ・セーブル、ブラック、ブラウン、クリーム、ホワイト、パーティー・カラー、ブラック・タンなど、JKC(一般社会法人ジャパンケネルクラブ)が認めているだけで13種類もあります。単色と、2色以上の混色があります。
フワフワした体毛は、上毛と下毛があるダブルコートで、皮膚に対して90度近く垂直にオーバーコートが生えており、「スタンド・オフ・コート」と呼びます。
ポメラニアンの大きさと体高・体重
スピッツの中でも最も小型なポメラニアンは、体は小さいものの、引き締まってバランスのとれた体型の犬種です。体を豊かな被毛に覆われています。

ポメラニアンの体重 | ポメラニアンの体高 |
---|---|
2〜3kg | 20cm程度 |
ポメラニアンの平均寿命と人間年齢
ポメラニアンの平均寿命は12〜16歳と言われています。
ポメラニアンの人間に換算した場合の年齢は下記の表をご参照ください。
犬の年齢 | 人間に換算した年齢 | 成長ステージ |
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3か月 | 4歳 | 子犬 |
6か月 | 7歳半 | |
9か月 | 11歳 | |
1歳 | 15歳 | |
1歳半 | 19歳半 | |
2歳 | 23歳 | 成犬 |
3歳 | 28歳 | |
4歳 | 32歳 | |
5歳 | 36歳 | |
6歳 | 40歳 | シニア犬 |
7歳 | 44歳 | |
8歳 | 48歳 | |
9歳 | 52歳 | |
10歳 | 56歳 | |
11歳 | 60歳 | |
12歳 | 64歳 | |
13歳 | 68歳 | |
14歳 | 72歳 | 高齢犬 |
15歳 | 76歳 | |
16歳 | 80歳 | |
17歳 | 84歳 | |
18歳 | 88歳 | |
19歳 | 92歳 | |
20歳 | 96歳 |
ポメラニアンの飼い方のコツ・注意点
ポメラニアンの飼い方のコツ 1 勇敢で警戒心も強く番犬に向く一方、すぐに吠えたり噛み癖がついたりすることもあるので、しつけはしっかりと
牧羊犬を祖先に持つため、周囲の変化にいち早く気付き吠えて知らせてくれる習性がある犬種です。外を人が通るたびに吠えてしまうというケースもありますので、子犬期からしっかりとしつけをしていく必要があるでしょう。また、犬種の特性になりますのである程度の吠えは許容してあげる心も必要です。
ポメラニアンの飼い方のコツ 2 たくさん遊んで、外にも連れていってあげましょう
小さい体に似合わずとても大きなエネルギーをもった犬種です。活発で遊ぶのが大好きなので、一緒に遊んであげたり、お出かけをしてあげたりして好奇心を満たしてあげましょう。
ポメラニアンの飼い方のコツ 3 ふわふわの被毛。夏は熱中症対策をしっかりと!
ポメラニアンの特徴であるふわふわで豊かなダブルコートは、冬の寒さには非常に強いですが、夏の暑さには注意が必要です。涼しい時間に散歩したり、服を着せ、地面からの照り返しに注意したりするなど熱中症対策を心がけましょう!
ポメラニアンの飼い方のコツ 4 涙やけにをこまめにケアしてあげましょう
ポメラニアンは涙やけを起こしやすい犬種と言われています。涙やけは必要以上に涙が流れ出ることで起こるトラブルで、目の下が涙でぬれた状態が続くと細菌が繁殖してしまい、それが原因で涙やけを発症します。毎日こまめに 柔らかいガーゼに専用のローションやホウ酸水を含ませて優しくポメラニアンの目のまわりを拭き取ってケアしてあげましょう。
ポメラニアンの飼い方のコツ 5 膝蓋骨脱臼に注意!すべにくい環境を整えてあげよう!
活発なポメラニアンですが、膝蓋骨脱臼などの関節トラブルも多い犬種です。
フローリングを走り回っているときに大きな負担がかかり、痛めてしまう場合も。滑りにくい床材やカーペットなどを敷くなど足腰に配慮した環境を整えてあげましょう。同時に、大きな段差をなくす、高いところから飛び降りをさせないなどの注意も必要です。