トイプードルの性格や寿命、種類、トイプードルカットから飼い方|トイプー図鑑

トイプードルの性格や寿命、種類、トイプードルカットから飼い方|トイプー図鑑

まるでぬいぐるみのようなフワフワの巻き毛とつぶらな瞳がかわいいトイプードルは、小型犬No. 1、不動の人気を誇る犬種です。一度はトイプードルを飼ってみたいと思う方も多いのではないでしょうか。そんな根強い人気のトイプードルの歴史や性格、飼い方などについて詳しく解説します。トイプードルの魅力をさらに知りましょう!

トイプードル(プードル)の基本データ

Photo by @coron518_matthew418
原産国 フランス
サイズ 中型犬・小型犬
犬種グループ 愛玩犬グループ(家庭犬、伴侶や愛玩目的の犬G)
飼いやすさ・しつけのしやすさ 比較的初心者でも挑戦しやすい
運動量 中程度
トリミング 必要(月1回程度)
ブラッシング 毎日
お散歩 プードル:1日2回×1時間程度
トイプードル:1日2回×30〜40分程度
飼育費用 月2〜4万(医療費別途)
かかりやすい病気・怪我 膝蓋骨脱臼、骨折、涙やけ、クッシング症候群

トイプードル(プードル)の歴史

トイプードルの原種は、大型犬のスタンダード・プードルです。プードルの発祥は、ロシアまたは中央アジア北部ではないかと推測されていますが、その後フランスへ渡り、フランス原産とされることが多くなっています。

いつ頃トイプードルに品種改良されたのかは明確ではありませんが、15世紀のドイツの画家が小さなプードルを描いていることから、15世紀頃ではないかと考えられています。

Photo by @aimer._.wanwan

トイプードル(プードル)の大きさ・体高と体重

体長と体高がほぼ同じスクエア形のバランスのとれた体型で、特徴的な縮れた被毛は巻き毛もしくは縄状毛になっています。優雅で誇らしげな印象を与える犬種です。

プードルの種類 プードルの体重
スタンダード・プードル 16〜29kg
ミディアム・プードル 8〜15kg
ミニチュア・プードル 5〜8kg
トイ・プードル 3kg前後
プードルの種類 プードルの体高
スタンダード・プードル 45cm〜60cm
ミディアム・プードル 35cm〜45cm
ミニチュア・プードル 28cm〜35cm
トイ・プードル 24cm〜28cm
Photo by @mop_0919

プードルの種類:体高・大きさの違い

プードルというと真っ先に茶色のトイプードルを思い浮かべる方もいらっしゃいますが、プードルは、現在JKCに公認されているものでサイズ別に4種類に分けられています。今回はプードルの種類と毛の色についてご紹介します。

Photo by @coron518_matthew418

スタンダード・プードル

一番大きいプードルがスタンダードプードルで、体高が45cm〜60cmのサイズのプードル。
体重は16〜29kg、大きい個体だと25kgを超えることもあります。

ミディアム・プードル

基準のサイズになっているのがミディアムプードルで、体高が35cm〜45cmのサイズのプードル。
体重は8〜15kgになります。

ミニチュア・プードル

ミディアムプードルを縮小したボディのミニチュア・プードルは、体高が28cm〜35cmのサイズのプードル。体重は5〜8kgになります。

トイ・プードル

日本では一番人気で、最も最小クラスのプードルがトイ・プードルです。
トイ・プードルは、体高が24cm〜28cmのサイズのプードル。体重は3kg前後になります。

プードルの種類:被毛タイプや毛色

くるくるした巻き毛は、トイプードルの魅力の一つですよね。トイプードルの被毛の特徴は、硬い巻き毛が密集しているため、毛が抜けてもカールに絡まって落ちるのを防ぎ、抜け毛が少ないことです。しかし、何もせずに放っておくと伸び続け、毛玉もできやすいので、こまめなブラッシングと定期的なトリミングが必要となります。

また、トイプードルの被毛はシングルコートと呼ばれるタイプで寒さに弱いので、秋冬にはとくに気をつけましょう。ベッドにはブランケットを敷いたり、服を着せたり、室内の温度を暖かくしたりしてあげてくださいね。

もう一つの被毛の魅力は、バリエーション豊富な毛色です。レッドやアプリコット、クリーム、ホワイト、ブラック、シルバー、ブラウンなどが代表的な毛色ですが、シルバーベージュ、カフェオレ、ミスカラー、ファントムカラー、パーティカラー、ブリンドルなどの珍しい色もあります。一色毛が良いされています。子犬期は濃い色をしており、成長するにつれて薄くなっていきます。

トイプードル(プードル)の寿命

遺伝子的持病がなく、病気にかかりにくい丈夫な体を持つトイプードルの平均寿命は12〜15歳といわれていて、比較的長生きできる犬種です。最高寿命は20歳298日で、ギネス世界記録に認定されています。

日頃からストレスをためにくい飼育環境を整え、健康状態をチェックし、病気にかからないように気遣ってあげることが寿命を延ばす秘訣です。
プードル(トイプードル)の人間に換算した場合の年齢は下記の表をご参照ください。

犬の年齢 人間に換算した年齢 成長ステージ
3か月 4歳 子犬
6か月 7歳半
9か月 11歳
1歳 15歳
1歳半 19歳半
2歳 23歳 成犬
3歳 28歳
4歳 32歳
5歳 36歳
6歳 40歳 シニア犬
7歳 44歳
8歳 48歳
9歳 52歳
10歳 56歳
11歳 60歳
12歳 64歳
13歳 68歳
14歳 72歳 高齢犬
15歳 76歳
16歳 80歳
17歳 84歳
18歳 88歳
19歳 92歳
20歳 96歳

トイプードル(プードル)がかかりやすい病気

トイプードルがかかりやすい病気は目や耳、関節に多いので、とくに気をつけてチェックしましょう。

眼疾患は、常に涙が出て涙やけをする「流涙症」や、失明の危険性もある「進行性網膜萎縮」「若年性白内障」などがあります。定期的に獣医師に目の検査をしてもらうのがおすすめです。

耳疾患は「外耳炎」に注意が必要です。トイプードルは耳の中にも毛が多く生えているので、耳の穴が塞がることで環境が悪くなりがちです。獣医師やトリマーに指導をしてもらい、正しいお手入れをしましょう。

また、小型犬に多い「膝蓋骨脱臼」のリスクもあります。滑りにくい床材を選ぶ、⼤きな段差をなくすなどの工夫をして、骨折の危険や関節への負担を減らしましょう。定期的な足裏のむだ毛カットも、滑り止め対策として効果的ですよ。

トイプードル(プードル)の性格と飼いやすさ

常に人気ランキングでもTOP。関東での飼育頭数も最多のプードル(トイプードル)は、ボーダーコリーに続き、2番目知能指数が高い犬種と言われ、とても賢く、学習能力も高く、明るくて活発な犬種です。トイプードルは明るくて運動神経も良く、活発です。知能指数が高く、とても賢いワンコなのでしつけもしやすいでしょう。初めて飼う方にもおすすめな犬種です。

人やほかのワンコにも愛情深い性格の子も多く、コミュニケーション上手なので、多頭飼いにも向いています。甘えん坊で噛みついたりすることもあまりないため、小さな子どもや高齢者がいる家庭でも飼いやすいですよ。

また、とても寂しがりで神経質なところもあり、独りが苦手です。留守番時間が長いライフスタイルの家庭には、向いていないといえます。長く寂しい思いをさせると、無駄吠えや「分離不安症」などの精神的、身体的な病気になってしまう可能性もあるので、なるべく独りぼっちの時間を短くすることが必要です。

スタンダードプードルは温厚で人懐っこさもあり、警察犬や盲導犬・災害救助犬で活躍するほど賢く、初めて飼う方にも挑戦しやすい犬種と言えます。トイプードルについては、スタンダードプードルに比べると甘えん坊で少し神経質な部分もあります。自分の家族に合ったタイプを見極めることが重要です。

Photo by @yama__39

トイプードル(プードル)の飼い方・飼う際の注意点

Photo by @yama__39

一緒にたくさん遊んであげよう!

コミュニケーションが好きなので、たくさん遊んであげましょう。原種のプードルは、水鳥猟で獲物を回収する狩猟犬のルーツを持っています。そのため、トイプードルも水遊びやボールなどのおもちゃを投げて飼い主さんのところまで持って来る遊びが大好きです。

睡眠をしっかりとらせてあげよう!

成犬の1日の睡眠時間は、合計で12~15時間確保できるのが理想とされています。子犬やシニアは、もっと長い睡眠時間が必要です。

餌は粒が小さいものをあげよう!

トイプードルは口が小さく噛み砕く力も弱いため、粒が小さいタイプのフードを与えましょう。トイプードルに特化したフードも販売されています。ドライフードが苦手な子は、ウェットフードや手作りご飯をあげてみてください。

お散歩は毎日必須!運動意欲を満たしてあげましょう

プードルは活発で運動が大好きな犬種です。高い運動能力と筋肉質な体形から、かなりの運動量を必要とします。1日2回、1時間程の散歩に連れて行くのが理想的です。休日にはドッグランなどで思いっきり走らせてあげましょう。知能と運動能力が高いので、ドッグスポーツにチャレンジするのもおすすめです。

骨折や、膝蓋骨脱臼に注意し、環境を整えてあげましょう

トイプードルは骨が細い犬種です。滑りやすい床材の場合、高いところから飛び降りたり走ったりすると滑ってしまい、骨折や脱臼の原因になることもあります。滑りにくい材質の床にするなど、工夫しましょう。

歯と目のケアをこまめにしてあげよう!

プードルは涙やけができやすい⽝種です。⽬ヤニやあふれ出た涙は、湿らせたコットンやお⼿⼊れシートでまめに拭き取ってあげましょう。⼝腔環境も悪くなりやすいので、毎⽇の⻭磨きはしっかりとしてあげましょう。

トイプードルの毛並みをトリミングとブラッシングで美しく保ってあげよう!

Photo by @rapi_rapi_1223

オーダーで人気のカットスタイルトイプードルのトリミングには、さまざまなデザインがあります。人気No. 1はテディベアカットです。子熊のようなかわいいカットで、どんな毛色の子にも似合います。

口まわりの毛を大きく丸く残すピーナッツカット(ムスタッシュ)や、ブルマーを履いているようなスタイルのおパンツカット(ミツバチカット)も定番です。お顔全体をふんわり丸くした、インパクト大のアフロカットもおすすめですよ。

また、足を細くカットして体は羊のように寸胴にもっこりさせたユニークな羊カットのほか、バルーンスタイル、マイアミカット、コンチネンタルクリップなどがあります。

トイプードル(プードル)をお迎えする方法

トイプードルを家族としてお迎えする際の、2つの方法と料金の相場を紹介します。

トイプードルブリーダーさんからお迎えする

ブリーダーさんからお迎えする場合、血統が確かなため、希望のカラーの子を探しやすい、健康面や性格、体格などが予想しやすいなどのメリットがあります。また、お迎え後もブリーダーさんに困った時に相談ができたり、兄弟犬の輪が広がったりとサポートしてもらえる繋がりがもてるのも心強いポイントです。

保護犬トイプードルを探して里親になる

動物保護施設や動物愛護ボランティア団体などには、繁殖犬を卒業して保護された子や、飼い主の事情で手放されて保護されているトイプードルも多くいます。気に入った子の里親になって、家族にお迎えすることが可能です。

トイプードル(プードル)の値段・価格の相場

トイプードルの平均価格は約38万円で、女の子の平均価格は約43万円、男の子は約34万円です(2022年)。保護施設などから里親として引き取る場合は、各施設によって定められた譲渡費用がかかります。事前に調べたり問い合わせてみると良いですよ。

参考:ブリーダーナビ「【2022年最新版】トイプードルの値段相場は?毛色や性別による違いも」

まとめ

かわいさ満点のトイプードルは、バリエーション豊富な毛色やしつけのしやすさなどが魅力です。飼いやすい犬種でもあるため、長年不動の人気を誇っています。
睡眠や餌、散歩、床の工夫やケアに注意して、お迎えしたときにはたくさんの愛情を注いであげましょう。フレンドリーな家族として、きっとたくさんの癒しを与えてくれますよ。

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