ジャック・ラッセル・テリアの基本データ

原産国 | イギリス(改良国:オーストラリア) |
---|---|
サイズ | 小型犬 |
犬種グループ | テリア(穴の中に住むキツネなど小型獣用の猟犬グループ) |
飼いやすさ・しつけのしやすさ | 中〜上級 |
運動量 | 多い |
トリミング | 不要 |
ブラッシング | 必要(2〜3日に1回程度) |
お散歩 | 1日2回×60分程度 |
飼育費用 | 月1〜2万(医療費別途) |
かかりやすい病気・怪我 | 膝蓋骨脱臼・レッグペルテス・白内障 |
ジャック・ラッセル・テリアの性格と特徴
イギリスで昔からとても人気のあるジャック・ラッセル・テリアは、もともとキツネ狩りのために作り出された犬種で、今でもその狩猟犬としての本能を持ち合わせており、体のコンパクトさとは対照的に、力強く、好奇心旺盛で、行動的なワーキング・テリアです。とても活動的なため運動をしっかりとさせてあげないと、ストレスなどからさまざまな問題に出る子もいますので、毎日のお散歩と運動を欠かさず行う必要があります。一緒にアウトドアやスポーツを楽しむなどアクティブに過ごしたい飼い主さんにぴったりの犬種です。
そんなジャック・ラッセル・テリアは、知的で陽気、無邪気で明るい性格が魅力的です。賢さと素直さを合わせ持っていますが、頑固で負けず嫌いな面や、狩猟犬の習性から吠えやすい性質も持ち合わせています。
なかなか初めての方には難しい犬種ですが、パピー期からしっかりと社会化やトレーニングを行い、日々のボール遊びやドッグスポーツなどで満たしてあげることで、一緒にいるだけで元気をくれるパートナーになってくれます。
ジャック・ラッセル・テリアの被毛と種類
ジャックラッセルテリアの被毛の色は「ホワイト」が優性となり、「ホワイト&タン」「ホワイト&ブラック」「ホワイト&タン&ブラック(トライカラー)「ホワイト」の4種類に分けられます。
また、被毛の毛質の違いで3種類あり、3種類ともダブルコートです。

スムースコート
毛の長さが数ミリ~1センチと短く、滑らかですべすべとした触り心地のタイプ。
ラフコート
柔らかくくねくねしたウェーブがかかった長毛タイプ。
ブロークコート
他の2種より毛量が多く、長い毛と短い毛、柔らかい毛と固い毛が混ざり合ったタイプ。
ジャック・ラッセル・テリアの大きさと体高・体重
ほどよい体の大きさと筋肉、柔軟なボディがジャック・ラッセル・テリアの大きな特徴です。体高よりも体長が長く、体は引き締まり、たくましい四肢をもっています。サイズ的には小型犬に分類されます。

ジャック・ラッセル・テリアの体重 | ジャック・ラッセル・テリアの体高 |
---|---|
4kg~7kg | 25〜30cm程度 |
ジャック・ラッセル・テリアの平均寿命と人間年齢
ジャック・ラッセル・テリアの平均寿命は13〜16歳と言われています。
ジャック・ラッセル・テリアに換算した場合の年齢は下記の表をご参照ください。
犬の年齢 | 人間に換算した年齢 | 成長ステージ |
---|---|---|
3か月 | 4歳 | 子犬 |
6か月 | 7歳半 | |
9か月 | 11歳 | |
1歳 | 15歳 | |
1歳半 | 19歳半 | |
2歳 | 24歳 | 成犬 |
3歳 | 28歳 | |
4歳 | 31歳 | |
5歳 | 35歳 | |
6歳 | 38歳 | シニア犬 |
7歳 | 42歳 | |
8歳 | 45歳 | |
9歳 | 49歳 | |
10歳 | 52歳 | |
11歳 | 56歳 | |
12歳 | 59歳 | |
13歳 | 63歳 | |
14歳 | 66歳 | 高齢犬 |
15歳 | 70歳 | |
16歳 | 73歳 | |
17歳 | 77歳 | |
18歳 | 80歳 | |
19歳 | 84歳 | |
20歳 | 87歳 |
ジャック・ラッセル・テリアの飼い方のコツ・注意点
ジャック・ラッセル・テリアの飼い方のコツ 1 とにかく体を動かしてストレスをしっかり発散させよう!
猟犬だったジャック・ラッセル・テリアは、小型犬ですがとてもエネルギーがありタフな犬種です。運動不足はストレスになるため、朝晩必ず30分以上はお散歩をしてあげましょう。また週末はドッグランなど思いっきり走れる場所に連れて行ってあげるとよいでしょう。また宝探しゲームや隠れんぼなど頭を使うゲームも好きなので、取り入れてあげましょう。
ジャック・ラッセル・テリアの飼い方のコツ 2 吠える本能をコントロールしよう!
ジャック・ラッセル・テリアは猟犬だった気質から、他者などへの警戒から吠えやすい犬種です。パピー期から、この吠えをコントロールするようなトレーニングが必要です。
ジャック・ラッセル・テリアの飼い方のコツ 3 噛み癖対策を!
ジャック・ラッセル・テリアは猟犬だった気質から、物を噛んでしまったりというトラブルが多い犬種です。お留守番の際は噛むおもちゃなどを準備し、噛まれてはいけないものは届く範囲に置かないようにしましょう。特に電気のコード類など間違って噛むと危険なものは必ず隠すようにしましょう。
ジャック・ラッセル・テリアの飼い方のコツ 4 意外に抜ける被毛、ブラッシングはこまめに!
ジャック・ラッセル・テリアの被毛はダブルコートといって、上毛と下毛の2重構造になっています。ダブルコートの犬種はみな抜け毛が多く、ジャック・ラッセル・テリアも例外ではありません。
特に春と秋にやってくる換毛期には、より大量の抜け毛が発生し、空中に毛が舞っていることも珍しくありません。スムース、ブロークン、ラフのどの被毛タイプでも、毎日のブラッシングケアと合わせて掃除をこまめにしてあげましょう。
ジャック・ラッセル・テリアの飼い方のコツ 5 膝蓋骨脱臼に注意!滑りにくい環境を整えてあげよう!
ジャック・ラッセル・テリアがとくに気をつけたい病気の一つに、膝蓋⾻脱⾅などの関節トラブルがあります。フローリングを走り回っているときに大きな負担がかかり、痛めてしまう場合も。滑りにくい床材やカーペットなどを敷くなど足腰に配慮した環境を整えてあげましょう。同時に、大きな段差をなくす、高いところから飛び降りをさせないなどの注意も必要です。
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