フレンチブルドッグの基本データ

原産国 | フランス |
---|---|
サイズ | 小型犬 |
犬種グループ | 愛玩犬グループ(家庭犬、伴侶や愛玩目的の犬G) |
飼いやすさ・しつけのしやすさ | 中級 |
運動量 | 普通 |
トリミング | 不要 |
ブラッシング | 必要(週1回程度) |
お散歩 | 1日60分程度 |
飼育費用 | 月1〜2万(医療費別途) |
かかりやすい病気・怪我 | 鼻腔狹窄、目の病気、皮膚疾患、軟口蓋過長症 |
フレンチブルドッグの性格と特徴
「ブサかわ」と呼ばれることもある、ユニークな見た目と穏やかな性格から、多くのファンを持つフレンチブルドッグは、その名の通りフランス原産の犬種です。「バットイヤー」と呼ばれる、大きく立った耳が特徴的で、頭や肩には皮膚のたるみが、顔にはシワがあり、クシャッとした愛嬌のあるお顔が人気です。
愛情豊かで賢く、明るい性格です。社交的で飼い主さんに甘えたり、一緒に遊ぶことが大好きで、その分、一人でお留守番などをするのはとても苦手です。しつけもしやすく、吠えも少ないですが、興奮しやすい気質があるため、パピー期からオスワリなどの指示で落ち着かせられるようなトレーニングをしておくことが大切です。
フレンチブルドッグの被毛と種類

短毛で全身を覆われているフレンチブルドッグの被毛は、短く見た目よりも柔らかで美しい光沢があります。ダブルコートで、春と秋の換毛期にはなると抜け毛がとても多くなりますので、こまめなブラッシングやシャンプーを心がけましょう。
毛色には厳しい制限はありませんが、メインは「フォーン」「パイド」「ブリンドル」の3種類のカラーです。
ブリンドル
もっとも人気が高い毛色の「ブリンドル」は、黒地のベースにホワイトやベージュの色が入ってくる毛色。喉からおなかにかけての模様を「エプロン」、足元に入る模様を「ソックス」などと呼びます。
パイド
白地のベースに黒や、茶系が入った、ぶち模様で、牛のような柄になるものが代表的なパイド柄です。
フォーン
単色系の「フォーン」カラーは、明るい茶色からダークな茶色まで幅広く、目元や口元が黒っぽくなりやすいのも特徴です。
フレンチブルドッグの大きさと体高・体重
小型のわりに力強く、短く、がっちりした体型で。体高は小型犬サイズとコンパクトですが、体重は中型犬程度あります。しし鼻で、耳は直立し、生まれつき尾は短く、筋肉質な犬種です。

性別 | フレンチブルドッグ の体重 |
フレンチブルドッグ の体高 |
---|---|---|
オス | 9kg~14kg程度 | 27~35cm程度 |
メス | 8kg~13kg程度 | 24~32cm程度 |
フレンチブルドッグの平均寿命と人間年齢
フレンチブルドッグの平均寿命は10〜14歳と言われています。
フレンチブルドッグの人間に換算した場合の年齢は下記の表をご参照ください。
犬の年齢 | 人間に換算した年齢 | 成長ステージ |
---|---|---|
3か月 | 4歳 | 子犬 |
6か月 | 7歳半 | |
9か月 | 11歳 | |
1歳 | 15歳 | |
1歳半 | 19歳半 | |
2歳 | 23歳 | 成犬 |
3歳 | 28歳 | |
4歳 | 32歳 | |
5歳 | 36歳 | |
6歳 | 40歳 | シニア犬 |
7歳 | 44歳 | |
8歳 | 48歳 | |
9歳 | 52歳 | |
10歳 | 56歳 | |
11歳 | 60歳 | |
12歳 | 64歳 | |
13歳 | 68歳 | |
14歳 | 72歳 | 高齢犬 |
15歳 | 76歳 | |
16歳 | 80歳 | |
17歳 | 84歳 | |
18歳 | 88歳 | |
19歳 | 92歳 | |
20歳 | 96歳 |
フレンチブルドッグの飼い方のコツ・注意点
フレンチブルドッグの飼い方のコツ 1 とにかく毎日健康状態をチェックする癖を!
フレンチブルドッグはかかりやすい病気も多い犬種です。早期発見できれば治療できるものも多いので、飼い主さんは毎日スキンシップをとりながらどこかいつもと異変がないか観察しましょう。また毎日の尿や便の頻度や状態も把握し、変化に気づけるようにしておきましょう。
フレンチブルドッグの飼い方のコツ 2 興奮を抑えるトレーニングをしっかりと!
フレンチブルドッグは興奮しやすい犬種。何かに夢中になったときなど、我を忘れて興奮し、暴走してしまことも。過度の興奮は、ただでさえ呼吸に負担のかかりやすいフレンチブルドッグには大きな負荷になります。健康のためにも、落ち着いて待つトレーニングや、オスワリやフセの体勢を維持するトレーニングをしておきましょう。
フレンチブルドッグの飼い方のコツ 3 短頭種で興奮しやすいので熱中症に注意!
短頭種で体温調節が苦手なフレンチブルドッグは冬でも熱中症になることも。
また、興奮しやすい傾向もあり体温が上がりやすいため、熱中症対策を充分に行う必要があります。ハアハアと呼吸が激しくなり、ヨダレを大量に流す場合は熱中症の可能性があります。特に夏場は注意が必要です。エアコンでの温度管理や散歩時間を早朝や日暮れ後にしたり、外出時もアスファルトを避けるなど十分な対策が必要です。
フレンチブルドッグの飼い方のコツ 4 室内でのコミュニケーションは十分に!
フレンチブルドッグは比較的運動量は少ないですが、遊ぶのが大好きなので、朝晩のお散歩の他にしっかりと室内でも遊んであげましょう。遊んでコミュニケーションをとることで、ストレス解消に繋がります。
フレンチブルドッグの飼い方のコツ 5 留守番トレーニングをしっかりと!
とても甘えん坊で寂しがりな性格のフレンチブルドッグは留守番が大の苦手。子犬の頃からひとりで過ごすことに慣れさせるトレーニングをしてあげましょう。
フレンチブルドッグの飼い方のコツ 6 短頭種は飛行機にのれない?
フレンチブルドッグを含めた短頭種を家族に迎えた際に知っておきたいことの一つとして、基本的に「各航空会社では短頭種の飛行機への搭乗を受け付けていない」ということがあります。もともと短頭種のマズルは短く、鼻腔狭窄である場合には、手術が必要になる子もいます。さらに興奮しやすく、すぐにパンティング(口呼吸)の回数が増え体温も上がりやすいため、普段と違う飛行機の中では体調に変調をきたす事が多く、実際に空輸中の死亡事故も起きています。そのため安全面から搭乗を受け付けていません。
もし、旅好きの方はそこを踏まえた上で家族に迎える前に検討が必要です。
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