【春の食べ物10選】愛犬も食べられる春におすすめの食べ物

【春の食べ物10選】愛犬も食べられる春におすすめの食べ物

私たちが普段から口にしているさまざまな食材。この果物を愛犬にあげたいな、この野菜は犬が食べても平気なのかな?そんなことを思ったことのある飼い主さんも多くいらっしゃるのではないでしょうか?

この記事ではそんな疑問を解決する「春におすすめの愛犬に食べさせることのできる食べ物」を紹介します。季節の野菜や果物はもちろん、野山に自生する人気食材もご紹介しています。

ぜひチェックしてみてくださいね!

犬に食材を与える際の注意点

その食材が犬に与えて良いものかどうかを調べましょう。

食材には以下の4つのパターンがあります。食材を与える際にはそれがどれにあたるかを把握する必要があります。

01.中毒・アレルギーを起こす絶対に与えてはいけない食べ物。

犬に与えると「テオブロミン」という成分が、嘔吐や下痢などの中毒症状を引き起こすチョコレート、「アリルプロピルジスルフィド」という成分が、貧血症状や下痢、嘔吐を引き起こすねぎや玉ねぎ。それ以外にもぶどう・レーズンや、アボカド、マカダミアナッツ・クルミ、キシリトールなど、食材の中には犬に与えると重篤な症状を引き起こすものがあります。

犬に手作りご飯や食材トッピングなどをする際は必ずこの犬に与えてはいけない食材を把握しておくようにしましょう。下記の記事でも詳しく解説しておりますので、参考にしてみてください。

02.与える際に注意が必要な食べ物

食材の中には基本的には与えても大丈夫ですが、与え方によっては注意が必要なものがあります。例えばじゃがいも。じゃがいもは犬に与えても大丈夫ですが、じゃがいもの芽や皮には「ソラニン」「チャコニン」という毒素が含まれていますので、与える際には芽や皮をしっかり取り除く必要があります。また、豚肉や刺身なども犬に与えて良い食材ですが、生の豚肉を食べると細菌やウイルスに感染してしまうリスクがありますし、人間用として処理された刺身は犬に与えても大丈夫ですが、食中毒などの危険性があるため、なるべく加熱してから与える方が良いでしょう。

それ以外にも、魚を与える際は骨をとる、野菜・果物を与える際は種やヘタを取り除くなど、食べられる食材の中にも与え方によって注意が必要な食べ物もあります。

03.人用に加工された食べ物

たとえば、その食材自体は食べさせられるものであったとしても、ジュースや缶詰、ドライフルーツ、ジャーキーなど人用に加工されたものは、油や調味料、糖分などが多く含まれており、犬に与えない方が良いものがほとんどです。食材は与えて大丈夫なものでも、与える前には人用に加工されたものではないか確かめるようにしましょう。

04.健康な成犬に与えても大丈夫な食べ物

犬に与えても大丈夫な食べ物もあります。ただし、子犬や老犬に与える際には小さく刻んだり、茹でて柔らかくして与えてあげましょう。また持病のある犬については特に注意が必要です。新しい食材を与える前にはかかりつけの獣医師さんに相談してから与えるようにしましょう。また、元気な成犬でも与える量については注意が必要です。どんな食べ物も食べ過ぎには注意しましょう。適度な量を愛犬に合わせて少しずつ与えてあげるようにしましょう。

フードに食材をトッピングする際の注意点

いつものフードに食材をトッピングしている飼い主さんも多いのではないでしょうか?トッピングがうまく活用することで足りない栄養素を補えたり、愛犬のフードの食いつきを高めることができます。ただし、与える際には下記のことに注意が必要です。注意すべき食材や栄養バランス、摂取量に十分注意しながら、上手にバランスの良い食事を心がけましょう!

処理やサイズなど与え方に注意を。

特にトッピングする際には、愛犬が喉に詰まらせないよう食べやすい大きさにカットして与えるようにしましょう。固い野菜などは茹でて柔らかくしてかけてあげたり、すりおろしてあげるのもおすすめです。また果物や野菜をトッピングする際には、皮や芯、種やヘタをしっかり取り除いてからあげましょう。特に種や芯には、犬が中毒を引き起こす成分が含まれる場合があるのでしっかりした下処理が大切です。

フードと合わせたカロリーバランスを考える。

フードに混ぜて、トッピングする場合のトッピングの適正量は多くても1日の摂取カロリーの10%までといわれています。

愛犬に与えているフードのカロリーや栄養素を調べ、愛犬の体重と年齢などに合わせ1日の栄養・カロリーがトッピングと合わせてバランスよくなるように調整することが大切です。心配な場合は与えている量とトッピングの内容をかかりつけ動物病院の先生に相談してみましょう。

初めて与える食材は少しずつ

どんな食材でも犬によってはアレルギーを起こす可能性があります。初めて与える食材の場合は少量を与え体調の変化がないかを見るようにしましょう。特に持病のある犬については特に注意が必要です。新しい食材を与える前にはかかりつけの獣医師さんに与えて大丈夫か相談してから与えるようにしましょう。

愛犬が食べられる春の食べ物

筍(たけのこ)

Photo by @pinoa.mochimaru

3~4月に旬を迎える野菜です。代謝の促進サポート、疲労回復、便通を整えるなどの効果があり、愛犬に与えることができる食べ物です。アクが強いため、与えるのはごく少量にし、しっかりとアクを抜いてから食べさせてください。疲労回復をサポートするアスパラギン酸が豊富に含まれているため、たくさん運動した日のフードにトッピングするのもおすすめです。

ただし、与えすぎると胃腸に負担をかけてしまうため注意が必要です。なるべく穂先に近い柔らかい部分を細かく切って食べさせてあげてください。

菜の花

1月後半~3月が旬の食べ物で、春の到来を感じさせる観賞用の花としても人気があります。活性酸素を抑えるβカロテンやビタミンCが豊富に含まれています。免疫を強くすることや、アンチエイジング効果などが期待できるでしょう。

ただし、膀胱や尿道に結晶や結石が溜まる尿結石の原因物質であるシュウ酸が豊富に含まれています。茹でた後にしっかり水分を絞ればシュウ酸が抜けていくため、必ず茹でてから与えましょう。また長時間茹でるとビタミンCなどの栄養素が水の中に溶け出して失われていくため、茹ですぎには注意しましょう。

いちご

Photo by @lily1025pearl0805

ビタミンCやポリフェノールなど愛犬の体にもよい影響を与える栄養素が豊富で、カロリーも低めの果物です。抗酸化作用や、疲労回復、整腸作用などの効果があります。

ただし、犬が中毒を起こしてしまう天然の甘味料である「キシリトール」を含む果物なので、与える量には注意が必要です。キシリトール中毒になると、症状として下痢、嘔吐、運動失調、虚脱、痙攣発作などが現れます。万が一そのような症状が出た場合はすぐにかかりつけの動物病院に相談しましょう。

さくらんぼ

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6月上旬頃~7月初旬ころ、春の終わりから夏の始まりにかけて旬を迎える果物です。体内の水分調整を行い、ナトリウム(塩分)を体外に排出する働きがあるカリウムや、犬の体内でビタミンAに変換されて活用されるβ-カロテン、犬の体内で抗酸化力を発揮し、健康をサポートしてくれるアントシアニンなどが多く含まれています。

食べていいのは果肉のみなので、種や茎などはしっかりと取り除いてあげましょう。食べ過ぎは下痢など体調不良の原因になります。また、糖分も多く肥満の原因になるので与えすぎには注意してくださいね。

そら豆

Photo by @chacha_2020525

マメ科ソラマメ属にあたる西南アジアが原産の豆類です。さやが空に向かって伸びる様子から「そら豆(空豆)」と名付けられたといわれています。4~6月が旬で、鮮度が落ちやすい食材なので店頭に出回る期間は短く、旬を感じやすい食材です。

そら豆には三大栄養素の1つであるタンパク質や、栄養素の働きをサポートするビタミン・ミネラル類が豊富に含まれています。そら豆の摂取により、体全体の健康を維持することが期待できるでしょう。

そら豆を生のまま食べると、消化不良を起こすおそれがあるため、必ず加熱してから与えましょう。また、さや・わた・薄皮を取り除き、細かくカットして与えるか、ペースト状にしてあげるのがおすすめです。

キャベツ

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3~5月頃に出回る春キャベツと1~3月頃に出回る冬キャベツがあり、柔らかい葉を持つ春キャベツが比較的好まれる傾向にあります。生でも茹でた状態でも与えることができます。生の状態だと固く、犬にとっては消化しにくいので柔らかい葉の部分を与えるか、細かくカットしてあげましょう。

ただし、カルシウムに含まれるシュウ酸は体内でカルシウムと結びつき結晶化し、最終的に結石となってしまう恐れがあります。食べ過ぎには十分注意してあげましょう。

びわ

Photo by @maruchiwa_latte

さまざまな栄養素がバランス良く含まれおり、犬に与えても大丈夫な果物です。生命維持に欠かせない水やタンパク質を摂取することができます。さらに、βカロテンやクロロゲン酸の摂取によって、アンチエイジング効果や免疫力の向上などの効果が期待できます。

ただし、種や葉に有害成分が含まれているため与えてはいけません。びわの種や葉にはアミグダリンという成分が含まれています。このアミグダリンそのものに毒性はありませんが、犬の体内に入ると酵素の働きによってシアン化水素という毒性の強い青酸を発生させます。嘔吐、発熱、歩行困難、意識障害などが起こり、最悪の場合死に至ります。不要なものは取り除いて与えましょう。

カツオ

Photo by @4__hope.on_sg

スズキ目・サバ科に属する魚の一種で、一般的には4〜5月にはじめのピークを迎える初カツオのシーズンと、三陸沖で漁獲される戻りカツオの8月中旬から9月下旬あたりが旬と言われています。

たんぱく質がとても豊富でカロリーが肉より低く、さらに筋肉を補修したり、疲労を回復させたりする効果のあるバリンという必須アミノ酸も含まれている食材です。疲労回復という点では、カツオに多く含まれるビタミンB群の1つでるナイアシンも効果があります。

生で与えるのは厳禁!必ず加熱し、筋や骨を取りカットして与えてあげましょう。

鯛(タイ)

Photo by @mr.jack_0502

1年中漁獲されますが、主に春と秋に旬を迎える食べ物です。生きるうえで欠かせない栄養素を補えるだけでなく、骨や血液の健康といった健康寿命を伸ばすうえで必要な栄養を摂取することもできます。生の魚にはアニサキスなどの寄生虫が寄生しているおそれがあります。イカや鮭に比べて寄生している確率は低いといわれていますが、リスク回避のためにも必ず火を通してから与えましょう。また、鯛には大きな骨や小さな骨がたくさんあります。犬が骨を飲み込んだ場合、うまく吐き出すことができずのどに詰まらせてしまう危険があります。身をほぐし、骨を取り除いてから与えてあげましょう。

しらす

シラス(しらす)は、イカナゴ・ウナギ・カタクチイワシ・マイワシ・ウルメイワシ・アユ・ニシンなど、体に色素がなく白い稚魚の総称です。生のしらすを釜茹でしただけのものを「釜揚げしらす」、釜茹で後、少し乾燥させたものを「しらす(干し)」、しっかりと乾燥させたものを「ちりめんじゃこ」と区別されています。

歯や骨の形成に必要な「カルシウム」や「ビタミンD」、脳の病気を予防する「ビタミンB12」など多くの栄養成分が含まれていて、愛犬にも与えることができます。塩分が気になる場合は、さっと湯がいたものを与えるといいでしょう。

ただし、マグネシウムやリンも含まれているため、食べ過ぎは腎臓などの負担になります。腎臓の悪い犬には与えないようにしましょう。

春の食材を使用した手作り犬ご飯レシピ
「いわしの春パスタ」

いわしの春パスタ
※成犬(体重5kg前後)の1食分
まいわし(可食部) 50g
かぶ 30g
パセリ ひとつまみ
ピーマン 15g
ミニトマト 中2個
セロリ 10g
マッシュルーム 大1個
パスタ(茹でたもの) 30g
レモンの皮(あれば) 適量
  • いわしは手開きにして中骨・頭・内臓を取り除いておきます。下処理済のものを購入するとラクですね。
  • 今回はカッペリーニという細いパスタを使いました。ご家庭にあるパスタをお使い頂けます。カッペリーニだと、乾麺10gを茹でると約30gになります。
  • トマトの皮が苦手なワンコには、トマトの代わりにトマト缶大さじ1~2をお使いください。

作り方

  • 【STEP 1】パスタを手でポキポキ折って短くし、柔らかめに茹でます。
  • 【STEP 2】材料をカットします。
    マッシュルームとセロリはみじん切りに、その他はわんちゃんの一口サイズにカットします。
  • 【STEP 3】フライパンでいわしを焼きます。
    フライパンにくっつきそうな場合はほんの少量のオリーブオイルを入れてください。
  • 【STEP 4】いわしを両面焼いたら、全ての野菜を一気に加えます。そこに水を大さじ2杯まわし入れ、蓋をして蒸し焼きにします。焦げないようにご注意ください。
  • 【STEP 5】全体に火が通ったら、いわしの身をヘラで崩しながら、よく混ぜます。
  • 【STEP 6】パスタも入れ、水分が無くなるまで混ぜ合わせます。
  • 【STEP 7】お皿に盛り付け、刻んだパセリと細切りしたレモンの皮をトッピングして完成です。

いわしはマイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシなどの種類があり、血液をサラサラにするEPAや、脳を活性化するDHAを多く含む青魚です。また、骨を丈夫にするカルシウム、そのカルシウムの吸収を促すビタミンDも豊富に含みます。つみれや煮込みなどにして、できれば骨まで全部食べましょう。

薬膳的には、いわしは体を温める作用があり、気や血を補い、更に血液の流れをよくするチカラがあります。その効能は消化器系や肝・腎・心などに届くと考えられています。肝臓の解毒機能を高めてくれることも期待でき、まさに人にもワンコにも、いわしは春の土用にはおすすめのお魚のひとつです。

ただし、いわしは傷みやすいので、新鮮なものを購入して早めに食べましょう。

また、脂質が高いので、高脂血症などのあるワンコには少なめに与えましょう。(特に秋冬のいわしは非常に脂質が高いです。)青魚の脂が苦手で、おなかをくだすワンコもいます。初めての場合は少量からお試しください。

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