犬はあさり(アサリ)を食べても大丈夫?|犬にあさり(アサリ)は与えていい?食べてはいけない?

犬はあさり(アサリ)を食べても大丈夫?|犬にあさり(アサリ)は与えていい?食べてはいけない?

あさり(アサリ)は日本の食生活になくてはならない食材のひとつです。春が近づくにつれておいしさが増し、昔から食べると元気になる食べ物として親しまれ、獲れる量も貝の中で一番多いのだとか。

そんなあさり(アサリ)はワンコに食べさせても大丈夫な食べ物なのでしょうか?

ANSWER 基本的にあさり(アサリ)は愛犬に食べさせても大丈夫です。

あさり(アサリ)は、犬にあげても大丈夫な食材です。

あさり(アサリ)にはカルシウムやカリウム、亜鉛、鉄などのミネラルがたっぷり入っています。出汁として、酒蒸しにして、パスタにしてなど、和洋中でさまざまな使われ方をする人気のあさり(アサリ)は、犬が食べても大丈夫です。

もちろん与えすぎは禁物です。あさりはミネラルやタウリン、ビタミン豊富な豊富な食品です。ただし犬には絶対に生で与えてはいけません。ビタミンB1を分解する酵素「チアミナーゼ」が含まれているためです。

愛犬のサイズや年齢、健康状態に合わせて、愛犬とコミュニケーションを取りつつ与えてあげましょう。

このページではあさり(アサリ)について、ペット栄養管理士さんの伊藤さんに解説いただきましたので、愛犬のために一緒に勉強していきましょう。

カリウム

カリウムは免疫機能を健全に保ち、筋肉の機能を調整する役割を果たしてくれます。しかし、腎臓の機能が衰えている場合に、多量にカリウムを摂取すると高カリウム血症を引き起こします。

カルシウム

カルシウムは骨と歯の構成成分の99%を占め、身体を支える骨格を強化する働きがあります。

亜鉛

体内でさまざまな酵素を活性化し、皮膚や被毛の代謝、骨の形成などに関わる重要なミネラル成分です。

タウリン

血圧の調整、血糖値コントロール、肝臓の解毒能力の維持、心臓の収縮運動の調整などの働きがあります。

ビタミンB12

タンパク質の合成や赤血球の合成などの効果が期待できます。

あさり(アサリ)を犬が食べた際の犬への効果・影響

疲労回復、貧血予防のサポート、肝機能を高める効果があります。

犬にあさり(アサリ)を与える際の注意点
あさり(アサリ)のおすすめの与え方

愛犬の栄養補給に!

あさりはミネラルやタウリン、ビタミン豊富な豊富な食品です。

生であさりを与えては絶対にいけません!

あさりは、犬には絶対に生で与えてはいけません。ビタミンB1を分解する酵素「チアミナーゼ」が含まれているためです。
砂をしっかり抜いてよく茹でて味付けしていないものを細かく刻んでから与えます。

与える量は少量に!

そもそも貝類は犬にとってあまり消化が良くないので、与えるとしてもほんの少量にしてください。

潮干狩りなどで採ったあさりは与えなように!

潮干狩りなどで採ったあさりは、衛生面で不安があるので与えるのはやめましょう。

Adviser

伊藤 悦子さん

麻布大学獣医学部環境畜産学科(現・動物応用科学科)出身。ペット栄養管理士・家畜人工授精師(牛)資格所持。動物医療発明研究会会員。NPO法人「NEWSつくば」記者。犬は5匹、猫は6匹の他にモルモットやセキセイインコ、文鳥たちと暮らしてきました。現在は17歳になる茶トラの猫「りんごちゃん」がいます。人とペットの幸せを願って執筆しています。

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