【保護犬の大型犬】保護犬で大型犬を飼う大変さと良さ。迎えるためのポイントも解説

【保護犬の大型犬】保護犬で大型犬を飼う大変さと良さ。迎えるためのポイントも解説

日本では小型犬を飼う人が圧倒的に多いですね。しかし、大きくて立派な体格に安心感があり、スポーティーだけれど温和な性格のイメージがある大型犬を、一度は飼ってみたいと思う方も多いのではないでしょうか。
また、犬を飼うなら保護犬を…と思っても、大型犬の保護犬をどこで探せば良いのかという疑問や、大型犬の保護犬を飼うのは難しいだろうかと不安に思われることもあります。そこで今回は、保護犬で大型犬を飼う大変さ、逆に良いところ、保護犬の大型犬を迎えるためのポイントを解説します。

保護犬の大型犬と暮らす難しさ大型犬を飼う際に大変なこと

大型犬を飼う際に大変なことは、まずその力の強さです。特に、体が大きくなってもまだまだ子どもの1歳前後のヤンチャな時期には、簡単に制御できないため大変かもしれません。お散歩も、リードを引っ張る力が強いので、女性や子どもには負担が大きいです。相当な体力が必要であることは覚悟しておきましょう。大型犬が本気で走ろうとして引っ張られると、男性でも制御できないくらい力が強いワンコもいます。飼い主さんの横についてペースを合わせて歩く「リーダーウォーク」のトレーニングをマスターすることが必要です。

次に、シャンプーや抜け毛のケアです。体が大きい分、シャンプーやブラッシングにも時間がかり抜け毛のケアも大変ですので、飼い主さんを悩ませてしまうかもしれません。また、小型犬のように容易に抱っこをすることができないことや、ご飯も毎日たくさん食べることも知っておきましょう。

保護犬の大型犬と暮らす魅力保護犬の大型犬の良いところ

大型犬は、その体格の大きさによるデメリットもあるのですが、逆に頼もしさや安心感があり、また犬らしさを感じることができます。先住犬がいる場合も、ゴールデン・レトリーバーのような温和な犬種は上手くいくケースが多いようです。

また、無駄吠えや人に咬傷等の危害を加えないようにトレーニングを徹底しなければなりませんが、保護犬の場合は、前の飼い主に躾をされていたり、保護されていた施設でトレーニングされていたりする場合が多いので、その点では苦労が少ないかもしれません。トレッキングやキャンプなどのアウトドア・スポーツ好きな方には、筋肉量が多い大型犬なら身体能力、耐久力も高く、相棒として一緒に遊べる魅力があります。

保護犬の大型犬と暮らす前に大型犬を飼う時に必要な環境と準備

大型犬を飼うには、小型犬や中型犬とは違う必要条件があるので、適切な飼育環境を整えることができるか確認しておきましょう。

室内での飼育スペースの確保

ペットケージハウス (出典:Wish Wood

日本では時に、大型犬は外飼いの番犬と思い込んでいる人もありますが、海外のペット先進国ではそのようなことはありません。ワンコの健康にとっては室内での飼育が必須です。大きなワンコが動き回れるだけのスペースと、ベッドやサークルを設置する場所の確保するようにしてください。
また、大型犬が動く範囲には、あまり壊れやすい物を置かない方が良いでしょう。集合住宅や貸家の場合は、大型犬を飼うことを認められているか確認してくださいね。

運動不足にならないよう散歩時間をとる

大型犬が運動不足にならないようにするためには、基本的に朝晩1時間程度の散歩が必要とされているので、時間的・体力的余裕が必要となります。お散歩はゆっくりと長い距離を歩かせ、時にはドッグランなどに連れて行き、ノーリードで走らせてあげましょう。

飼育費用の確保

大型ワンコの飼育費は、体が大きくなるほどコストが高くなります。フードやおやつ代、ワクチン接種や健康診断、病気や怪我の治療などの医療費、ペット保険、トリミング代、リードやハーネスなどのグッズ費用など、小型犬と比べて高額になります。年間で479,020円必要であるとの概算もあるので、参考にしてみてください。

車で移動できる環境

ドライブボックス(出典:Amazon

小型犬や中型犬のように、キャリーやバギーに入れて公共交通機関で移動することはできません。ドッグランやレジャー、動物病院などに連れて行く際は車が必要です。レンタカーでもペットを乗せることができる場合もありますが、病気や怪我で急に動物病院に連れて行かなければならない際には、大型犬はタクシーには乗れないので困ってしまいます。そのため、やはり自家用車が必要なのです。

保護犬の大型犬を探す方法大型犬の保護犬を迎えるには?

保護犬の大型犬を探すには、下記の4つの方法があります。

保健所や動物愛護センターに足を運ぶ

都道府県にそれぞれ設置されている保健所や、動物愛護センターには、大型犬が保護されていることがあります。里親となる条件にクリアすれば譲渡してもらえますよ。

譲渡会に参加してみる

保護団体や個人ボランティアが開催する譲渡会で、保護犬に会うことができます。
各団体のホームページやSNSに、参加する子の詳細が掲載されている場合が多いので、大型犬がいるかチェックしてから参加してみましょう。

保護犬に会えるカフェに行ってみる

保護団体が運営するカフェで、保護犬とふれあい、里親条件にクリアすれば気に入った子を譲渡してもらえます。
一般的には小型犬が多いですが、なかには大型犬と会えるカフェもあります

里親募集サイトを見てみる

WEB上には、里親募集専門のサイトがあります。全国の里親募集中の大型犬の検索が可能です。

保護犬の大型犬を探せるサイト大型犬の保護犬を探せる里親募集専門のWEBサイト

全国の里親募集中の大型犬を探すことができるサイトを紹介します。

保護犬の大型犬と出会えるカフェ大型犬の保護犬に会えるカフェ

保護されている大型犬とふれあえる確率が高いカフェを紹介します。

【東京都・千葉県】アネラ カフェ

出典:アネラ カフェ
アネラ カフェ公式HP
https://instabio.cc/3101208A20H7D
新宿店
住所:東京都新宿区市谷柳町10-4
インスタグラム:@anella_cafe
流山店
住所:千葉県流山市前平井125−1
インスタグラム:@anella_cafe_nagareyama
里親募集中のインスタグラム
@dogrescue_anella

【兵庫県】保護犬ふれあいカフェ GUARDIAN

【兵庫県】保護犬カフェ ミカサ

【沖縄県】ワンダフル

これらのお店以外でも、大型犬を保護しているカフェもあるかもしれません!近くにあれば問い合わせてみてはいかがでしょうか。

保護犬の大型犬と迎える前の心の準備保護犬を迎えるには、自分の心の余裕も必要

生き物を家族に迎えることは、保護犬であってもなくても、その子の一生を通じて最善のケアをし、最期まで幸せに暮らさせてあげなければなりません。お世話が大変、病気になった、思ったよりお金がかかる、こんなはずではなかった…と言って手放すようなことがないように、一つの命を預かるという覚悟をしっかりと持ちましょう。時間の余裕、経済的な余裕、そして飼い主さんの心の余裕も必要です。

そして、保護犬の場合はもう1段階広い心の余裕が必要となります。それは、保護犬は保護されるまでにさまざまな経験をしていることが多く、以下のような特徴が見られる場合があるからです。

警戒心が強い

一度でも人から虐待などの危害を与えられていた経験があるワンコは警戒心が強く、唸ったり威嚇したり、攻撃的になることがあります。

強い人間不信

飼い主に捨てらた、飼育放棄など、過去に人から嫌な思いをさせられてトラウマがあったり、人から一度も愛情を受けた経験がなかったりした子の場合、人間不信が強く、なかなか慣れてくれないことがあります。

依存心が強い

人間不信が逆に表れ、依存心が高い子もいます。新しい飼い主さんがまたいなくなってしまうのではないか、愛情をくれなくなるのではないかと疑いの感情を持ち、依存心が高くなるのです。常に飼い主さんの側にいようとしたり、お留守番中鳴いたり、分離不安になったりすることもあります。

脱走の危険性が高い

人との関わりがなく自由に生活していた野犬や、前の飼い主のところに戻りたい願望がある子は、脱走の危険性があります。

このような、保護犬ならではの特徴を持った子がいるのも事実ですが、保健所や動物愛護センター、保護団体のスタッフがアドバイスをくれるので、いずれは克服できるでしょう。

まとめ

今回は保護犬の大型犬について紹介しましたが、いかがでしたか?保護犬は、新しい家族、環境に馴染むまでには大変な時期もありますが、愛情持って気長に見守りながら暮らしていけば、必ず心を開いてくれてかけがえのない大切な家族となってくれるでしょう。やっとあたたかい家庭を見つけたワンコを、たくさんの愛情で包んであげてくださいね。

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