【保護犬ボランティア】保護犬ボランティアの種類と募集の探し方・参加方法

【保護犬ボランティア】保護犬ボランティアの種類と募集の探し方・参加方法

保護犬ボランティアとは?
保護犬ボランティアについて知ろう

ワンコが好きな皆さんなら、保護犬や保護猫の「預かりボランティア」にタレントさんが挑戦するという、動物系のテレビ番組をご覧になったことがあるのではないでしょうか。
預かりボランティアとは、飼い主さんが何らかの事情で飼えなくなった子や元野犬、繁殖引退犬などの保護犬と一時的に共同生活をし、必要なケアを行いつつ飼養、新しい家族の元へ送り出すまで預かる活動です。はじめの頃は怖がってハウスから出て来れなかったり、ご飯もこっそりとしか食べれなかったりしていた臆病な保護犬たちが、深い愛情を持ってお世話するタレントさんに徐々に心を開いていく様子に、皆さんもテレビの前で「頑張って!」と声援を送っていらっしゃるかもしれませんね。

この預かりボランティアのほかにも、保護犬を洗ってトリミングしてあげたり、お散歩させてあげたり、保護に協力したりと、保護犬のためのボランティアがテレビでもいろいろ紹介されています。
そこで今回は、保護犬を預かってみたい、保護犬のために何かしてあげたいと思う方のために、保護犬のボランティアの種類や参加方法などについて解説します。

保護犬ボランティアの種類保護犬ボランティアにはどんな種類があるの?

保護犬のためのボランティアにはさまざまな種類があります。

保護犬ボランティアの種類

  • 一時預かり
  • 保護施設での飼育管理
  • お散歩ボランティア
  • 放浪犬の保護
  • 災害時動物救護(被災地のペットの保護や預かり)
  • 譲渡ボランティア
  • 子犬を預かるミルクボランティア
  • 広報
  • ボランティアトリミング(要ライセンス)
  • 運搬ボランティア
  • 資金支援
  • 高齢犬の看取りボランティア
  • レスキュー

など

この中から、今回はいくつかのボランティアをピックアップしてご紹介します。

保護犬の一時預かりボランティア保護犬の一時預かりボランティアとは?

保護犬の里親になることはできないけれど、短期間ならお世話できるという方には、一時預かりボランティアという活動があります。動物愛護センターや動物愛護団体、または個人から保護犬の預かりの依頼があった場合に、一時的に発生するボランティアです。

保護犬を短期間自宅で預かりますが、適正なケアを行い、かかる経費も負担することになります。保護犬は、野犬など人に飼われたことがなかった子や、多頭飼い崩壊現場から保護された子、繁殖引退犬、飼い主の飼育放棄など、心と身体に傷を負っている子もいます。そのため簡単には懐いてくれなかったり、ご飯を食べなかったり、夜泣きをしたりする可能性もあります。何があってもしっかりとケアするという意志が、必要なボランティアです。また、新しい家族の元へ送り出すために、人の愛情や、人と一緒に暮らすことの素晴らしさを教えてあげる大切な役目を担うことになります。

保護犬の一時預かりボランティア一時預かりボランティアの条件の一例?

心構えのほかにも、預かりボランティアをするためにはいくつかの条件をクリアしなければなりません。受け入れる団体や施設によって違いはありますが、条件をいくつかご紹介します。

一時預かりボランティアの条件の一例(参考)

  • ペット飼育可の住居であること
  • 室内飼いができること
  • 同居する家族全員の同意
  • ワンコの飼育経験があること
  • 開始前の自宅訪問調査
  • 日々の様子を保護元へ報告
  • 譲渡会などの参加
  • 長時間または頻繁な外出をしない

など

預かりの前には講習会を開催している場合が多いので、講習会を受けられると安心です。このほか、ケージ、ベッド、フード、食器、トイレシート、首輪などの日用品を用意する必要があります。(団体の所有物を借りられる場合もあります)また、毎日の散歩や健康観察も大切です。預かる期間は、里親さんが決まるまで、緊急の一時預かり、日中の一時預かり、数泊から1カ月程度の短期などがあります。
長期で預かる場合は、一緒に生活をする間にだんだん心を開いてくれたり、楽しい思い出ができたりして情も移りますが、里親が見つかればお別れすることになります。いつかはお別れするのだということも、しっかりと覚悟しておかなければなりません。新しい家族の元に迎えられ安住の地ができることが、その子にとっての1番の幸せなのです。

保護犬の譲渡ボランティア保護犬の譲渡ボランティアとは?

また、一時預かりをしながら里親を探しもする「譲渡ボランティア」というものもあります。自宅で保護犬のお世話をしながら、インターネットを活用したり合同譲渡会などに連れて行ったりして、里親さんが見つかるまでの全てをお世話するボランティアです。自治体が運営する保健所などに個人譲渡ボランティアとして登録し、依頼があると保護犬を自宅へ引き取ります。

この保護犬は、殺処分対象となるかもしれない子たちです。そのような子たちの命を救うためにも、譲渡ボランティアをする方を多く求めていますので、近隣の施設のホームページを閲覧してみてはいかがでしょうか。

保護犬の譲渡ボランティア施設での保護犬ボランティアとは?

動物愛護センターや動物愛護団体などで保護されているワンコのお散歩や犬舎のお掃除、ブラッシング、食事の世話、食器の洗浄、毛布やタオルなどの洗濯、譲渡会のイベントスタッフなどの働きをするボランティアです。
もちろんその全てではなく、お散歩だけなど募集によってもさまざまです。里親探しのための保護犬と触れ合えるカフェのスタッフのボランティアなどもあります。また、保護施設にいる子たちのなかには、良いご縁がないまま長年施設にいる子もあります。怖がって近寄ってこない子、人見知りで吠えてしまう子、持病がある子など、理由はさまざまです。

そんな子たちに早く里親さんが見つかるように、スキンシップをしたり躾をしたりして、トレーニングするボランティアもあります。動物愛護団体では人手不足の場合が多く、施設ボランティアを募集していることが非常に多いです。希望の日時に来所して作業できるので、あまり時間の余裕がない人でも活動できる可能性があります。可愛い保護犬たちとも触れ合えるので、楽しみながらボランティアができそうですね。

広報里親募集などのWebページ作成や情報発信、インターネットでの情報収集などを行うボランティアもあります。直接保護犬と触れ合うことはあまりありませんが、保護犬と里親の縁を結ぶお手伝いや、動物保護活動の理解浸透にも貢献できます。保護犬のプロフィール紹介や譲渡会の情報、団体への義援金や物資の募集、迷子の捜索情報などを在宅でも支援することができます。

保護犬ボランティアの募集情報を探す保護犬ボランティア募集情報を探す方法・参加する方法

上記の3種類のボランティアに興味を持たれた方は、参加方法も確認しておきましょう。

インターネットで募集情報を検索

動物愛護団体や自治体の動物愛護センター、保健所の公式サイトではボランティア募集を掲載しているところがあり、近隣の施設の募集を探して電話やメールで申し込みます。

求人サイトで募集情報を探す

Amazonの保護犬・保護猫支援プログラム『いつでも里親募集中』のボランティア・求人募集一覧

Amazonは、環境省が行っている犬猫の譲渡拡大推進のパートナーとして、地方自治体や動物保護施設による譲渡活動を支援しています。こちらには日本全国の保護犬ボランティアが掲載されています。
https://satoya-boshu.net/recruitment/

ボランティア・NPO求人のサイト『activo』の動物愛護系ボランティア募集

フリーワード「保護犬」で検索します。
https://activo.jp/animal

大学・社会福祉協議会・NPOが運営するボランティアセンターで募集情報を探す

ボランティアコーディネーターに紹介してもらうことができるので、相談してみましょう。

まとめ

小さな命を多く救うためのボランティア活動について紹介しましたが、いかがでしたか?保護されているワンコの数はとても多いのに、スタッフの数が少なく困っている施設はたくさんあります。
また、ボランティアを募集していない場合でも、寄付や物資支援することでも貢献できます。保護犬たちの幸せな未来のために、さまざまな形で協力してみてはいかがでしょうか。

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