1. TOP
  2. ワンコ記事nowa
  3. 【シュナウザーの種類】大きさやサイズなどシュナウザーの種類を学ぼう!
【シュナウザーの種類】大きさやサイズなどシュナウザーの種類を学ぼう!

【シュナウザーの種類】大きさやサイズなどシュナウザーの種類を学ぼう!

威厳のある立派なヒゲがトレードマークのシュナウザー。日本ではミニチュアシュナウザーが人気犬種となっていますが、シュナウザーには、ミニチュアのほかにスタンダード、ジャイアントと全部で3つのサイズがあります。この記事では、サイズごとのシュナウザーの特徴やしつけのポイントなどについてご紹介します。

シュナウザーの意味とは?
シュナウザーの歴史と特性について

番犬としてまたコンパニオンドッグとして能力の優れているシュナウザー。現代では、ミニチュア、スタンダード、ジャイアントと3サイズのシュナウザーがありますが、中世のドイツで愛されていた犬種がスタンダードシュナウザーです。ネズミ捕りなどを行う家族経営の農場の番犬や牛や羊の群れの管理、害獣の駆除、飼い主の警護など多彩な仕事を行う犬として活躍していた犬がスタンダードシュナウザーです。

ドイツ語で鼻を意味する「シュナウゼ」にちなんでこの名が付けられましたが、19世紀まではワイアーヘアードピンシャーと呼ばれていました。1879年に開催されたドイツ国際ドッグショーに初めてシュナウザーという名の犬が出場し優勝。これを機に、あごひげと口ひげを蓄えた独特の鼻先を持つ犬、また優勝した犬の名前からシュナウザーと名付けられたとされています。

3サイズあるどのシュナウザーも賢く、エネルギッシュで飼い主に忠実な性格が特徴です。さらに、順応性が高いため様々な生活環境に馴染むことができます。

シュナウザーの種類|シュナウザーの種類は3種類!

ドイツで人気の高かったスタンダードシュナウザーを基礎犬として、ミニチュアシュナウザーとジャイアントシュナウザーが作出されました。サイズは異なりますが、どのサイズのシュナウザーもアーチ型の眉毛、剛毛の口ひげとあごひげのある顔、ピンと立った耳、角ばった体型が特徴です。

ミニチュアシュナウザー

有能な農場の番犬であったスタンダードシュナウザーを小型化し、勇敢なネズミ捕りの犬としてアーフェンピンシャーとの交配から作出されたと考えられているのミニチュアシュナウザーです。日本やヨーロッパでは、スタンダード、ジャイアントとともに使役犬グループに分類されているミニチュアシュナウザーですが、ネズミ捕りを使役としていることから、AKCではテリアグループに分類されています。

現在でも、ドイツのシュナウザークラブではミニチュアシュナウザーが単なるペットではなく、働く犬種としての地位を維持するために、定期的にネズミ捕りのトライアルを行っています。

アメリカではテリアグループに分類されているミニチュアシュナウザーですが、性格はテリア種とは大きく異なり、陽気で友好的、賢く従順で飼い主に忠実な性格が特徴です。また、使役犬としての本能から、警戒心が強く番犬としても有能ですが、攻撃的ではないこともテリアとは異なる特徴の一つと言えます。

スタンダードシュナウザー

ミニチュア、ジャイアントの基礎犬となったスタンダードシュナウザーは、灰色のウルフスピッツと黒のジャーマンプードルから誕生した犬種です。ドイツではミッテルシュナウザー(中型のシュナウザー)と呼ばれ、中世の時代からドイツ人に愛されてきました。

「人間の脳を持つ」と言われる賢さと家族に対する愛情深さが特徴のスタンダードシュナウザー。また、警備犬としての高い能力を持ち、運動能力にも優れていることから第一次世界大戦では軍用犬としても活躍してきました。日本ではあまり知られていませんが、狩猟犬としての能力も高く、陸上のみならず水中でも能力を発揮、レトリバーとしての役割もこなす万能農場犬なのです。

現在では、高い知性と訓練性、優れたスタミナなどから、捜索活動やセラピードッグとしても活躍しています。ただし、縄張り意識が強いため、家族以外の侵入者にはすぐに吠えかかってしまう面や頑固な一面もあります。

サイズによって異なるシュナウザーの毛色

独特のあごひげと丸気が特徴的なシュナウザーは、ダブルコートの犬種です。やわらかなアンダーコートに硬くワイヤー状の剛毛のオーバーコートが密集して生えています。オーバーコートの毛はザラザラとした触り心地ですが、アンダーコートは柔らかくふさふさしています。

シュナウザーのアイコンとも言える毛色がソルトアンドペッパーですが、サイズによって毛色のバリエーションが異なります。
ここでは、サイズごとの毛色についてご紹介します。

スタンダードシュナウザーの毛色の種類は2種類

ミニチュアシュナウザー、ジャイアントシュナウザーの基礎犬となったスタンダードシュナウザー毛色は、ピュアブラック(純粋な黒)またはソルトアンドペッパーの2色です。

ミニチュアシュナウザーに比べて、毛色のバリエーションは少ないですが、基礎犬となった灰色のウルフスピッツと黒のジャーマンプードルの毛色を引き継いでいることが特徴です。

スタンダードシュナウザーの毛色 1ブラック(黒)

シュナウザー本来の色が黒一色のブラックです。全身ピュアブラックのシュアウザーの場合は、アンダーコートもブラックであることが求められています。なお、黒い毛色の中には、加齢や紫外線にさらされることで黒が薄くなり、ダークグレーに変色することがあります。

スタンダードシュナウザーの毛色 2ソルト&ペッパー

グレーと白が混ざり合ったような毛色で、まさに塩コショウを振りかけたような色を指します。シュナウザー独特の毛色で、1本ずつの毛に霜降り状に色が付いています。なお、JKCではソルトアンドペッパーと呼んでいますが、海外ではスタンダードシュナウザーの場合はペッパーアンドソルトが正式な名称であるとされています。

ソルトアンドペッパーのオーバーコートの場合は、アンダーコートがグレーであることが求められています。また、ペッパーの色は十分に色素があり、均一にソルトアンドペッパーが分布した状態であることをが求められます。色調は、ダークアイアングレーからシルバーグレーまでが認められています。なお、顔はダークマスクであることが望ましいとされています。

ミニチュアシュナウザーの毛色の種類は5種類

スタンダードシュナウザーから作出されたミニチュアシュナウザーは、家庭犬としての人気が高く、世界中のブリーダーがさまざまな毛色のミニチュアシュナウザーを作出しています。

日本では、JKCが認めるブラック、ソルトアンドペッパー、ブラックアンドシルバー、ホワイトの4色の他にウイートンの5色が人気ですが、欧米には、レバー、マール、セーブルなどさまざまな毛色のミニチュアシュナウザーがいます。
なお、ここでは、日本で人気の5種類の毛色をご紹介します。

ミニチュアシュナウザーの毛色 1ブラック(黒)

シュナウザー本来の毛色がこのピュアブラックです。全身濃い黒一色で、アンダーコートも真っ黒であることが求められています。スタンダードシュナウザーと同じように、ミニチュアシュナウザーでも、加齢や紫外線にさらされることで黒が薄くなり、ダークグレーに変色することがあります。

ミニチュアシュナウザーの毛色 2ソルト&ペッパー

ミニチュアシュナウザー特有の毛色がこのソルトアンドペッパーです。グレーと白が混ざり合ったような毛色で、まさに塩コショウを振りかけたような色を指します。

若い頃はブラックアンドシルバーと同じポイントに、はっきりとした模様となって現れますが、成長とともに塩コショウを振りかけたようなまだらの白黒模様となります。

スタンダードシュナウザーと同じように、アンダーコートがグレーであることが求められています。また、ペッパーの色は十分に色素があり、均一にソルトアンドペッパーが分布した状態であることをが求められます。色調は、ダークアイアングレーからシルバーグレーまでが認められています。なお、顔はダークマスクであることが望ましいとされています。

ミニチュアシュナウザーの毛色 3ブラック&シルバー

黒を基調とした淡いシルバータンのマーキングがあるパターンがブラックアンドシルバーです。ミニチュアシュナウザーの場合は、真っ白ではなくアイボリーホワイトまたはシルバーグレーとなる場合が多くあります。

ブラックのオーバーコートとブラックのアンダーコートをベースに、眉、頬、ヒゲ、喉、胸の前部にある二つの三角形、足、後ろ足の内側、肛門にホワイトのマーキングがあることが求められます。

ミニチュアシュナウザーの毛色 4ホワイト(白)

JKC、FCIでは公認されていながらも、AKCでは非公認の毛色がホワイトです。JKC、FCIでは、オーバーコートは純白(ピュアホワイト)でアンダーコートは白を規定しています。

ホワイトのミニチュアシュナウザーは、白いヒゲも特徴ですが、赤の色素細胞を持つことから、鼻や瞳は真っ黒ではなく茶色くなる場合が多く見られますが、スタンダードとして認められるのは真っ黒な瞳と鼻です。また、その他の白い犬種と同じように、目の周りや口周りが茶色く変色することがあります。

ミニチュアシュナウザーの毛色 5ウィートン

ウィートンとは小麦のようなベージュ色をさします。レアカラーでもあるウィートンは、JKCはじめ全てのケンネルクラブで非公認の毛色です。

スタンダードカラーのミニチュアシュナウザーに黄色や赤の色素細胞を持つ個体と交配することで生まれる可能性のある毛色ですが、赤や黄色の色素細胞は、本来のシュナウザーが持っていない劣性の色素細胞です。そのため、安定して繁殖することが難しいことからスタンダードとして認められていません。

ジャイアントシュナウザーの毛色は2種類

力強く温厚ながら忍耐強いことが特徴のジャイアントシュナウザー。優しい巨人と呼ばれ、理想のコンパニオンドッグとして欧米では人気があります。密集したアンダーコートと剛毛で硬いオーバーコートで、真っ黒な大きい犬のイメージがありますが、ブラックの他にソルトアンドペッパーもスタンダードカラーとして認められています。

ジャイアントシュナウザーの毛色 1ブラック(黒)

シュナウザー本来の毛色がこのピュアブラックです。ジャイアントシュナウザーの場合も全身濃い黒一色で、アンダーコートも真っ黒であることが求められています。また、スタンダードシュナウザーと同じように、ジャイアントシュナウザーでも、加齢や紫外線にさらされることで黒が薄くなり、ダークグレーに変色することがあります。

ジャイアントシュナウザーの毛色 2ソルト&ペッパー

グレーと白が混ざり合ったような毛色で、まさに塩コショウを振りかけたような色を指します。シュナウザー独特の毛色で、黒と白の縞模様の毛と黒と白の単色の毛で構成されているソルトアンドペッパーがオーバーコートの場合は、アンダーコートがグレーであることが求められています。

また、ペッパーの色は十分に色素があり、均一にソルトアンドペッパーが分布した状態であることをが求められます。色調は、ダークアイアングレーからシルバーグレーまでが認められています。なお、顔はダークマスクであることが望ましいとされています。

シュナウザーの飼育のポイント!シュナウザーの上手なしつけの方法

理想のワーキングドッグとも言われているシュナウザーは、狩猟犬としての気質を強く残すことから、飼い主と一緒に何かをすることが大好きな犬種です。また、ミニチュア、スタンダード、ジャイアントそれぞれ個性があるため、サイズによってしつけのポイントが異なります。

ミニチュアシュナウザー

日本では家庭犬として人気の高いミニチュアシュナウザーは、元気いっぱいで愛情深く、従順で物覚えが早い遊び好きな犬種です。また、警戒心、プライドと共に高く独立心がある性質です。
そのため、ミニチュアシュナウザーは、子犬期の早期からの社会化が不可欠です。また、忍耐強く粘り強い気持ちで一貫性を持ってしつけをすることが大切です。

スタンダードシュナウザー

スタンダードシュナウザーは、使役犬として強い個性を持つ犬種です。学習能力が高く、家族を喜ばせることが好きですが、知的好奇心が強く頑固な一面があるため、子犬期からの社会化はもちろん一貫した厳しいしつけが必要です。

ジャイアントシュナウザー

黒くて大きいジャイアントシュナウザーは、見た目から想像すると怖そうなイメージですが、実は穏やかで優しい犬種です。また、忠誠心が強く訓練性が高いことも特徴の一つです。

牧畜犬としてだけではなく警察犬、軍用犬など、さまざまな使役を担うことができるジャイアントシュナウザーは、飼い主に忠実な性格から、飼い主からの指示を待ち、働くことが大好きです。

作業をしている時以外は非常に温和で、静かに暮らすことを好むため、仔犬期から社会性をつけるしつけをすることがポイントです。

シュナウザーはこんな家族と相性が良いです!

サイズごとに多少の性格の違いはあるものの、どのサイズのシュナウザーも訓練性が高く、飼い主と一緒に遊ぶことが大好き、活発でエネルギッシュな性質です。そのため、運動不足はシュナウザーにとって大きなストレスとなり、破壊活動などの問題行動につながってしまう可能性があります。

本来は、広い牧場で穴を掘ったり牛を追いかけるなど活発な行動をしていたシュナウザーなので、登山やハイキング、キャンプなどアウトドアでの遊びが好きな飼い主と相性が良いでしょう。また、訓練性の高さや嗅覚の能力を生かしてアジリティやノーズワークなどの競技会を目指したい飼い主に向いています。

Contact

ワンコnowa広告掲載の
お問い合わせ

ワンコnowaへの広告出稿・プロモーションなどのご相談は
こちらからお問い合わせください。

この記事に関連するタグ

今、読んでほしい記事

犬と泊まれる宿 人気エリア

PAGE TOP