引退犬の里親さんレポート|滋賀|愛犬のママ・ちょきびんちゃんを迎えた里親さんの幸せレポート

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ワンコnowaで、滋賀県のドッグランやドッグカフェをレポートしてくれているパグのおやびん君と飼い主ライターのとこたんさん。

楽しそうな日常を発信してくれているおやびん君は、ママのちょきびんちゃんと一緒に暮らしています。ちょきびんちゃんはもともとブリーダーさんのもとで子犬を出産していたワンコで、とこたんさんのおうちには引退犬として迎えられたのです。

引退犬を迎えるに至った経緯や、思いがけず一緒に暮らすことになったちょきびんちゃんとおやびん君の様子を、とこたんさんにお聞きしました。

ブリーダーさんとのつながり

おやびん君、ちょきびんちゃんと引き合わせてくれたブリーダーさんとの出会いは、いつ頃だったのですか?

コロナ禍が始まった2020年です。娘が「パグを飼いたい」って言うので、最初はペットショップに行ったんですが、ペット需要の高まりで価格が上がっていたので、ブリーダーサイトも見てみました。その時に、県内でパグブリーダーをされているWORLD BOSS KENNELさんを見つけて、問い合わせたのが最初です。

ブリーダーさんからワンコを迎えるのは、ハードルが高くなかったですか?

いざ見学に伺ったら、奥さんが私と同い年で、共通の友達がいることもわかって、話が盛り上がったんですよ。うちの息子もブリーダーさんの甥っ子さんも剣道をしていたり、共通点がたくさんあって、最初から好印象で不安はなかったんです。パグもみんなかわいかったし。

その時は8匹産まれていたんですけど、おやびんはずば抜けて大きくて、ブリーダーさんが“おやびん”ってあだ名をつけるくらい(笑)。そのコロコロした姿がかわいくて、迎えるのはこの子だなって。ブリーダーさんから迎える頃のパグは通常1kgくらいらしいんですが、おやびんは2.3kgありました(笑)。

そんなに大きかったんですね!? おやびん君を迎えてからは、いかがですか?

おやびんを迎えるまでワンコを飼ったことがなかったんですが、今はワンコのいない生活は考えられません。

おやびん君が初めてのワンコだったのですね。ドッグランやドッグカフェに詳しいので、ベテラン飼い主さんなのかと思っていました。

ワンコと行けるカフェがあるなんて、おやびんを迎えるまで知りませんでした(笑)。おやびんを迎えて1年が経った頃からInstagramでの投稿を始めて、そこでできたパグ友達に誘ってもらったのが、カフェに行き始めたきっかけなんです。

ワンコに関してはアマチュアなので、いまだにわからないことがあると、ブリーダーさんやパグ友達に聞いてます。

頼れるブリーダーさんや友達がいると、安心感がありますよね。

そうですね。おやびんの調子が良くない時に相談するだけじゃなくて、日常的な他愛のないLINEもするし、ブリーダーさんの娘さんが美容師で、髪も切ってもらうこともあります。

ブリーダーさんとのコミュニケーションが続いていることで、里帰りもさせてもらって、おやびんのお父さんやお母さんにも会えました。今はおやびんのきょうだいや異母きょうだいともつながりができて、一緒に里帰りしたこともありますよ。

おやびん君を介して、輪が広がっているんですね。

ちょきびんちゃんとの出会い

ちょきびんちゃんは、どのような経緯で迎えられたのでしょう?

多頭飼いをしているパグ友達が多くて、2~3匹連れている姿を見る度に癒されてたんですよね。あと、「おやびんがやんちゃで、家具にイタズラする」って話をすると、「2匹いると落ち着く」というアドバイスが返ってくることが多くて、もう1匹迎えたいと考え始めました。

ちょうどその頃に知り合いが飼っていたワンコが亡くなって、命の大切さを実感したこともあって、今ある命を大切にしたいって思ったんです。だから、新しく迎えるなら、保護犬がいいのかなって。

そこで、引退犬という選択肢が出てきたのですか?

いえ、最初は保護団体を通じて保護犬を探しました。でも、譲渡の条件が厳しくて、一度話が決まりかけたところも、「先住犬(おやびん)が去勢手術をしていないからNG」という理由でダメになってしまったんです。保護犬はハードルが高いですね。

その話をWORLD BOSS KENNELさんにした時に、「ちょきびんを引退させようかな」って言ってくださったんです。ちょきびんはまだ4歳で、子どもを産める状態でもあったのですが、うちにおやびんがいることもあって「とこたんさんのおうちに出すよ」って。

ブリーダーさんとの信頼関係があったからこそですね。ただ、多頭飼いや引退犬を迎えることに、不安はなかったですか?

不安だらけでした(苦笑)。ちょきびんはワンコに慣れてるって知ってたけど、おやびんがどうなるか不安でしたね。2匹で家を破壊しないかな、おやびんが好きな散歩にちょきびんもついてこれるのかなって不安もありました。フードも倍になるので、経済的な心配もありましたが、それを言い出したら一生迎えられないので、踏ん切りをつけました。

実際にちょきびんちゃんを迎えて、不安は払しょくされました?

そうですね。今は笑いも絶えないし、迎えて良かったって思ってます。衛生上の理由でちょきびんは外遊びをあんまりしていなかったそうなんですけど、思い切って散歩に連れていったら、おやびんと一緒に歩いてくれたし、ひとつひとつの出来事が新鮮です。

おやびんがうちにいるのはちょきびんのおかげだし、ちょきびんが来てくれたのはおやびんを迎えたからなので、この子たちに感謝してます。

引退犬を迎えるという選択

とこたんさんのお話を聞いていると、引退犬を迎えるという選択肢がもっと多くの人に伝わるといいなと感じます。

ブリーダーの引退犬と聞くと、劣悪な環境で育てられたために体がボロボロで、人を怖がるワンコを想像するかもしれませんが、ちょきびんのような子もいるって知ってほしいです。引退犬は飼いにくい、扱いにくいってイメージが強いけど、そうとは限らないよって。

WORLD BOSS KENNELさんは大切に丁寧にワンコを育てていて、ちょきびんは本当に飼いやすい子です。トイレはハウスでしてくれるし、人見知りもしないからカフェでほかのワンちゃんとも遊べるし、クレートに入るのも得意。むしろ、おやびんのしつけをお願いしたいと思うくらいです(笑)。

愛情持ってワンコと向き合っているブリーダーさんは、たくさんいますよね。

そうなんです。ブリーディングする際の頭数制限が厳しくなってきていて、泣く泣くワンコを手放しているブリーダーさんもいると聞きます。もし、引退犬を迎えたいと思っている人がいたら、ブリーダーさんに声をかけてみてほしいです。

私もWORLD BOSS KENNELさんから「ワンコを迎えてくれそうな人がいたら教えてほしい」って話を聞いているので、大切に育ててくれそうだなって感じる人に紹介してるんです。つながりが増えていくと、おやびんやちょきびんの家族に会える楽しみももっと増やせるかなと思って。

ワンコの親やきょうだいを介して、ブリーダーさんや里親さんがつながっていくと考えると、素敵な縁ですね。

私もそう思います。ちょきびんを迎える時に、「引退犬を飼うのは、ブリーダーの繁殖の手伝い。産むだけのワンコが増えるだけ」と言われたことがあるんです。でも、私はちょきびんが不幸だったとは思いません。むしろ、多くの人に幸せを届けていて、とても貴重な役割を担っていたんだと感じています。

だから、私はいいことをしたとも思っていなくて、ただちょきびんと暮らしたくて迎えただけなんです。一緒に過ごしたら楽しそうという理由で迎えてくれる里親さんが増えると、ワンコたちも楽しく生きられるのかなって思います。

過去のことばかりではなく未来を想像できると、ワンコも里親さんも笑顔で過ごせそうですよね。とこたんさんの思い描くちょきびんちゃん、おやびん君との未来は?

近い未来ではありますが、旅行に行きたいんです。おやびんだけの頃は、息子の剣道の遠征で忙しくて旅行に行けなかったので、そろそろ一緒に行きたいなって。豪華じゃなくていいので、家族でワイワイ楽しみたいですね。

あとがき

ちょきびんちゃん、おやびん君との日々を、楽しそうに話してくれたとこたんさん。ワンコとの生活はもちろん、ブリーダーさんやワンコ友達との関係も大切にしてきたからこそ、現在の暮らしにつながってきたのだと感じさせてくれました。

おやびん君&ちょきびんちゃんのおでかけレポートを通して、これからもハッピーをお裾分けしてもらっちゃいましょう。

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