こんなシーンにおすすめ
- 愛犬とアクティブに休日を過ごしたい!
- 気軽に登山を楽しみたい!
- 千葉の犬といけるお出かけスポットを探している!
- 愛犬とパワースポットに行ってみたい!
今回は千葉県安房郡にある「鋸山 日本寺(のこぎりやま にほんじ)」に行ってきました。ラピュタの壁があることでも有名な鋸山 日本寺のアクセス方法や拝観料金、登って感じた魅力をレポートしていきます。
鋸山 日本寺(のこぎりやま にほんじ)愛犬と気軽に登山を楽しめるパワースポット!
鋸山は標高約329m、高い山とは言えませんが、山肌に切り立った岩肌が露出し、遠くから見ると高く険しく見える人気の観光スポットです。鋸山という名前も、尾根の形が鋸の歯のようにギザギザしていることから名付けられました。初心者でも気軽に登山しやすいだけでなく、山頂まではロープウェーや車でも行けるのが魅力。日本100低山にも選ばれています。そのため一年を通して年齢を問わず、多くの観光客が訪れています。実際に訪れた日には修学旅行で来ていた学生さんや同じくワンコ連れの飼い主さん、そしてご年配のご夫婦など、老若男女たくさんの方が鋸山を訪れていました。
鋸山の南側斜面一帯には、東京ドーム7個分という広さの境内をもつ日本寺があり、約31mの大仏や地獄のぞき、ラピュタの壁と呼ばれている断崖が有名です。日本寺には多くの文人が訪れておりたくさんの詩歌が残されていることでも有名で、境内には長谷川馬光や小林一茶などの句碑も建立されています。近代文学では夏目漱石が「木屑録」に日本寺を訪れた際の様子を記しています。夏目漱石と交流のあった正岡子規は後日、夏目漱石とは逆ルートで鋸山を訪れ、この旅を「かくれみの」で著しています。
ラピュタの壁とは?
鋸山というとラピュタの壁が有名です。これは、1986年に公開されたスタジオジブリ初制作の日本のアニメーション映画「天空の城ラピュタ」に登場するラピュタ王国の壁と似ていることから呼ばれるようになった鋸山の愛称です。ラピュタの壁と呼ばれる石切り場跡は最大垂直面96mもあり、まさに断崖絶壁。日本寺北口を出て少し歩いたところにあり、壮大な景観を横から眺めることができます。まるで映画のワンシーンに迷い込んだかの光景を楽しむことができます。
山頂へのルートは3つ!
気軽に登山を楽しめる山として人気の鋸山ですが、山頂まではロープウェーや車でも行くことができます。
01ロープウェー
一つ目の方法が、山頂まで4分で行けてしまうロープウェーです。15分間隔で運行しているので待ち時間も少なく、一番人気のあるルートです。もちろんロープウェーもワンコ同伴OKで、体重10キロ以下のワンコであれば一緒に乗って山頂を目指すことができます。老犬や体力に自信のないワンコでもロープウェーを利用することで手軽に登山を楽しめるのが嬉しいですよね。
ちなみにゴンドラは全面ガラス張りで、360度景色を楽しむことができます。片道と往復、どちらの切符も販売しているので行きはロープウェーで、帰りは登山を楽しんで、と気分や体調に合わせて選ぶことができます。
ただし、ロープウェーは天候によって運行を中止する場合があるので注意が必要です。実は今回、ロープウェーを利用すれば簡単に山頂に行ける!ということで鋸山に向かったのですが、ロープウェー乗り場に行くと強風のため運転見合わせていると言われてしまいました。風速15m以上、風の強い日には運休になるそうなので、少し風が強いなと感じる日に訪れる場合には運休しているかもしれないということを頭に入れておいたほうが良さそうです。
鋸山ロープウェー
- 電話番号
- 0439-69-2314
- 受付時間
- 9:00~17:00
- 営業時間
-
■ 通常(2月16日~11月15日)
9:00~17:00 -
■ 冬季(11月16日~2月15日)
9:00~16:00 - 毎年1月中旬頃に1年検査の為、1週間程度営業を休止しています。期間は公式サイトをご確認ください。
- 旅客運賃
-
■ 犬
片道200円 -
■ 大人(中学生以上)
片道650円、往復1200円 -
■ 子児(小学生)
片道320円、往復600円 - 25名以上で団体割引あり
02車(鋸山登山自動車道)
二つ目の方法が車です。富津金谷ICからであれば国道127号(内房なぎさライン)を走っているとロープウェー駅の赤い看板が見えてきます。そこをそのまま通り過ぎ、真っ直ぐ進んでしばらくすると明鐘トンネルがあり、トンネルを抜けて左手に鋸山登山自動車道の入り口が見えてきます。
入口で料金を支払って鋸山登山自動車道に入り、道なりに2.6キロほど進めばあっという間に山頂駐車場に!通行料金は普通車1,000円なので、人数によっては車で山頂に行く方がお得です。
この道は車のCMの撮影地として使用されていたり、2006年公開のアメリカ映画「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」のロケ地にもなっているのだそう。整備されているので車の運転もしやすく、途中の景色を楽しみながら山頂へ向かうことができます。
山頂の駐車場は無料で、120台ほど駐車できるスペースがあります。山頂駐車場は西口管理所前に位置しているので、見どころである鋸山山頂の百尺観音や地獄のぞきまで歩いて楽に行くことができるので足腰に自信のない方やワンコ連れにもおすすめです。
山頂駐車場へ向かう途中には大仏口の駐車場もあるので、途中までは車で、残し少しは少し登山を楽しみたい!という方はそちらに車をとめて登山を楽しむのも良いかと思います。
鋸山登山自動車道(鋸山パノラマライン)
- 通行時間
- 8:30~16:00
- 通行料金
- 普通車1,000円(往復・駐車料金含む)
- 事故防止のため二輪車通行禁止
03登山ルート(中腹エリア)
三つ目、最後は無料の駐車場に車をとめて本格的に登山を楽しむルートです。無料駐車場は、鋸山ロープウェー、鋸山登山自動車道の入り口を越えたところに位置しています。歩いて向かう場合にはJR保田駅が一番近く、歩いて45分ほどかかります。
無料駐車場は大仏下の日本寺東口管理所前にあり、今回はこちらの駐車場に車をとめて山を登ることにしました。こちらは体力のある方におすすめのルートです。
鋸山 日本寺の魅力をご紹介!
今回は登山ルートから山頂へむかったので、主に登山ルートから登った場合の見どころや注意点をご紹介します。
まず東口管理所にて拝観料を支払います。大人は700円で、ワンコは無料でした!管理所から日本寺に入るとすぐに階段が現れます。少し登ったところには大黒堂が。大黒堂は昭和十四年の大火によって焼失された後、復興計画の元、平成十七年に再建されている建物です。弘法大師の彫られたと言い伝えられている大黒尊天が祀られているそうです。
大黒堂を右に進んで行くと、売店があり、日本寺の見どころの一つ、大きな大仏(薬師瑠璃光如来)が見えてきます。薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい) は世界平和、万世太平を祈願し、天明三年(1783年)に大野甚五郎英令が27人の門徒と岩山を3年かけて彫刻したものが原型で、その後昭和41年に4年にわたり修復されたものが今の大仏なんだそう。病苦を救う医薬の仏様として、左手に薬壺を持っているのが特徴です。どの角度から見ても大迫力!なんと高さが31.05mもあり、奈良の大仏や鎌倉代物より10m以上も大きいのです。
大仏の横にはお願い地蔵尊があり、様々な願いを込められた小さなお地蔵様に取り囲まれています。お地蔵様(1体500円)に名前を書いて奉納すると、お願いごとが叶うといわれているので、気になる方は売店でチェックしてみてくださいね。
ちなみに日本寺内のお手洗いは、大仏広場エリアの1箇所のみです。山頂まで行き、帰ってくるには早くても2時間弱かかるので注意が必要です。
大仏広場エリアの後は看板を見ながら山頂へと向かいました。なだらかな坂道を登っていくイメージでしたが、実際はほとんどが階段!ワンコに階段を登らせてしまうと足腰に悪いかも、と思い、なだらかな道以外は抱っこをして山を登ったので、飼い主の足腰は限界でした。それでも途中ですれ違う人との会話を楽しんだり、休憩しながら森林浴してみたり、何よりワンコたちが自然の中でウキウキと楽しそうな様子だったので登り切ることができました。
やっとの思いで山頂へ!
有名な地獄のぞきからは、東京湾から房総半島、そして富士山が見渡せます。元旦には朝5時に開門されるので、ご来光を拝めるんだそう。他にも、世界戦争戦死病没殉難者供養と交通犠牲者供養のために発願され、昭和35年から6年の歳月をかけて昭和41年にかつての石切場跡に彫刻された「百尺観音」も迫力満点です。登山の疲れなんて忘れてしまうほどの絶景に出会うことができて最高でした。
愛犬と日帰り登山を楽しもう!
いかがでしたか?
体力に自信のある方はぜひ登山ルートから、階段ばかりの登山は苦手という方はぜひロープウェーや車で。千葉の人気観光地「鋸山」に愛犬と一緒に訪れてみてくださいね!
鋸山 日本寺(のこぎりやま にほんじ)
- 拝観時間
- 9:00〜16:00(最終入場15:00)
- 拝観料
- 大人:700円
- 小人(4〜12歳):400円
- 30人以上で団体割引あり
- アクセス
-
■ 電車内房線「浜金谷」駅もしくは「保田」駅下車
ロープウエイ利用の場合は「浜金谷」駅下車
表参道からのぼる場合には「保田」駅から遊歩道 -
■ 車
富津館山道富津・金谷ICより約5分 - 駐車場
- 日本寺東口管理所(無料)
- ロープウェー山麓駅(無料)
- 鋸山登山自動車道入口(利用料金乗用車1,000円)
- リンク
- 公式サイト