犬に納豆をあげても大丈夫?犬は納豆を食べて大丈夫か解説

犬に納豆をあげても大丈夫?犬は納豆を食べて大丈夫か解説

ワンコのモノ・コト

発酵食品である納豆は、昔から保存食として親しまれており、栄養価の高い食べ物です。
納豆の特徴であるネバネバは、納豆菌が大豆に含まれるタンパク質を分解することで発生したもので、フラクタンという成分からできています。この納豆菌は熱や乾燥に強く、氷点下でも活発なので、年中作ることができます。特に日本食には欠かせない納豆は朝食で食べることが多く、時には料理の隠し味としても使用します。
人間にとって日々の食生活で重要な食べ物ですが、犬に与えても大丈夫なのでしょうか。

納豆は犬に与えても大丈夫!
納豆は犬が食べても大丈夫なものです。

Photo by @shirobuta57

納豆は犬の健康に害を及ぼす成分が含まれていないため、与えても大丈夫な食べ物です。
人間が納豆を食べて得られる栄養と同じ効果が期待できるともいわれています。しかし、どんな犬にも与えていいわけでなく、納豆の成分と同時に愛犬の体調や健康もきちんと把握しておく必要があります。
この記事では、納豆の成分や与えていい量、食べさせてはいけない犬の特徴について詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

Photo by @tina.leana

タンパク質

タンパク質は体の筋肉や皮、臓器を作る上で欠かせない成分で、納豆に含まれる成分のうち10~20%を占めています。
納豆は植物性タンパク質にも関わらず、必須アミノ酸のバランスを示すアミノ酸スコアが高い食べ物で、畑の肉ともいわれています。

カリウム

体内の余分な塩分を排出し、ナトリウムとのバランスを調節し、細胞内液の浸透圧の調整を行います。心筋や筋肉の機能維持に役立つとも考えられています。

大豆サポニン

大豆自体に含まれる、えぐみ成分である大豆サポニンには、体内を錆びさせる活性酸素を抑える抗酸化作用があります。そのため、老化や免疫力低下の予防につながります。

ナットウキナーゼ

納豆菌が大豆を発酵させる際に生成される栄養素で、納豆のネバネバ部分に含まれています。血栓の主成分であるフィブリンに直接働きかけて分解する働きを持つことが分かっており、脳血栓や脳梗塞の予防に役立つと考えられています。

納豆を犬が食べた際の犬への効果・影響

  • 抗酸化作用
  • 免疫力の向上
  • 血流の改善
  • 整腸作用

など

犬与えてよい納豆の量は?

小型犬の場合 16g程度まで(約大さじ1杯)
中型犬の場合 27g程度まで(約1/2パック)
大型犬の場合 27g~45g(約1パック)
子犬の場合 3~5g(約小さじ1杯)
老犬の場合 3~5g(約小さじ1杯)

犬に納豆を与える際の注意点
納豆のおすすめの与え方

Photo by @nikochan.mame48

トッピングやおやつとして与える

タンパク質が多く含まれていて栄養豊富な納豆ですが、犬にとって植物性タンパク質は、動物性タンパク質と比べて消化吸収しにくい食べ物です。
そのため、メインの食材として与えるのではなく、トッピングやおやつ程度に与えるといいでしょう。粒を丸呑みしても問題ありませんが、消化吸収のスピードを考慮すると小粒やひきわりがおすすめです。

加熱せずにそのまま

血流改善に効果的なナットウキナーゼは熱に弱く、長時間加熱すると本来の効果を損なう恐れがあります。その他のビタミンやミネラルも比較的熱に弱いため、納豆の栄養素を効率よく摂取できる常温または冷蔵のまま与えることをおすすめします。

タレや薬味はNG

人間が食べる納豆に付属しているタレやからしなどの薬味は付けずに、納豆だけを与えましょう。タレは犬にとって塩分過多になり、刺激物であるからしは口腔内や消化器に負担をかけ、健康被害を引き起こす可能性があるからです。同じようにネギも犬にとっては危険な食べ物で、ネギに含まれる成分が赤血球を酸化させて溶血性貧血を引き起こし、最悪の場合死に至る危険性もあります。

納豆の加工品には要注意

納豆の原料は大豆と納豆菌、水で、いたってシンプルな食べ物です。加工品にこれら以外の成分が含まれている場合は、犬にとって安全な成分だと確認できた上で与えましょう。ショップなどで販売されているフリーズドライの納豆であれば、ネバネバがないので犬にとっても食べやすく、安全性の高い食べ物なのでおすすめです。

こんな時は犬に納豆を食べさせないこと

人間と同じように、犬にもアレルギー持ちの犬がいたり、突然アレルギーを発症したりする犬も少なくありません。納豆でいえば、大豆アレルギーです。大豆アレルギー持ちであればもちろん与えてはいけません。

初めて納豆を与える際は、突然大量に与えると体の中でアレルギー反応を起こす可能性があるため、少量ずつ様子を見ながら与えてください。下痢や皮膚のかゆみ、震えるなどの症状が現れた場合は、すぐにあげるのをやめて、それでも症状が続く場合は医師の診断を受けましょう。

また、腎臓病の愛犬にも与えてはいけません。タンパク質源の納豆にはリンが豊富に含まれており、食べ過ぎると血中リン濃度が上昇します。リンを調節するためにカルシウムも増え、結果的に不必要になったリンやカルシウムを腎臓から尿中へ排出することで結晶ができやすくなります。
どの愛犬にも共通して、納豆の過剰摂取は避け、腎臓病または腎臓病の不安がある愛犬には納豆を与えないようにしましょう。

まとめ

納豆は栄養価が高く、様々な健康効果が期待できることから、犬に与えても大丈夫な食べ物です。
ただし、あくまでもトッピングやおやつとして与える程度に留め、付属のタレや薬味は与えないようにしましょう。加熱せずに常温または冷蔵のまま与えると、より栄養素を効率的に吸収できる可能性が高いため、まずは少しずつ様子を見ながら与えてみてください。大豆アレルギー持ちや腎臓病の愛犬には控えたほうがいいので、不安な方は医師に相談してみてください。

Adviser

ペットフーディスト 佐々木なるみ

愛犬の偏食をきっかけに資格を取得。これまでに4匹のわんちゃんと暮らしてきた。動物愛護に関心を寄せ、犬を含む多くの動物が幸せに暮らせる日本を目指している。

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