犬にきゅうりをあげても大丈夫?犬はきゅうり(キュウリ)を食べて大丈夫か解説

ワンコのモノ・コト

夏野菜の代表ともいわれるウリ科のきゅうりは水分量が多く、毎年6月から残暑が残る9月にかけて旬を迎えます。日本には白イボきゅうりや加賀太きゅうりなどがありますが、世界にはその他形や色が違うものが約500種存在し、どのきゅうりも歯切れの良さやシャキシャキ感、みずみずしさが特徴です。私たち人間はサラダに乗せて生のまま食べたり塩もみにして食べたりするだけではなく、時には肉と一緒に炒め料理として味わうことがあります。
台所できゅうりを切っているところに、愛犬がおねだりしてくるなんてこともあると思いますが、犬にも与えて大丈夫なのでしょうか。
このページでは、そんなきゅうりを愛⽝に⾷べさせても⼤丈夫か、きゅうりの栄養素や成分、愛⽝に与える際の注意点や与える場合の量について解説します。

きゅうりは犬に与えても大丈夫!
きゅうりは犬が食べても大丈夫な野菜です。

きゅうりは犬の健康に害を及ぼす成分が含まれていないため、与えても大丈夫な野菜です。特に水分が多いため、きゅうりを与えたことが直接太る原因にはならず、きゅうりに含まれるさまざまな成分が犬の健康維持に役立つといわれています。
しかし、きゅうりの成分をきちんと把握していないと思わぬ健康被害を招く危険性があります。何歳から食べてもいいのか、どのくらいの量を与えるべきなのか詳しく紹介していきますので、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

きゅうり(キュウリ)の主な成分や栄養素について解説

Photo by @haru0203mame

βカロテン

植物や動物に含まれる色素成分で、活性酸素を抑制する働きを持ちます。さらに、体内で吸収されたβカロテンは必要量に応じてビタミンAに変換され、皮膚や骨の健康を維持する働きをします。

カリウム

心筋や筋肉の機能維持に役立ち、ナトリウムとのバランスを保ちながら細胞内液の浸透圧の調整を行います。

ビタミンK

血液凝固作用を持ち、切り傷や擦り傷の出血を止める働きを持ちます。

きゅうり(キュウリ)を犬が食べた際の犬への効果・影響

  • 抗酸化作用
  • 利尿作用
  • 水分補給
  • 体温調節

犬与えてよいきゅうり(キュウリ)の量は?

小型犬の場合 63g(半分)
中型犬の場合 63g(半分)
大型犬の場合 120g(1.2本)
子犬の場合 25g (0.2本)
愛犬の様子を見ながら少しずつから与えてみましょう。
老犬の場合 25g (0.2本)
愛犬の様子を見ながら少しずつから与えてみましょう。

犬にきゅうり(キュウリ)を与える際の注意点
きゅうり(キュウリ)のおすすめの与え方

Photo by @vivi1113mari

エネルギー補給食材として与えない

きゅうりには多少のたんぱく質や脂質が含まれていますが、エネルギー補給として十分な量を満たしておらず、もちろんきゅうりだけですべての栄養を補えるわけではありません。ドライフードのトッピングとして、また手作りの場合は、お肉や魚などのたんぱく質や米などの炭水化物をしっかり準備した上で、栄養や水分を補充する役割として与えましょう。
また、水分量の多いきゅうりは体温調節機能を持つので、散歩帰りのおやつにしてもいいかもしれません。

様子を見ながら少しずつ与える

人間と違って食物繊維の消化が苦手な犬は、食物繊維を大量に摂取すると消化不良を引き起こす可能性があります。一度下痢になるとその食材に拒否反応を示す犬もいるため、一気にご飯皿にのせるのではなく、まずは様子を見ながら少しずつ与えていきましょう。
子犬から老犬まで食べても大丈夫な食材なので、愛犬の食べるスピードに合わせて与えていくことも大事なポイントです。

消化しにくいため刻む

犬は野菜の細胞壁を消化する酵素を持たないため、上手く栄養素を吸収することができません。体の大きさに合わせて小さく刻み、特に普段からドックフードを噛まずに丸呑みする傾向のある犬は、のどに詰まらせる危険性があるため、必ず小さくカットしてから与えましょう。
また、きゅうりの皮は食べても問題ありませんが、中の部分よりも消化しにくく、食べ過ぎると消化不良を引き起こすため取り除くようにしましょう。ミキサーにかければ、顎の力のない老犬も摂取しやすくなります。

乾燥したきゅうりは与えない

野菜の栄養素は調理することで失われやすく、炒めたり茹でたりせずにそのまま与えることで栄養素の損失を防ぐことができます。しかし、生のままだと食べにくいこともあるため、その場合は少し茹でてあげると柔らかくなって食べやすくなるという利点もあります。
きゅうりに含まれるβカロテンやカリウムは特に乾燥によって栄養素が失われていくため、生の状態または少し茹でて与えるといいでしょう。

こんな時は犬にきゅうり(キュウリ)を食べさせないこと

きゅうりにも微量ですがたんぱく質が含まれているため、アレルギー反応を引き起こす可能性があります。初めてあげる際には様子を見ながら与え、もしも体を痒がったり体調が悪くなったりした場合はそれ以上与えないようにして、すぐに医師の診断を受けましょう。
また、たんぱく質だけでなく食物繊維にも注意しなくてはいけません。もともとお腹を壊しやすい犬は、少しの食物繊維で下痢になる可能性があるため、与えない方がいいでしょう。すでにウリ科のアレルギーを持っている愛犬には、きゅうりに対してもアレルギー反応を示す危険性があるため控えましょう。さらに、腎臓の悪い犬はきゅうりに含まれるカリウムを上手く排出できずに、高カリウム血症を引き起こす可能性があるため、不安な場合は医師に相談してください。

まとめ

Photo by @chika00oo

きゅうりは健康を害する成分が含まれていなので、愛犬が食べても問題ありません。きゅうりに含まれるβカロテンやカリウム、ビタミンKが持つ抗酸化作用や血液凝固作用によって、犬の健康維持にも役立つでしょう。しかし、大量に与えたりまるごと1本与えたりすると、消化不良を引き起こす可能性があります。初めて食べる場合は、小さく刻んで少しずつ与えるなどの工夫をしながら、愛犬の様子を観察しましょう。もちろんきゅうりだけで全ての栄養を補えるわけではないので、バランスの良い食事が必要です。

Adviser

ペットフーディスト 佐々木なるみ

愛犬の偏食をきっかけに資格を取得。これまでに4匹のわんちゃんと暮らしてきた。動物愛護に関心を寄せ、犬を含む多くの動物が幸せに暮らせる日本を目指している。

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