【DOG CREATIVE CAMP】vol.14 飼い主さんがワンコ服に求めるものは何か?気持ちにとことん寄り添う服作り

【DOG CREATIVE CAMP】vol.14 飼い主さんがワンコ服に求めるものは何か?気持ちにとことん寄り添う服作り

DCC(DOG CREATIVE CAMP)は、
ワンコライフをよりいろどり豊かにしてくれるクリエイティブな
モノコトをご紹介していくシリーズです。
新しいワンコライフをクリエイティブする情報をお届けしています。

vol.14 caluluさんの愛犬ファッションアイテム

ワンコ服好きの方であれば、「愛犬とリンクコーデに挑戦してみたい」と、一度は考えたことがあるのではないでしょうか?ワンコとのリンクコーデを探している時に出会ったのが、さまざまなブランドのワンコ服を製作・販売されている「Calulu online store」でした。ストアの中には、オリジナルブランドの他に知っているアパレルブランドのワンコ服がずらり!ワンコの服に合わせていくとなかなかハードルが高いリンクコーデも、自身の着ているブランドの服にワンコ服の展開があれば、とても取り入れやすいですよね。今回はそんなCaluluを展開する株式会社トレードワークスさんにワンコの服作りへのこだわりや想いについて伺ってきましたので、是非ご覧ください。

今回お話をお伺いした株式会社トレードワークスの皆さん

  • ブランド戦略部ブランド戦略部長:岡嶋さん
  • 商品企画部商品企画課アクティングマネージャー:吉田さん
  • 商品企画部商品企画課:吉原さん
  • ECマーケティング部オンラインマーケ課マネージャー:小谷瀬さん
  • ECマーケティング部オンラインマーケ課:粕谷さん
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様々なブランドのファッションアイテム製作を強みとする企業が、自社でワンコ服をはじめた理由

まずはトレードワークスさんのことについてお伺いできますか?

小谷瀬さん株式会社トレードワークスは、アパレルなど様々なブランドさんのバックやタンブラー、ステーショナリーなどのOEM製作をメイン事業としていて、ブランドさんのアイディアを形にしていける力が私たちの強みなんです。

人向けのブランドのアイテム製作から、どうして今までやってこなかったワンコのアパレル事業に展開されたのですか?

小谷瀬さん もちろん、ワンコが「ペット」から「家族」に変わり、市場が伸びていたということもありますが、実は弊社の社長も関連会社の社長もみんなワンコと暮らしていて、とにかく上層部に愛犬家が多かったからというのがあります。笑。

岡嶋さん そこからまずは私たちがいつもお世話になっているブランドさんに、ブランドのライセンスでワンコ服を作らせてくれないかと相談をしてみたら「いいですよ」と良い返事がいくつものブランドさんからいただけて。また、最大手のイオンペットさんのOEMも任せていただくことになり、ノウハウのなかったワンコの服のサイズなどもその際に共有してもらうことができたんです。いろんな意味で本当に運が良かったと思います。

上層部の方に愛犬家が多かったというのは面白いですね。そしてこれまでブランドさんとの間に、強い信頼を築かれていたからこそできた展開ですね。

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「ワンコも子供と同じ」がスタートラインワンコの思い出と共にある服を目指して

ブランドライセンスにOKをいただけた後はどのようにワンコ服事業を展開していかれたのですか?

岡嶋さん実はcalulu事業部は当初、立ち上げメンバーの営業たちがコンセプトや企画なども全て担って、ブランドの服をもとに「ワンコ服」を製作していたんですね。笑。しかしこれから本格的に「calulu」を拡大していきたいという時に、やはり商品企画はしっかり分けていこうということで、商品企画部ができたんです。

それが、吉田さん、吉原さんたちだったのですね。これまで企画・製作したことのないワンコ服を任されて大変な部分も多かったのではないでしょうか?

吉田さん私はワンコを飼っていなかったので、実際にワンコと暮らしていた吉原に聞きながらでしたね。最初は本当にわからなかったんですが、私には子供がいて、飼い主さんにとってはワンコもきっと子供と同じ感覚なんだろうなと思いまして。自分の子供の服を作るような気持ちで、「どんな服をどんな時に着せたいかな?」という形で少しずつユーザーさんの気持ちを理解していきましたね。みなさん、インスタなどにもたくさんお写真を投稿されているので、そういう時に着せたい服ってどんなものだろう?と。

確かに。愛犬は飼い主さんにとってわが子と同じ存在ですね。そこから企画はどのように進めていかれたのでしょうか?

吉田さんそうですね。オーナーさんにとってワンコはどんな存在で、どんな生活をしていて、どういうことを楽しんでいるんだろうね?というのを吉原とインスタ等を見ながら調査していく中で、やはり思い出の写真やインスタの投稿に切り抜かれた時にcaluluのウェアが一緒に映っているといいねと、なったんです。なので、写真にした時の「インスタ映え」をとにかく気にして企画するようになりましたね。
それまでは背中のデザインがメインだったのですが、ワンコは正面から撮られることが多いので、前から見ると何もないデザインだったんですね。そこで、必ず胸元にロゴやリボンなどをつけて正面から写真を撮った際に映えるようなデザインに全て改良しました。

吉原さんみなさん旅先で季節のお花とリンクさせたお洋服で写真をとったり、イベントに合わせて写真を撮影されているので、桜の時期ならピンク、ハロウィンの時期なら黄色の服が映えるよね、という感じで、撮影されるシーンを想定して企画をしています。
オーナーさんの声も参考にしていて、オーナーさんから「ラベンダーと一緒にワンコと写真を撮りたいのにラベンダー色の服がなかなかない」という声をいただいて、ラベンダー色の服を作ったこともあります。

ワンコと「思い出に残る服」を意識して改善を重ねられたんですね。
ワンコ服だと犬種別やサイズの難しさもあると思いますが、その点はいかがでしょうか?

吉田さん犬種を決めて商品企画やデザインはしていないのですが、今ちょうどダックスフンドのオーナーさんから「ダックスの足が短いので、ワンピースが床につきやすい」というご意見をいただいたので、ダックスだけはワンピースを体のラインに沿った型紙に見直しをしています。
トイプーの子も袖部分がえぐれているようなお洋服だと、モコモコの毛質もあってマッチョのように見えてしまいますので、腕周りを広めに調整したり気を使っています。少数ですが、犬種ごとのオーナーさんの声を元に、犬種によって調整を細かく行なっていますね。

可愛いだけでなく、やはり犬種ごとに可愛く見せる調整が必要なのですね。

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ライセンスブランド服とオリジナルワンコ服。それぞれの難しさとやりがいについて

caluluさんの個性でもあるブランドライセンスのワンコ服作りについて教えてください。

吉田さんライセンスの方はオーナーさんと愛犬が、好きなブランドでお揃いのお洋服を着れるというのが魅力ですので、オソロイを楽しんでいただきたいので人間服とのリンク率を高められるよう頑張っています!
企画製作する際にはブランドさんから人間服のデザインやコンセプト、注力していく商品をいただいて、ワンコ服に落とし込んだ時にどうしたら可愛いだろうと考えていきます。人間服をそのままワンコ服にしてもなかなかうまくいかないので、ワンコ服にした時に可愛いデザインを検討していきます。

岡嶋さんあとは、どうしても「ブランドらしさ」を出していかないといけないので、その部分は苦労しているなと思いますね。ワンコ服に落とし込んだ時に可愛かったとしても「なんかこのブランドっぽくないねー」という時があるんです。それでは、だめなので。

吉田さん例えばANNA SUI(アナスイ)のワンコ服はとても人気なんですが、作った時に「ANNA SUIなのに可愛いだけになっちゃったね」とか「大人し過ぎたね」というのはよくあります。ANNA SUIを好きな方はやっぱり可愛いだけじゃなく、プラスANNA SUIらしさが欲しいとうのがあるので、それをワンコ服で加えるにはどうしたらいいんだろうというのは工夫しますね。

ブランドのワンコ服を作る際のデザインはブランドさんから一任されているのでしょうか?

吉田さんそうですね、使うロゴやサイズなどには決まりがあったりしますが、ワンコ服のデザインについてはありがたいことに全てお任せいただいて、自由にデザインしています。

岡嶋さん側から見るととても楽しそうですが、作る方は相当大変な思いをして作っていますね。笑。

本当にブランドさんと良い関係を築かれているんですね。ではオリジナルブランドについてはいかがでしょうか?

吉田さんオリジナルブランドは機能性の高さや使いやすさにこだわった「calulu」と、品のある上質なお洋服「One Octave」の2つのブランドがあります。オリジナルブランドは本当にゼロからになるので、調査をしてどんなアイテムにしたいのかを組み立てていっているので苦労はオリジナルブランドの方が多いかもしれないですね。

その2ブランド展開になったのは調査の結果なのでしょうか?

吉田さんオーナーさんを調べてみると50-60代のちょっと子育てから手が離れた世代の方が多かったので、その方達に響くように、例えばお孫さんなどに着せたいようなロイヤルキッズのように品のあるお洋服をということで「One Octave」が生まれました。

吉原さんオリジナルブランドは、ブランドからの企画がない分、自由であるのですが、これで本当にオーナーさんに響くかな〜と、探り探りですし、自分たちで決めないといけないことも多いので大変ですが、ペットの展示会などに出ると年々「One Octave」のお洋服をきている方が増えてきて嬉しいですね。

ゼロから手がけたオリジナルブランドにファンがつくのは喜びもひとしおですね。

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caluluの服を着た子を街やインスタで見かけた際の喜びとだからこそ大切にしたい「ファンの期待に応える服作り」

ライセンスとオリジナルのお洋服、共通して服作りでこだわっている点や大切にされている点があれば教えてください。

吉田さんやはり、ワンちゃんの着心地の良さ、腕や爪にひっかからないかなどの安全性、飼い主さんが着せる時の着脱のしやすさについてはこだわって作っています。着脱は何度もトルソーに着せたり脱がせたりを繰り返して検証します。
そしてやっぱり一番大切にしているのは「思い出の中で一緒に着てもらえる服」にしたいので、写真に撮った時の可愛さ、写真映えするデザインですね。こちらもトルソーをお散歩のようにたたせたり、座らせたりして、上から見たり前から見たり、いろんな角度で写真を撮影した時に、ロゴはどう見えるか、フリルはどう見えるのかなどを何度もチェックしていきますね。

デザインのチェックをそんなことまで想定してやられているのは驚きですね。

吉原さんcaluluのお洋服を購入して下さっているお客さまは、写真も背景などにこだわって撮影されていたり、ワンちゃんのために上質なもの選びたいというような意識が高い方が多いんです。なので、逆にそのファンの方達の求めるレベルに応えなきゃという思いで頑張れているところもありますね。

ブランドファンの方とのとても良い相乗効果が生まれているんですね!
そんなワンコ服作りをする中でやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?

小谷瀬さん実は私、この事業をやり始めてトイプーを家族に迎えたのですが、やはりお散歩でcaluluの服をきたワンコをみかけるとやっぱり嬉しいですよね!「あ!それ素敵な服ですね!」とついつい声をかけたくなりますね。

吉田さんうちの犬服には「愛犬ファッションスナップ」というタグが付いていて、購入者さんに着用写真を投稿していただいてるんですが、みなさんから「着てみたよ」と届く写真を見ると、このデザインにして良かったな、幸せそうだなとやりがいを感じとても癒されています。

今後、caluluとして挑戦していきたいことはありますか?

吉田さんこれまでは、ファッションでワンコとの生活を楽しくしていこうという提案をしてきたのですが、ありがたいことに「こんなものできませんか?」といろんな声もいただくようになったので、今後は服に限らずファッションアイテムでペットの社会問題の解決に取り組んでいきたいなと思っています。

岡嶋さんシニア犬の介護に役立つものもそうですし、暮らし始めて飼い主さんが困るような、例えば迷子問題などに役立つ物を考えていますね。

ファッションアイテムを通じて飼い主さんが抱える課題への挑戦もされていくんですね。とても楽しみです!

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オンラインショップもワンコの飼い主さん目線で。caluluオンラインが愛犬家に支持される理由

caluluさんのオンラインストアは犬種や体格ごとにサイズが選べてとてもわかりやすいですよね?

小谷瀬さんECショップとして大きな転換となったのは、昨年の4月1日に実施したサイトのリニューアルにあったと思います。
それまでは、サイトスピードが遅い、商品を探しにくい等とても使いにくいサイトだったのですが、リニューアルを機に、飼い主目線になって、商品を探しやすく、分かりやすく、買いやすいサイトとして生まれ変わらせることができました。
その後、ありがたいことにアクセス数も順調に増加し、新規会員様も今までとは比較にならないほどの増加をしており、より多くのお客様の目に触れ、選んでいただいております。
また、これまでは私たち男性メンバーのみでECサイトを運営していたんですが、2022年の5月からアパレル業界から粕谷が加わってくれて、サイトがより可愛く使いやすくなりました。笑。

粕谷さんが女性ならではの、新しい視点をcaluluオンラインに運んでくれたんですね。入社されてどのような改善に取り組まれましたか?

粕谷さん当初、オンラインストアの商品画像は遠目から撮影したもののみだったのですが、やはりこだわって作っているお洋服ですし、お客さまも細部まで見て購入されたいと思ったので、生地感やボタンなどのディテイルがしっかりわかるような商品写真を加えるようにしました。
また、SNSでのフォロワーさんとのコミュニケーションを積極的に取るようにしました。特にinstagramでは、Caluluのウェアを着た可愛いワンちゃんの投稿もたくさんあって、そういう投稿のおかげもあって認知が広がっていて、フォロワーの方には本当に感謝していますね。

最後にワンコの飼い主さんがお洋服を買う際に一番迷うのがサイズだと思いますが、上手なサイズの選び方などあれば教えていただけますか?

粕谷さんサイズの測り方はサイトにも準備しておりますので、そちらをご覧いただければと思いますが、ワンコがリラックスしているタイミングで測っていただくことをおススメしています。お家で一緒に遊んだあとのリラックスタイムなどがベストかもしれません。

また、caluluでは犬種や体重が同じワンコが何サイズのお洋服をきているのかを、全国のCaluluユーザーさんの投稿写真から検索できる「愛犬ファッションスナップ」というコンテンツがあるので、それを活用いただくこともオススメです!こちらでは犬種・体重を選択いただくと、その条件に沿ったワンコ達のスナップ写真が出てきますのでサイズだけではなく、着こなしの参考にも使えると思います。

犬服・ドッグウェア専門店「Calulu(カルル)」 Information

BEAMS DESIGN(ビームス デザイン)、ANNA SUI(アナ スイ)、 Arnold Palmer(アーノルドパーマー)、X-girl(エックスガール) などのおしゃれでかわいい人気ブランドの公式ペット用品から、様々な犬種にぴったりなサイズの犬の服やドッグウェアを購入することができます。

MESSAGE

今回はさまざまなブランドのワンコ服とオリジナルワンコ服を展開している「calulu」さんをご紹介しました。インタビューを通じて、購入者さんやモデルさんたちの声によく耳を傾け、型紙やデザインを何度も調整しながら、飼い主さんとワンコの視点に立ったものづくりをされているのが印象的でした。そして、その丁寧なものづくりの背景には「上質な物を求めるユーザーさんが多いので、その方達の期待に応えるために」という思いがあることを知りました。
そういう意味でcaluluさんのワンコ服は、一方向ではなく、お客さんと一緒に作っているからこそ、「うちの子に着せてみたい!」「お出かけして写真を撮りたい!」とワクワクした気持ちにさせてくれるのだと、改めて感じました。是非、機会があれば想いのこもった一着をうちの子に選んでみてはいかがでしょうか?

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