【犬の食ふん(食糞)対策】犬がウンチを食べてしまう「食ふん」の理由と対策方法

【犬の食ふん(食糞)対策】犬がウンチを食べてしまう「食ふん」の理由と対策方法

皆さんから定期的にリクエストいただく「愛犬の食ふん(食糞)問題」。ワンコがウンチを食べるのは、子犬のうちは自然な行動で徐々に減っていくとは聞きますが、実際は「うちの子の食ふんが治りません」「いつまでに食ふんはなくなりますか?」「成犬ですが食ふんします。」と、悩んでいる飼い主さんはたくさんいらっしゃいます。
今回はこの愛犬の食ふん問題について、ワンコが食ふんしてしまう理由とその対策や防止方法についてドッグトレーナーのシロパパさんに解説していただきましたので、今悩んでいる皆さんは是非参考にしてみてくださいね。

子犬が食ふん(食糞)してしまう(うんちを食べてしまう)理由は?

ANSWER 子犬は母親がしてくれた行動から学んで、
食ふん(食糞)をしてしまいます。

母犬が子犬を生んだ後に子犬のお尻を舐めている姿を、見たことがあると思います。それは、母犬が子犬の排泄を促していると同時に食べているのです。また、犬は綺麗好きですので排泄場所と寝床は分けて生活しています。子犬の排泄物をなめとるのも寝床を綺麗に保つためだと考えられます。これらの行動は、子犬が母犬から直接に体験して学んだ行動として記憶し、自分のうんちを食べてしまう食ふんとして、特に子犬の時に見られる行動で、ほとんどの子犬に見られます。

子犬の食ふん(食糞)はいつまで続くの?いつなくなるの?

ANSWER 子犬の食ふん(食糞)は大体1歳前後でしなくなります。
長時間うんちを放置しないようにしましょう!

一般的には1歳前後で食ふんはしなくなります。しかし、留守中にケージやサークルの中でうんちを放置した状態が続くなどの飼育環境によっては、うんちで遊んだり噛んだり食べたりの行動を繰り返して、習慣化することもあります。留守番をさせる前に食事を与えたり、散歩や一緒に遊んであげて、飼い主さんのお出かけ前に排泄を促して、うんちを取り除きましょう。留守中にうんちをする事が減りますので、食ふんの防止に繋がります。

成犬の食ふん(うんちを食べてしまう)の理由は?

成犬の食ふん(食糞) 考えられる理由 1飼い主さんの前で食べる場合

飼い主さんの行動に興奮して食ふん(食糞)してしまう。

うんちをした後に飼い主さんが、急いでうんちを取り除こうと大声を出したり、走って近づいたりすると、飼い主さんの行動に興奮してうんちを取られないように飼い主さんより先に取り、さらに口をこじ開けられて取られないように食べてしまいます。

成犬の食ふん(食糞) 考えられる理由 2留守中に食べる場合

飼い主さん留守中に暇で食ふん(食糞)してしまう。

留守番をさせる時に噛んでも壊れないおもちゃやコング(おもちゃの中におやつやドライフードを入れて与えるおもちゃ)を与えてますか?何もする事がないと暇を持て余して、うんちで遊んだり食べたりしてしまいます。留守中にうんちを取り除く事は出来ませんので、一緒にいる時にうんちをしたら、すぐに取り除くと同時に食ふんしないように躾を続けましょう。

成犬の食ふん(食糞) 考えられる理由 3散歩中に食べる場合

散歩はできるだけうんちが落ちていないコースを選ぼう。

散歩中に自分のうんちを食べてしまうのは食ふんですが、他の犬のうんちを食べるのは拾い食いになります。「食ふん対策3」でも紹介してますが、他の犬の食事が穀物類を多く含んだものであればその犬のうんちを食べてしまします。また、うんちをくわえると飼い主さんが慌てて取ろうとしますが、この行動もワンちゃんを興奮させて拾い食いを助長してしまいます。くわえようとしたら「ダメ」「ノー」などのワンちゃんの行動を止める指示を出して、くわえなかったら代わりにワンちゃんが喜ぶおやつ等をあげて褒めてあげましょう。拾い食いをしないようにうんちやゴミがある場所を避けて散歩をしましょう。

食ふん(うんちを食べてしまう)の対策・防ぐ方法

食ふん(食糞)対策 1排泄タイミングを把握しよう!

排泄(おしっこ、うんち)の時間を把握する事から始めます。寝起き・食後・遊んでいる時などが特に排泄しやすいタイミングになりますので、1日の排泄の時間を把握して、トイレトレーニングや食ふんの防止に役立ててみてはいかがでしょうか。

食ふん(食糞)対策 2うんちをしたらご褒美をあげよう!

うんちをする仕草(おしっこも同じ動作ですが。)を始めたら、うんちを取る準備とおやつを持って、待ちます。うんちをしたら、すかさず褒めておやつをあげます。同時にうんちをとります。この動作を日々繰り返す事で、食ふんよりもおやつに興味を持ちます。うんちをしたらおやつを貰える事を覚えると、うんちをしたことを伝えに来るようにもなります。

食ふん(食糞)対策 3フードを変えてみよう!

食事を変える事で食糞をやめさせる又は減らす事が出来ます。食事の選び方は、ドライフードやウェットフード、チキン・ビーフやフィッシュなど種類も豊富ですが、それぞれのフードの裏面に記載されている原材料に注目してください。一番最初に肉類と表記されているフードが金額的には多少高めですが、食ふん防止に繋がります。最初に肉類と表記されているものは、肉類が多く含まれていて、ワンちゃんがフードを消化しやすく、原料がうんちとして出にくくなります。穀物類が最初に表記されているフードは穀物類が多く含まれています。ワンちゃんは穀物類を消化しずらいので、原料がうんちと一緒に出る事で、ドッグフードと同じにおい等がするため、食ふんしやすくなります。

食ふん(食糞)対策で絶対にしてはいけない飼い主さんの行動

うんちをした後に大きな声で「ダメ!」など
注意をしないようにしましょう。

うんちをしたら大きな声で「食べちゃダメ」「ダメ」など声をかけないようにして下さい。大きな声をだすとワンちゃんが興奮するので、うんちを飼い主さんに取られないように早く取ろうとして食ふんにつながります。また、うんちを片付けるために走って近づくなどワンちゃんが興奮するような動きも同様にしないようにしましょう。もしもワンちゃんがうんちを食べてしまっても怒らないで下さい。排泄を飼い主さんがいない時や隠れてするようになってしまいます。褒めたりおやつをあげたりうんちを取り除いたりといった行動はワンちゃんも初めて、飼い主さんも初めての行動になるので、慣れるまでは失敗するものだと考えて、気負わずにワンちゃんと過ごして見てください。

まとめ

食ふんは、病気ではなくほとんどの子犬がする犬本来の行動です。しかし人と一緒に暮らす中で、やめさせたい行動でもあります。飼い主さんもワンちゃんも犬生十数年のうちの数週間だけ躾やトレーニングをして過ごす事で、ストレスなく食ふんをしなくなる事でしょう。

Adviser

シロパパ

57歳 男性。令和2年1月:出張ドッグトレーニングHeroを沖縄県沖縄市に開業。

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