INDEX
- 保護犬の小型犬の里親にと考えられている方へ
- チワワの里親になる前に知っておきたい特徴と性格
- トイ・プードルの里親になる前に知っておきたい特徴と性格
- ポメラニアンの里親になる前に知っておきたい特徴と性格
- パグの里親になる前に知っておきたい特徴と性格
- フレンチ・ブルドッグの里親になる前に知っておきたい特徴と性格
- ミニチュア・シュナウザーの里親になる前に知っておきたい特徴と性格
- ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの里親になる前に知っておきたい特徴と性格
- キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの里親になる前に知っておきたい特徴と性格
- マルチーズの里親になる前に知っておきたい特徴と性格
- シーズーの里親になる前に知っておきたい特徴と性格
- まとめ
保護犬の小型犬の里親にと考えられている方へ
保護犬を家族に迎え入れることを検討しているが、住居の広さや飼いやすさなどから、小柄なサイズで可愛い小型犬をと考えている方も多いのではないでしょうか。また、ワンコを飼うのが初めてだという人は、好きな犬種の子はいるけれど、どのような性格なのか、どんなケアが必要なのか、飼いやすいのかそうでないのかなど、いろいろと気になるところですね。
そこで今回は、保護犬の小型犬を家族に迎えたい人へ、人気の10犬種をピックアップして、犬種ごとの特徴や性格をご紹介します。
保護犬 小型犬の里親にチワワの里親になる前に知っておきたい特徴と性格
- 出生
- メキシコのチワワ州原産で世界最小の純血種です。
- 身体的特徴
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小柄で理想体重は1.5kg~3kgとされています。大きな瞳や立ち耳、そしてアップルドームと呼ばれる丸い額が特徴的です。
暖かい国原産で寒さに弱いので、冬にはしっかりとした防寒対策が必要です。
運動量は多くを必要とせず、散歩しなくていいと言われることはありますが、お散歩は1日1~2回、1回10~20分程度必要です。
お散歩は気分転換、ストレス解消、新鮮な空気、社会科訓練などの意味でも大切なのです。 - 性格
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飼い主さんには愛情深くフレンドリーですが、賢く勇敢で警戒心も強いです。
仲間や家族と一緒にいることが好きで、飼い主さんの愛情を欲しがり、やきもちを焼くこともあります。
保護犬 小型犬の里親にトイ・プードルの里親になる前に知っておきたい特徴と性格
- 出生
- 諸説ありますがフレンチ・プードルとも言われるように最終的にはフランスで、貴族に可愛がられていました。
- 身体的特徴
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高密度のカーリーヘアーで抜け毛も少ないですが、シングルコートなので冬は寒さ対策が必要です。
肢の骨が細いので、骨折には注意しましょう。 - 性格
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賢く、飼い主さんには誠実でしつけやすいですが、神経質で警戒心が強く吠えやすい習性も持っています。
運動神経が良いのでドッグスポーツやドッグダンスも得意です。
また、群れで行動していたルーツがあるので、ひとりぼっちが苦手です。長時間のお留守番やペットホテル滞在では、ストレスを受けてしまうことがあります。
保護犬 小型犬の里親にポメラニアンの里親になる前に知っておきたい特徴と性格
- 出生
- ドイツ北東部からポーランド北西部にかけて広がるポメラニア地方にちなんだ名前が付けられていますが、ドイツが原産とされています。
イギリスのビクトリア女王に愛された犬種として有名です。 - 身体的特徴
- 胸もとの豊かなたてがみや、くるりと巻いて広がる尻尾など、ふわふわでゴージャスな毛並みが魅力的です。
美しい皮毛を保つためにも毎日のブラッシングが必要です。 - 性格
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飼い主さんに対しての忠誠心が強く、聡明で学習能力も高いため、比較的しつけしやすいとされています。
しかし、警戒心が強く気が強い一面もあり、吠えやすい傾向にあります。
保護犬 小型犬の里親にパグの里親になる前に知っておきたい特徴と性格
- 出生
- チベットが原産で、仏教僧にペットとして飼われていたという記録があります。フランス皇帝ナポレオンの妻・ジョゼフィーヌの愛犬はパグでした。
- 身体的特徴
- がっしりとした体つきにくるっと巻いた尻尾、マズルが短くシワの多い愛嬌のあるブサカワ顔が特徴的です。
ダブルコートで、換毛期の抜け毛が多いです。顔のシワには汚れが溜まりやすいので、お手入れが大切です。
体温調節が上手にできないため、暑さ寒さがとても苦手な犬種です。そのため、室内の温度・湿度調整には十分注意が必要です。夏場のお散歩は、早朝か夕方以降にしましょう。 - 性格
- 基本的に穏やかな性格ですが、愛嬌があって遊び好きで人懐っこいです。プライドが高く頑固な一面もありますが、飼い主さんの言うことにも従順で比較的しつけがしやすい犬種でもあります。
保護犬 小型犬の里親にフレンチ・ブルドッグの里親になる前に知っておきたい特徴と性格
- 出生
- 1880年代にフランスで誕生したとされています。
- 身体的特徴
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ブルドッグから改良された犬種で体つきはがっちりとしていますが、短いマズルにシワのある顔、コウモリ耳と呼ばれる立ち耳や短く太い尻尾、太い足もチャーミングです。
短頭種なので、いびきをかきやすいのも特徴の一つです。呼吸しづらい鼻の構造で体温調節も苦手なので、夏のお散歩は必ず涼しい時間にしなければなりません。
また、抜け毛が多いので、こまめなブラッシングが欠かせません。 - 性格
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人懐っこく、快活でおおらか、好奇心旺盛で遊び好きです。
飼い主さんには愛情深く、たくさんなでてあげると喜びます。
忠実で、頭も良いのでしつけもしやすいですが、ひとりぼっちには弱くお留守番は苦手です。
保護犬 小型犬の里親にミニチュア・シュナウザーの里親になる前に知っておきたい特徴と性格
- 出生
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ドイツ生まれの、牧羊犬などの使役犬として活躍していたスタンダード・シュナウザーを小型化した犬種です。
テリア種に似ていますが、ジャーマン・ピンシャー系統です。 - 身体的特徴
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立派な口髭や仙人のような長いまゆ毛がスタイリッシュで魅力的です。
横から見た姿は四角くがっしりとしています。
被毛はダブルコートで、抜け毛は少なめですが、硬めの毛質なので絡まりやすく、定期的なブラッシングが必要です。
また、ヒゲはよだれや食べ物などが付くと赤くヒゲやけしやすいので、こまめに拭いてあげなければなりません。
被毛は伸び放題となるので、定期的なトリミングも必要です。 - 性格
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容姿からの印象と同じく聡明で、家族にとても忠実なので、しつけもしやすいです。
好奇心旺盛で活発、遊び好きです。警戒心が強く吠える傾向がありますので、番犬にも向いています。
保護犬 小型犬の里親にウェルシュ・コーギー・ペンブロークの里親になる前に知っておきたい特徴と性格
- 出生
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原産地はイギリスのウェールズで、牧畜牧羊犬として活躍していました。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークとウェルシュ・コーギー・カーディガンの2種類がありますが、日本ではウェルシュ・コーギー・ペンブロークが主流です。
一般的にコーギーと呼ばれています。 - 身体的特徴
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体つきはがっしりとしていますが、短足胴長がチャーミングポイントです。
しかし、その骨格の構造上腰や膝に負荷がかかるので、股関節形成不全などの病気になりやすいです。そのため、肥満には注意しなければなりません。
換毛期はかなり抜け毛が見られます。 - 性格
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賢く飼い主にも忠実です。
牧羊犬として働けるほど運動能力が高く活発なので、毎日の適度な運動と遊びは必須です。知育玩具やフリスビーなどで遊ばせると喜びますよ。
元気に溢れた活発な犬種のため、毎日程度な運動と遊び、30分以上のお散歩は必須です。
保護犬 小型犬の里親にキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの里親になる前に知っておきたい特徴と性格
- 出生
- 日本では一般的にキャバリアと呼ばれる犬種で、イギリス生まれで王室、特にチャールズ2世に溺愛されていたことからこの名前が付けられました。
- 身体的特徴
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飾り毛の付いた長い垂れ耳と、大きな瞳が優しく穏やかで上品な印象を与えます。
ウェーブがかった絹のような美しい皮毛を持ちますが、絡まりやすいため1日1回のブラッシングが必要です。ダブルコートなので換毛期には抜け毛が多いです。 - 性格
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穏やかで優しく、友好的な性格です。
家族とコミュニケーションを上手にとることができますが、寂しがりやで、ひとりぼっちにされることが苦手な甘えん坊です。
保護犬 小型犬の里親にマルチーズの里親になる前に知っておきたい特徴と性格
- 出生
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世界最古の愛玩犬の一種です。紀元前1500年ごろに、イタリアのシチリア島の南に位置するマルタ共和国にフェニキア人が持ち込んだとされています。
その後中世ヨーロッパで、抱き犬として王室や貴族に可愛がられました。 - 身体的特徴
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光沢のある純白の長いシルクのような美しい被毛が特徴ですが、地面まで届くフルコートで引きずってしまうのでトリミングされることも多いです。
毛は絡みやすく、また傷みやすいのでブラッシングや細やかなケアも必要です。
暑さ・寒さにはあまり強くありませんので、温度管理には注意が必要です。 - 性格
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性質は温厚で従順、甘えん坊です。
上流階級の人たちの「抱き犬」として可愛がられていたため、抱っこが大好きで、自分から抱っこをせがんだりすることもあります。
保護犬 小型犬の里親にシーズーの里親になる前に知っておきたい特徴と性格
- 出生
- チベットで生まれ、清朝末期の宮廷や貴族階級の人たちに飼われていました。西太后に寵愛され、皇帝の足を温める役目をしていたこともあります。
- 身体的特徴
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大きな瞳と短めのマズル、鼻の周りの毛が菊の花のようにも見え、表情がとても愛らしく、気品もあります。
祖先は寒冷地の犬種のため下毛が密生しているダブルコートですが、比較的抜け毛が少ないのが特徴的です。
毛玉ができやすいため、こまめなブラッシングが必要です。 - 性格
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明るく、人懐っこく、遊び好きです。
しかし、貴族の抱き犬としての歴史があるせいか、プライドが高く繊細です。
頑固なところもあるので、しつけには根気が必要なこともあります。
まとめ
今回は、比較的飼いやすい犬種をご紹介しましたが、性格はあくまで傾向であって個体差があります。
保護犬の場合、引き取りの際にその子の性格に合った飼い方の指導などもしてもらえることもあります。
愛情一杯にお世話をしてあげれば心を開いて懐いてくれますし、性格に合った向き合い方もわかってくるので、可愛い保護犬を家族にお迎えしてみてはいかがでしょうか。