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【ポメラニアンの種類】毛色の種類は何種類?猿期とは?

【ポメラニアンの種類】毛色の種類は何種類?猿期とは?

この記事はワンコnowa編集部が監修・執筆を行っています。

テレビ番組やCMなどで紹介され話題となるポメラニアンは、人気ランキングの上位に常に位置する不動の人気犬種です。もふもふの被毛と、サモエド譲りのクリクリした目が特徴で、古くから人気のある犬種として世界中の人に愛されています。また、トリミングによってさまざまなスタイルを作れるところも魅力の一つ。この記事では、小さいさながらも元気でアクティブなポメラニアンの誕生の歴史や性格、毛色の種類、しつけのポイントに加え、ポメラニアン特有の猿期についてご紹介します。

ポメラニアンの歴史と性格について

歴史

ポメラニアンの原産国はドイツだとされることが定説となっていますが、実は原産国ははっきりとわかっていません。ポーランドと北東ドイツの国境地域であるポメラニア地方で見られた大型のスピッツタイプの作業犬が現在のポメラニアンの祖先犬であると考えられています。ドイツでジャーマン・スピッツと呼ばれていたポメラニアンの祖先犬は、北極圏で働く大型の使役犬で、ウルフスピッツとも呼ばれる小さなピンと立った耳が特徴の犬種でした。おそらく、この大型のスピッツタイプの犬がサモエドの祖先犬であると考えられていることから、ポメラニアンの祖先犬がサモエドであるとされているのです。

ポメラニアンの祖先犬である小型のスピッツは、ヨーロッパの各地域でそれぞれに進化し、様々な名前で呼ばれていました。18世紀に入り、当時ウルフドッグと呼ばれていた小型のスピッツをシャーロット王妃がイギリスに連れ帰り、ドイツの領土であったポメラニアにちなんでポメラニアンと名付けたことで現在のポメラニアンが犬種として誕生しました。1863年、ロンドンで開催されたインターナショナルドッグショーに初めて出場したポメラニアンは一躍注目を集め、イングリッシュ・ポメラニアンクラブが設立されるきっかけとなりました。その後、シャーロット王妃の孫にあたるヴィクトリア女王によって、繁殖プログラムが組まれ、家庭犬として改良が重ねられることになったのです。ここで、さらなる小型化や当初、主流であった白またはクリーム色からさまざまな毛色へと発展し、現在のバリエーション豊富な毛色が誕生しました。1898年には、品種標準が定められ、アメリカのさまざまなドッグショーに出場。1900年には、AKCに犬種として正式に認められました。

性格

フレンドリーで賢く、飼い主に忠実なポメラニアンですが、その小さな体からは想像できないほど勇敢な性格の持ち主です。時には、自分の体より大きな犬に向かっていくこともあるほど。また、警戒心が強く神経質な面もあるため、よく吠えることでも知られています。ただし、子犬の頃からしっかりと社会化をして、しつけをすることによって吠える、噛むなどの問題行動を起こさないポメラニアンに育てることができます。

ポメラニアンの種類ポメラニアンの毛色の種類は単色からバイカラーまで豊富なカラーが特徴

ダブルコートで密集した被毛が特徴のポメラニアンは、被毛のカラーはバリエーション豊富で、ブラック、ブラウン、チョコレート、オレンジ、レッド、クリームなどの単色から、ブラック・タン、オレンジ・セーブルなどの二色混合も認められています。日本では、ブラック、ブラウン、ホワイト、クリームが人気です。この記事ではJKC公認のカラーをご紹介します。

単色

ホワイト ポメラニアンの本来の毛色であるホワイトはピュアホワイトであることと定められています。ただし、耳に若干のイエローの線は許容されます。
ブラック オーバーコートは、ホワイトや他の色のマーキングが全くない光沢のあるブラックであること、アンダーコートと皮膚はブラックであることが規定されています。
ブラウン 均一なダークブラウンであることが規定されています。
オレンジ 均一な中間色のオレンジであること、胸・尾及びトラウザー(後ろ足大腿部の飾り毛)でオレンジの毛色がより明るくなっているものは許容されるとされています。

グレーの色調

毛先がシルバー・グレーの毛色です。マズル及び耳の毛色はダークで目の周りの眼鏡が明瞭であり、目尻から耳の付け根まで細いブラックのラインと明瞭なマーキングがあること。いかなる場合もブラックのマーキングが見られないシルバー・グレーであることが規定されています。なお、尾の先端はブラックで、尾の下側とトラウザーは薄いシルバーグレーであることなどが規定されています。

その他の毛色

クリーム、クリームアンドセーブル、オレンジ・セーブル、ブラックアンドタン及びパーティカラー。パーティカラーの場合は、地色が常にホワイトでなければならない。班は、ブラック、ブラウン、グレーの色調、オレンジ、オレンジ・セーブル、クリームまたはクリーム・セーブルのイスレかの均一な単色でなければならない。班は、ボディ全体に分布していることが望ましいとされています。

ポメラニアンの猿期とは?

ポメラニアンには、「猿期」「みにくいアヒルの子期」と呼ばれる時期があります。これは、ポメラニアン特有の成長過程での変化です。

時期的には、生後4ヶ月から6ヶ月の間に、「猿期」が起こります。この時期は、顔の周りの毛や柔らかい子犬の被毛が成犬のふわふわでボリューミーな被毛へと変化する移行期で、鼻の周りや目の周りをはじめ、体全体の毛が抜ける現象を指します。

特に、顔周りの毛がたくさん抜け目鼻がはっきりと目立つようになり、まるで猿の顔のように見えることから、猿期と呼ばれているのです。この猿期は、「毛の抜け」期と呼ばれ、ほとんどの場合数ヶ月間で収まり、ふわふわのボリュームたっぷりの成犬へと成長します。なお、この被毛の移行中に毛色が変わることや個体によっては徐々に毛が抜け落ちるため、猿期を経験しないこともあります。

ポメラニアン飼育のポイント! ポメラニアンの上手なしつけの方法

好奇心旺盛で動いていることが大好きなポメラニアン。動くモノを追いかけたり、飛んだり跳ねたり、とにかく動いていることが大好きです。スピッツの血を引くポメラニアンは、活発で飼い主に対して忠実、賢いことでも知られています。また、好奇心旺盛で、警戒心が強く気が強いところはスピッツ種ならではの性格と言えます。

学習能力が高いため、しつけが入りやすいとされていますが、吠える、噛むなどの問題行動も多く報告されているため、子犬の頃からしっかりとしたしつけと社会性を身につける必要があります。特に、運動不足はストレスの原因となるため、十分な運動をさせることが大切です。賢いポメラニアンのしつけのポイントとして、飼い主がきちんとリーダーシップを取ることが必要です。「吠え癖」「噛み癖」のある問題犬に育ってしまわないためにも、仔犬の頃からしっかりとしつけをすることが大切です。

ポメラニアンはこんな家族と相性が良いです!

ポムの愛称で親しまれているポメラニアンは、明るく賢い性格が特徴で、あらゆる年代の飼い主や住環境にも適応できる犬種です。また、知能が高く飼い主が喜ばせようとする熱意が大きいため、一緒に遊べるゲームをすることや抱っこされることが大好きです。

長時間の散歩や激しい運動は必要ありませんが、ストレスがたまらない程度に散歩してあげることも大切です。そのため、犬とアクティブな時間を過ごしたい飼い主よりも、長い時間を一緒に過ごせる飼い主と相性が良いと言えます。小さな子供から年配の飼い主まで、年齢を選ばないところがポメラニアンの魅力です。

Writers

ワンコnowa 編集部

愛犬飼育管理士/ペットセーバー/犬の管理栄養士の資格を有し、自らもワンコと暮らすワンコnowa編集部ライターチームが執筆を行なっています。
チワワのような小型犬からゴールデンレトリーバーのような大型犬まで、幅広い犬種と暮らす編集部スタッフたちが、それぞれの得意分野を生かし飼い主視点でわかりやすい記事を目指しています。

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