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【 柴犬の種類】大きさやサイズなど柴犬の種類を学ぼう!

【 柴犬の種類】大きさやサイズなど柴犬の種類を学ぼう!

日本犬を代表する犬種といえば天然記念物にも指定されている柴犬です。縄文時代から日本人のパートナーとして飼育され、優秀な猟犬として活躍をしてきた柴犬。海外では、shiba-inuとして人気が高いことでも知られています。知的な外観とエネルギッシュで賢い性質を持つ柴犬は、1万年という長い歴史を持つと言われています。赤色をした豊かな被毛が特徴で、古来から猟犬として活躍し現在では、家庭犬としての人気を確立しています。この記事では、そんな柴犬の歴史や名前の由来、種類についてご紹介します。

柴犬の歴史

紀州犬、四国県、北海道犬、秋田犬の6種類があります。その中の8割を占めるのが柴犬です。1万年という歴史を持つと言われている柴犬は、太古の昔から変わらぬ容姿と性格で日本の天然記念物に指定されています。

日本犬には、秋田犬や紀州犬といったようにその出身地である地名が付けられることが通例となっていますが、柴犬には地名ではない名称がつけられています。柴犬という名前は、中部の山岳地方で呼ばれていた名前が語源となっているのではないかと考えられています。

また、縄文時代から各地の山に入り、猟犬として活躍していた柴犬の名前の由来にもなっているのが赤色の毛色です。古来では、枯葉の色を「柴」と呼びその色と柴犬の毛色が同じであることから柴犬と名がついた説と、柴に「雑木」という意味があることから雑木林を駆け巡る事を得意としていた犬という意味から名付けられたという説や枯れた柴の色に似ている、古い言葉で小さいものを柴と呼んでいたなど諸説ありますが、明確にはわかっていません。どちらにしても、猟犬として活躍するのに適した色を持つ犬という意味が込められていると言えます。

柴犬の種類は5種類

日本犬らしい凛々しい顔立ちと引き締まったカラダが特徴となる柴犬は、日本犬6犬種の中で唯一の小型犬です。

本来、日本各地には地域独特の特色を持つ地柴と呼ばれる柴犬がいました。それらの地柴には各地の地名が付けられていましたが、猟犬となる洋犬の輸入や食糧難、伝染病の流行などが原因で、地柴は絶滅の危機に瀕したのです。そこで、各地それぞれ特色を持つ地柴を集め、柴犬としての種の保存を行い現在の柴犬が誕生しました。その結果、残念ながら各地に根付き独特の特徴を持つ地柴は失われてしまい、現在では、地名が付けられた柴犬は5種類となってしまいました。

現存している5種類の柴犬はそれぞれの地域別に、体型や毛色、性格に特徴があります。
ここでは、各地域別に名前が付けられている柴犬をご紹介します。

01信州柴犬

柴犬と聞いて私たちが思いうかべる柴犬が、長野県出身で柴犬の代表とも言える信州柴犬です。標高の高い信州や群馬県の山間部で猟犬として活躍していた柴犬で、現在の柴犬のルーツとなっています。特徴は、たぬき顔と言われる頭から鼻の付け根の骨格が深く鼻が短い丸顔とがっしりとした筋肉質の体。顔以外に体全体も丸みがあることも特徴です。猟犬らしく勇敢で警戒心が強く、がまん強さが特徴です。また、独立心が強いため飼い主以外には懐きにくいことがあります。

02美濃柴犬

岐阜県原産の柴犬で、絶滅危惧種でもあるのが美濃柴犬です。「緋赤」と呼ばれる赤茶の毛色に全身が覆われていることが特徴で、朝日や夕日に当たると燃えるように輝いて見えると言われています。子犬の頃は、黒みがかった毛色が成長とともに赤茶に変化していきます。多くの柴犬と同じように飼い主に忠実で頑固ですが、遊び好きな性格です。

03山陰柴犬

日本海側の中国地方でアナグマの猟犬として活躍していた因幡犬がベースとなっている山陰柴犬。獲物の巣穴に潜り込むのに適した筋肉質で引き締まったスリムな体つきと小さな頭で、一般的な柴犬に比べ小さな体型です。また、柴犬のトレードマークともいえる巻き尾ではなく、差し尾と呼ばれるまっすぐでしなやかなしっぽが大きな特徴です。毛色は、さまざまで一見すると柴犬に見えないことも。温和な性格ですが、柴犬の中でも特に運動欲求の高い犬種です。

04縄文柴犬

地柴ではありませんが、縄文遺跡で発見された犬の骨格や特徴が似ていることから、他の柴犬とは区別され保存されている縄文柴犬。犬の埴輪ともよく似た面長のきつね顔で足が長い体格が特徴です。俊敏で、飼い主には忠実ながら警戒心が強い性質です。

05川上犬

長野県川上村で古来より大切に飼育されてきた日本オオカミの血を受け継ぐ柴犬です。大正時代に天然記念物に指定され保護されている犬種で、現在の柴犬よりもひと回り大きな体とオオカミにも似た顔つきが特徴です。野生の性質を強く残しているため、運動能力の高さは抜群で、警戒心が強く飼い主以外には懐きにくい性質です。

豆柴は実は犬種ではありません!柴犬の種類ではない豆柴とは?

昨今注目を集めているのが、豆柴と呼ばれる小さな柴犬です。豆柴は、見た目にも可愛くまた飼育しやすいなどの点から、人気となっているようです。柴犬には、現在のように犬種としてスタンダードの基準が規定される以前には、さまざまな大きさがあり、大柴や小柴、尺柴などと呼ばれていたようです。

しかし、これらの柴犬は、自然に生まれてきた個体であり、繁殖者によって意図的に作出されたものではありません。そのため、純血種として、柴犬のスタンダード(犬種標準)が規定されている現在では、あまりに小さい個体は柴犬として認められないのです。また、本来の犬種スタンダードからはかけ離れたサイズであるため、純血種としての健全性に欠けるという観点からも犬種として認められていないのです。

なお、JKCによれば、両親犬が純血種の柴犬であれば、血統書に「柴犬」と表記されるはずで、「豆柴」という名称は正式の犬種名ではないとのこと。最近では、小さければ小さいほど可愛いと考える飼い主が多くいるため、営利目的で無理な繁殖を行う業者も少なくありません。しかし、全ての犬はその犬の持つ歴史に準じた犬らしさと健全性を保つことがとても大切なのです。

柴犬の毛色は4種類で全部で7色ある!

赤色の被毛が柴犬の代名詞ですが、柴犬には赤色の他に黒、胡麻、白と4種類の被毛カラーがあります。赤色がスタンダードの柴犬は、交配を重ねるうちに赤色が薄くなる傾向があり、元来の濃い赤色の色素を残すために黒柴との掛け合わせが行われます。最近よく見かけるようになってきた黒柴ですが、もともとはわずか1割程度しかなかった被毛カラーなのです。

赤色が8割を占める柴犬の中で、黒色、白色の柴犬が生まれる確率はそれぞれ1割以下と少なく、ごくわずかに胡麻色の柴犬が生まれます。胡麻色には、胡麻、黒胡麻、赤胡麻の3色があり、どの色も希少な毛色と言えます。また、柴犬の大きな特徴である、首、胸、腹、尻尾までの裏側は白色である「裏白」であることが条件となっています。

初心者が柴犬を飼うのは難しい?

もっともオオカミに近いDNAを持つとされている柴犬は、猟犬や番犬として古来から日本人と共に暮らしてきました。忠誠心が強く、自信家で独立心旺盛な性質から有能な猟犬として活躍していたことでも知られています。また、頑固な一面や警戒心の強さから、しつけが難しい犬種とも言われています。特に、柴犬といえば「噛む犬」のイメージが定着していることも事実です。しかし、賢く忠誠心の高い柴犬なので、正しい理解のもとでしつけをすればベストパートナーとなってくれるはずです。

柴犬の飼育のポイント!柴犬の上手なしつけの方法。

日本犬らしい凛々しい顔立ちと引き締まったカラダが特徴となる柴犬。噛む犬として不名誉な話題に上ることが多いことから、きつい性格の犬種だと思われがちですが、実は繊細な性格の持ち主です。特に成犬となってからは、信頼できる飼い主と1対1の濃い関係を望み、多くの人から触られたり、見知らぬ人や犬と出会うことを得意としていません。また、飼い主に忠実ながら、独立心旺盛で警戒心が強いことが成犬となった柴犬の特徴です。特に、ベタベタした関係が苦手なため適度な距離を保つことがポイントです。

仔犬期からしっかりとしたしつけが必要

飼い主に忠実ながら独立心が強い柴犬のしつけは、仔犬期からしっかりとした気構えを持って行う必要があります。

愛玩犬やコンパニオンドッグのように、人間と共存することを目的として誕生した犬種とは大きく異なり、飼い主がリーダーシップを発揮できないでいると問題犬へと発展する可能性があるため注意が必要です。残念ながら、そのことが「しつけが入りにくい」犬種と言われている所以です。

柴犬のしつけは、成犬になる前にしっかりとしたリーダーシップを発揮し、誰がリーダーであるかをはっきりと認識できるように振る舞うことが大切です。犬本来の気質を強く残している柴犬は、賢く、忠誠心が強い反面、見知らぬに人や犬、物に対しての警戒心が強く、時には恐怖心からくる攻撃となって現れる場合があります。そのため、仔犬期からスキンシップをこまめに取ることが大切です。

また、集中力が長く続かないことも柴犬の特徴であるため、一気に教え込もうとはせず、少しずつゆっくり時間をかけて教えていくことも必要です。柴犬と暮らしていくためには、根気よくしつけを行い、人間社会に適応した犬に育てることが大切です。

柴犬はこんな家族と相性が良いです!

柴犬は、実はたくさんの運動量を必要とする犬種です。そのため運動不足は、柴犬にとって大きなストレスとなり、ストレスが溜まることで、噛む、破壊するなどの問題行動を起こすことがあります。まずは、1日2回1時間程度の散歩を目安とすることがおすすめです。また定期的に、思いっきり自由に走り回ることができる環境を整えることが大切です。柴犬との暮らしには、しつけと共に必要最低限の運動量を確保することが重要なのです。

そんな柴犬とは、アウトドア好きの飼い主や犬と一緒にスポーツを楽しみたい家族との暮らしが向いています。賢く忠誠心の高い柴犬なので、訓練競技会への参加やアジリティなどへの参加を希望する飼い主とも相性がいいと言えます。

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