スタンダードプードル

スタンダードプードル

この記事はワンコnowa編集部が取材・監修を行っています。

トイプードルに代表されるプードル種には、4種類のサイズがありますが、今回はプードルのスタンダードサイズ「スタンダードプードル」についてご紹介します。気品ある優雅な姿とは裏腹に運動神経抜群のスタンダードプードルは一体どんな犬種なのでしょうか?

スタンダードプードルの歴史

スタンダード・プードルはトイプードルの原種となたった犬種です。プードルの発祥は、ロシアまたは中央アジア北部ではないかと推測されていますが、その後フランスへ渡り、フランス原産とされることが多くなっています。

フランスでは国民的人気を持つスタンダードプードルは、フレンチプードルとも呼ばれ、フランス原産の犬と言われています。スタンダード・プードルは鳥猟に使用されていたことから、牝のアヒルを意味するフランス語の「cane」に由来し、「caniche(プードル)」と呼ばれるようになったと言われています。

また、スタンダードプードルの祖先は中央アジアにいた巻き毛の犬だったとも言われています。この巻き毛の犬が、アジアからかポルトガルへ渡り、フランス、ハンガリー、ロシアなどへ広がり、水中作業を得意とする犬と交配した結果、現在のスタンダードプードルが誕生したとも考えられています。

スタンダードプードルの性格

プードルは、ボーダーコリーに続き、2番目知能指数が高い犬種と言われ、とても賢く、学習能力も高く、明るくて活発な犬種です。

その中でもスタンダードプードルは温厚で人懐っこさもあり、警察犬や盲導犬・災害救助犬で活躍するほど賢く、初めて飼う方にも挑戦しやすい犬種と言えます。トイプードルについては、スタンダードプードルに比べると甘えん坊で少し神経質な部分もあります。自分の家族に合ったタイプを見極めることが重要です。

人やほかのワンコにも愛情深い性格の子も多く、コミュニケーション上手なので、多頭飼いにも向いています。甘えん坊で噛みついたりすることもあまりないため、小さな子どもや高齢者がいる家庭でも飼いやすいと言われています。

ドッグトレーナーさんが教える
スタンダードプードルと相性の良い家族

プードルのルーツは鳥猟犬なので、運動能力が高く、活発かつ運動欲求も旺盛な犬種です。そのため、ワンコと一緒にアクティブに出かけたり、遊んだりできる飼い主さんとの相性がいいでしょう。

全犬種の中で2~3番目に頭がいいといわれる犬種でもあります。トレーニングはしやすいのですが、飼いやすいかというと、そうとは言い切れません。人の感情を読み取る能力が高いので、穏やかに飼い主に寄り添ってくれる子もいますが、一方で悪知恵が働き、飼い主さんの裏をかいてイタズラをしてしまう子もいるからです。

プードルを家族に迎える場合は、飼い主さんがしっかりリードしないと、振り回されてしまうことがあるでしょう。カラーによって、性格に違いが出ることがあります。原種に近いホワイトは活発で陽気な子が多く、同じく原種に近いブラックやシルバーは元気いっぱいでやんちゃな子が多い傾向にあります。改良によって生まれたアプリコットやレッドなどの茶系も基本は活発ですが、やや神経質で怖がりな一面がある子もいます。

Advisor

DOG WORKS ZERO代表
西岡 裕記さん

ドッグトレーナー。高校卒業後、地元の三重県から上京し、青山ケンネルカレッジで動物について学ぶ。警察犬訓練所やトリマー、ショップの店舗管理などを経験し、フリーのドッグトレーナーとして独立。“ゆる~く楽しくHAPPYに!”をモットーに、ワンコのトレーニング法を伝えている。

スタンダードプードルのサイズ・大きさ

体長と体高がほぼ同じスクエア形のバランスのとれた体型で、特徴的な縮れた被毛は巻き毛もしくは縄状毛になっています。優雅で誇らしげな印象を与える犬種です。一番大きいプードルがスタンダードプードルで、体高が45cm〜60cmのサイズのプードル。
体重は16〜29kg、大きい個体だと25kgを超えることもあります。

スタンダードプードルの色の種類と被毛の特徴

プードルの被毛の特徴は、硬い巻き毛が密集しているため、毛が抜けてもカールに絡まって落ちるのを防ぎ、抜け毛が少ないことです。しかし、何もせずに放っておくと伸び続け、毛玉もできやすいので、こまめなブラッシングと定期的なトリミングが必要となります。

また、プードルの被毛はシングルコートと呼ばれるタイプで寒さに弱いので、秋冬にはとくに気をつけましょう。ベッドにはブランケットを敷いたり、服を着せたり、室内の温度を暖かくしたりしてあげてください。

もう一つの被毛の魅力は、バリエーション豊富な毛色です。レッドやアプリコット、クリーム、ホワイト、ブラック、シルバー、ブラウンなどが代表的な毛色ですが、シルバーベージュ、カフェオレ、ミスカラー、ファントムカラー、パーティカラー、ブリンドルなどの珍しい色もあります。一色毛が良いされています。子犬期は濃い色をしており、成長するにつれて薄くなっていきます。

スタンダードプードルの平均寿命

遺伝子的持病がなく、病気にかかりにくい丈夫な体を持つプードルの平均寿命は12〜15歳といわれていて、比較的長生きできる犬種です。

最高寿命は20歳298日で、ギネス世界記録に認定されています。

日頃からストレスをためにくい飼育環境を整え、健康状態をチェックし、病気にかからないように気遣ってあげることが寿命を延ばす秘訣です。

スタンダードプードルの基本データ

原産国 フランス
サイズ 大型犬
犬種グループ 愛玩犬グループ(家庭犬、伴侶や愛玩目的の犬G)
飼いやすさ・しつけのしやすさ 比較的初心者でも挑戦しやすい
運動量 中程度
トリミング 必要(月1回程度)
ブラッシング 毎日
お散歩 プードル:1日2回×1時間程度
飼育費用 月2〜4万(医療費別途)
かかりやすい病気・怪我 膝蓋骨脱臼、骨折、涙やけ、クッシング症候群
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