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【子犬・パピー期の噛み癖や興奮を落ち着かせる方法を学ぼう】パピーが噛んでしまう原因やうまく落ち着かせる方法をご紹介!

【子犬・パピー期の噛み癖や興奮を落ち着かせる方法を学ぼう】パピーが噛んでしまう原因やうまく落ち着かせる方法をご紹介!

Stand by you.

飼い主さんが不安になると、ワンコも不安。飼い主さんが笑えば、ワンコも嬉しい。そんな風に飼い主さんとワンコの気持ちは連動しています。

「Stand by you」では、飼い主さんの小さな不安や心の揺らぎに寄り添い、飼い主さんと様々なお悩みを共有しながら、ワンコの幸せ・ご家族の幸せを一緒に考えていきたいと思います。

今回の「Stand by you」は、初めてのパピートレーニング編です。「落ち着きがなくって」「甘噛みが減らなくて」「興奮すると大変で~」そんな、パピーと暮らす飼い主さんからよく聞くお悩み。今回はそんなパピー期の噛み癖や興奮を落ち着かせる方法を飛彈さんが教えてくれました。

現在パピー期まっさかりで同じお悩みをお持ちの皆さん、是非参考にしてみてくださいね。

飛彈 樹里さん

イヌマニック代表。ドッグマインダーとして、ドッグトレーニング、食事・ヘルスケア、シッティング、介護・グリーフケアのトータルドッグケアサービスを通して、パピー期からシニア期のライフステージやそれぞれのご家族に合わせたサポートに取り組んでいる。


パピー期のお悩み相談人もワンコも大好き!好奇心旺盛な
柴犬の女の子、7ヶ月のモナカちゃん

モナカちゃん 柴犬 女の子7歳

今回ご相談にきてくれたのは、まだ7ヶ月でとにかく人もワンコも大好き!フレンドリーで遊ぶのが大好きな柴犬のモナカちゃんです。

ワンコnowaで開催された柴犬のお茶会にも参加してくれてモナカちゃんは、まさにパピー期まっさかり。そんなモナカちゃんは今回、噛み噛みしてしまう癖や、嬉しい時などに興奮しやすいという、パピー期特有のお悩みについてご相談しにきてくれました。

今回は、元気いっぱいガールのモナカちゃんと一緒に「クールダウン」に挑戦していきます!もし同じお悩みを抱えているパピー期ワンコさんいらっしゃったら、今回のご相談会にたくさんヒントがありましたので、是非参考にしてみてくださいね!

子犬の噛み癖のお悩み子犬が噛んでしまう理由とは?

犬と暮らされている方であれば、子犬期の噛み噛みを少なからず経験されたことがあるのではないでしょうか?その時期が過ぎてしまうと、それもまた良い思い出になりますが、現在進行形で悩まれている飼い主さんにとっては深刻な問題ですよね。

子犬期のワンコ、どうして噛み噛みしてしまうのか、改めて飛彈さんにお伺いしてみました。

理由 1子犬期で歯のむず痒さから噛んでしまう

子犬期は特に乳歯から大人の歯に生え変わる時期でもあるため、歯がむず痒くて口の中の違和感などからついついいろんなものを噛んでしまうことがあります。

理由 2本能的な欲求

犬にはもともと「噛む」という本能的な欲求があります。また、犬にとっては噛んだり、口を使うことがコミュニケーション方法の一つやものを確認する方法など「噛む」行動には様々な意味があるということを、覚えておきましょう。

理由 3気持ちを伝えるため噛んでしまう

子犬の場合、遊んでほしい、構ってほしい、もっと撫でてほしいなど自分に注目してほしいという「気持ちを伝える」方法として噛んでいることもあります。

子犬期の噛み癖のお悩み【モナカちゃんの場合】

  • 嬉しくて興奮すると噛んでしまう。
  • 暇になると物や飼い主さんの手を噛んでしまう。
  • 飼い主さんのご飯が欲しくて、もらえないと
  • 二の腕などを噛んでくる。
  • わざと噛んでだめなものを見つけて持ってくる。
  • ダンボールを噛んで壊したり、ペットシートを噛んだり。

子犬の噛み癖改善子犬の噛み噛みを軽減させる方法

モナカちゃんのお悩みに対して、飛彈さんがくれたアドバイスは5つ。

01「噛む」という本能的欲求を満たしてあげましょう。

まず一つ目は、「噛む」という本能的な欲求を抑えるだけでなく、「満たしてあげる」ということです。モナカちゃんが噛んでOKなものを用意し、OKなものではとことんカミカミしたりお口を使って遊ばせてあげること。そして、噛んではだめなものを噛んでしまった際には、「取り上げる」ことで解決しようとせず、代わりに噛んで良いものを準備してあげることも大切です。

コングなど代わりに噛んで良いものを用意し、しっかりと「噛みたい」という欲求を満たしてあげることは、モナカちゃんのQOLを大事にしてあげることにも繋がります。その時の状況によっては、モナカちゃんが集中できるものを用意したり、一緒に遊ぶなどの「代替行動」で存分にコミュニケーションの時間を取ることもオススメです。欲求が満たされることで、自然と噛む頻度も軽減していくでしょう。

02お散歩などで子犬のエネルギーを発散させてあげましょう。

毎日のお散歩などで子犬のエネルギーを発散させてあげる時間も重要です!例えば、何もやることがなく手持ちぶさたの状態やコミュニケーションの時間が少なくて欲求不満になっている場合、発散する時間をしっかり確保していくことで心身が満たされ良い疲労感も生まれ、結果的に「噛む」ことの軽減に繋がるケースも少なくありません。

いつものお散歩に小走りやダッシュの時間を作ってみたり、おうちの中でも直接手が噛まれないように長さのあるロープやおもちゃなどで動きを入れながらウチの子が夢中になるような遊びなどを取り入れて、生活の中でワクワク発散できる工夫をしてみましょう。

03噛んで良いものとダメなもの。
愛犬と共通の認識を持てるようにしましょう。

愛犬と共通ルールをつくりましょう。
噛んではダメと言っていた物を、今日はOKにして噛ませていたりしませんか?
その時々の状況やそれぞれのご家族に応じて噛むことを許したり、反対にダメにしたり・・・私たちの都合で判断が変わる「ダブルスタンダード」はワンコの誤認識に繋がり、かえって混乱してしまいます。そうした状況ではいくら噛む行動を改善したいと思っていても、対応する飼い主側があやふやなままではいつまでたっても改善されません。

ご家族と愛犬の中でしっかりと「これは噛んで良いもの」「噛んでダメなもの」と共通認識を持てるようにまずはご家族の中でしっかりと区別して対応方法を取り決めていきましょう。

04噛まない環境作りをしましょう!

噛んで良いものと、噛まれたくないものを分けたら、噛まれたくないものは子犬の届かないところに置いたり、目につかないところに片付けて管理しましょう。甘噛み対策の場合には、噛み噛みしそうな時にお口周りで手を動かしたりお口の中に手を入れないようにしましょう。「噛んでいる姿が可愛い」、「噛んでも痛くない」などの理由で噛ませ続けてしまうのは逆効果です。

噛まれて困るもの、噛んではダメなものは予め「噛ませない環境」を作ることが重要!噛まない環境作りは飼い主さんの協力が何より不可欠です。飼い主さんの「判断力・対応力」も一緒に磨きながら、子犬の「噛んでしまった」を少しでも減らすよう、未然に防ぐ対策を行っていきましょう。

05もし、噛んでしまった時は下記に気をつけましょう。

実は子犬が噛んでしまった時の対応もとても大切です。下記の点に気をつけて対応をしてみましょう。

  • 噛んでしまった際の「NO(ダメ)」は何度も言い続けないように。
  • ワンコに伝えるキュー(合図)は家族内で統一した言葉を使いましょう。
    (ワンコが混乱しないよう、わかりやすく短いワードで!)
  • 噛むのがエスカレートしたり、やめない場合は一度立ち上がりその場を離れるなど、小休止を入れてみましょう。
  • 噛み癖が始まりそうだなと察知した際に、「おすわり」など、別の行動で興奮を落ち着かせる練習をしてみましょう!

飛彈さんから、子犬の噛み噛み改善のポイント!

噛む行動の改善のポイントは、「行動面」と「環境面」の2本柱で対応していくことが大切です。特に子犬の場合は「はじめてづくし」のことがいっぱい!

飼い主にとってはいわゆる「お困り行動」だとしても、ワンコにとって楽しさや興奮から噛み噛み魔になったり、場合によってはどこか痛みや不快を感じて噛む行動が現れることも。やみくもに「噛んではダメ!」と言っているだけでは、根本的な改善は残念ながら難しいでしょう。

「噛む」行動の意味、犬の習性についても理解を深めていくことも欠かせません。行動の意味や習性を知ることで、その後の対応方法にグッと変化が現れ、解決の一歩にもなっていきます。

子犬の噛み癖改善子犬特有の興奮を抑えるためには?

新しい場所にいった際、初めての人やワンコに会った際、子犬の興奮が治らなくてこまった経験はないでしょうか?今回ご相談にきてくれたモナカちゃんも、人やワンコに会えると嬉しくて喜びが爆発してしまうそうです。

なんとか落ち着かせようと試みるものの、時には逆に興奮して噛み噛みに繋がってしまう場合もあるのだとか。今回は興奮を抑えるためのポイントも飛彈さんにお伺いしてみました。

01興奮にも、エネルギーの発散が大切です。

噛み癖改善方法でもあった、エネルギーの発散は「興奮」を沈めるのにも有効です

お散歩などの運動だけでなく、うちの子が興味を持ちそうなおもちゃを使ってみたり、ノーズワークなどを取り入れることもおすすめです。

激しく体を動かさなくても、嗅覚を使いながら集中して頭をフル回転させることでワンコが持っている五感を活用しながら達成感や心地よい疲労感を感じることは、心身の発散やグッスリ質の良い眠りにも繋がります。雨の日でもおうちの中でできますので是非試してみてください。

知育玩具がない場合でも折りたたんだタオルの中にフードを隠したり、難易度をあげてタオルの結び目にフードを隠してみたり、空き箱を活用してみたりと工夫次第でさまざまな遊び方ができます。愛犬の集中している姿や成長を感じながら、一緒に楽しんでチャレンジしてみてください。

02いつでも落ち着ける練習をしましょう!

お食事やおやつなどをあげる際に合図を出している「おすわり」や「待て」、食べるとき以外に使う機会はありますか?せっかくモナカちゃんができる行動を食べる時以外にもぜひ応用し、いつでも・どこでも落ち着ける練習をしていきましょう。

まずは、外でも合図が出たらしっかり反応してもらうために、興奮していてもパパやママからお名前をよばれたら、呼ばれた人に意識を向けてもらうことからスタートするのがおすすめです。

今回はモナカちゃんと、どんな状況でもお名前を呼ばれたらパパ・ママへ意識を向けられる練習に取り組んでみました!

子犬のファーストステップ!興奮していても呼ばれたらしっかり意識を飼い主さんに向ける練習をしてみよう!

子犬のトレーニングのファーストステップとして、今回は「待て」や「お座り」の前に必要なアテンション(アイコンタクト)でしっかり意識を飼い主さんにむける練習をしてみました。

おうちの中で普段はできていることも、お外や初めて行く場所、そして興奮しているシチュエーションで同じようにするのは難しいものですよね。どんな時でも名前を呼ばれたら飼い主さんの方に意識を向けられるように、日頃から少しずつ練習しておきましょう。

  1. 愛犬の名前を呼びます。
  2. 愛犬がしっかりお顔(意識)を向けたら間髪いれず
    褒める言葉をかけて、ご褒美をあげましょう。

    POINT!ワンコが迷わないように下記に注意

    • 褒め言葉は家族で統一を!
    • 褒める際は言葉を掛け続けたり、ワンコを撫で回したりしない。
  3. 最後はしっかり「よし!」などの言葉で解除の合図を出しましょう。

上記ができるようになったら、下記のように、少しずつ難易度をあげてトレーニングをしていくことで、どんな時でもお名前を呼ばれたら意識を向けられる練習をしていきましょう。

  • 他の人に名前を呼んでもらい、呼ばれた人へ意識を向ける
  • 少し離れた距離でも合図に対して意識が向けられる
  • 新しい場所や、周りを他の人やワンコが通ってもできるように練習

パピー期は吸収も早い!
一度のトレーニングでもモナカちゃんに変化が

今回、上記のトレーングを30分ほど飛彈さんのアドバイスを元にモナカちゃんと取り組んでみました。すると、最初は他のものに集中しているとなかなか名前を呼んでもこちらを向いてくれなかったモナカちゃんが、しっかりとお顔を上げ意識を向けてくれるように。

お名前を呼んで意識を向けられるようになってからはお座り、待てなどの流れもスムーズにできるようになっていました。やはり子犬の成長力はすごいですね。

是非、みなさんもおうちで愛犬とトライしてみてください。

飛彈さんからのアドバイス!

分かりやすい合図と褒め言葉をタイミングよく伝えることは、飼い主さんにとって欠かすことができない重要なミッションです!

正解かどうかが分からなければ、モナカちゃんもどうしたら良いか分からないままですし、迷ってしまうことでモナカちゃんなりに考えて別の行動をしはじめることもあるでしょう。

また、正解の合図を出す時に何度も同じ言葉を言い続けたり、頭や顔周りをくしゃくしゃと撫で回すことは、飼い主さんにとって良かれと思っていることでもかえって興奮するキッカケになる場合も。余計な声掛けや刺激を入れずシンプルに合図を出すことは、実際に行ってみると意外と難しく感じるかもしれません。

モナカちゃんと一緒に練習重ねていくことで、お互いがスキルアップできるようになっていきます。子犬のモナカちゃんは今がトレーニングのスタートライン!焦りや無理をしすぎることでトレーニング嫌いにならないよう、一緒にトレーニングの時間を楽しむ気持ちで取り組んでいきましょう!

飛彈さんからのメッセージ

「甘噛み」のお悩みは子犬期のお悩みトップ3に入るほど、ワンコライフの中で飼い主さんが一度は経験する1つかもしれません。「噛む」という行動は人の生活では身近な行動ではないけれど、ワンコにとっては犬本来の自然な行動の1つです。「噛む=ダメなこと」と人目線で判断してしまうことで、かえってワンコの欲求不満を増やしてしまい、別のお困りことが出てくるキッカケになることも。

犬という動物を理解し、噛む行動の目的などを理解してあげることも私たち飼い主にとって必要不可欠です。パワー満タンの子犬期は心身をしっかりと満たし、遊びの中で様々なことを学んでいくとグングン吸収していきます。

逆に大きな声で怒鳴りつけたり、マズルをギュッと掴んだり顔を床や噛んだものへ押し付けたりするような「怖いこと・痛いこと」で止めさせようとするのは逆効果!せっかく築き始めた信頼関係を一気に損うことにも繋がります。恐怖や痛みなどの罰はむやみに使わず、目の前にいるうちの子の状態を理解していくことからはじめましょう。飼い主さんご自身では対応が難しい時には大変な状況になる前に専門家へご相談されることをオススメします。

子犬期は1日1日が変化の時期、ワンコのQOLを満たしながら健やかな成長をまるっとサポートできるうちの子の応援団長を目指していきましょう!

飛彈さんにご相談したい方大募集!

うちの子の「早食いを治したい!」「怖がりを治したい!」「お泊りでも眠れるようになりたい」などなど…そんな飼い主さんの願いを叶えるお手伝いを飛彈さんと一緒にお手伝いしたいと思います。

飛彈さんにご相談したい方は、お気軽にワンコnowa公式インスタグラムのDMからご連絡ください!

実施方法
直接対面 or オンライン(直接対面の場合:東京原宿)
日程
平日のみ

「Stand by you.」へのご感想やご意見、ご質問も受け付けております。ワンコnowa公式サイトのお問い合わせか、公式インスタグラムのDMからお気軽にお送りください。

参考リンク

Inumanic 飛彈樹里さんに愛犬について相談したい方はホームページをご確認ください。

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