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【毛のない犬7選】毛のない犬種「ヘアレスドッグ」の種類と特徴、飼い方のコツを解説

【毛のない犬7選】毛のない犬種「ヘアレスドッグ」の種類と特徴、飼い方のコツを解説

毛のない犬?毛のない犬「ヘアレスドッグ」について知ろう

犬というとやはりモフモフでふさふさの毛をイメージする方も多いですよね。もちろん、世界の犬種を見るとスムースコートでもロングコートでも毛が生えた犬種が大半です。しかし、実は毛が生えない犬や体の一部にしか毛が生えない犬種もいいるということをご存知でしょうか?

この記事では毛の生えない犬、「ヘアレスドッグ」についてご紹介します。毛の生えない犬にはどんな犬種がいて、どんな特徴を持っているのか。また毛が生えない理由や、毛が生えない犬種を家族に迎える場合に、気をつけるべき点などをご紹介していきます。

是非、毛のある犬と暮らされている方は、自分の愛犬との違いにも注目しながらご覧ください。

毛のない犬の種類毛のない犬種は世界で7種類だけ!

毛のない犬「ヘアレスドッグ」は、体に被毛がほとんどありません(体の一部がヘアレスの犬種も)。毛がない分、体温が高くその昔は人が抱いて体を温めたり、湯たんぽのような役割を果たし、古代エジプトなどでは重宝されてきたといいます。

また多くの犬種が被毛を持っていますが、犬は好きだけど犬の被毛アレルギーで飼えないという方たちからも、抜け毛やフケが通常の犬より少なめの「ヘアレスドッグ」は愛玩犬として愛されてきました。

そんな毛のない犬「ヘアレスドッグ」ですが、現在犬種として登録されている犬が世界で700〜800犬種あるなかで、たった7犬種しかいません。その希少な7犬種が以下の犬種になります。

  1. チャイニーズ・クレステッドドッグ
  2. ショロイツクインツレ(メキシカン・ヘアレス・ドッグ)
  3. アメリカン・ヘアレス・テリア
  4. ペルービアン・ヘアレス・ドッグ
  5. カーラ(ボリビアン・ヘアレス・ドッグ)
  6. アルゼンティニアン・ヘアレス・ドッグ
  7. ペルービアン・インカ・オーキッド

今回は世界でも珍しく、日本ではなかなか会う機会も少ない毛のない7犬種についてご紹介します!

毛のない犬 1チャイニーズ・クレステッドドッグ

チャイニーズ・クレステッドドッグは、古い歴史がある犬種で、メキシコ人の祖先であるアズテック人が飼育していた毛のない犬が祖先とされています。頭部、下肢、尾にだけ毛があるユニークな見た目が、中国清朝時代の男性の髪型に似ておりこの名が付けられました。原産国は中国の他にもトルコ、アメリカ、メキシコなどの説があり、明確にはわかっていません。

そんなチャイニーズ・クレステッドドッグも、ヘアレスドッグの1犬種です。被毛は、毛が頭部、下肢、尾にしかないヘアレスタイプと長く柔らかい毛を持つパウダーパフタイプの2種類存在し、このヘアレスタイプの方が「毛のない犬種」の一つで、ヘアレスタイプは犬アレルギーでも飼育可能とされているヘアレスドッグとしても注目されています。おそらく日本で一番知っている方の多い毛のない変種はこのチャイニーズ・クレステッドドッグのヘアレスタイプでしょう。

遊び好きで体を動かすことを好み、活発ですが骨が細いため骨折や脱臼などに注意が必要です。性格も非常に穏やかで飼い主にも従順ですが、少しだけ神経質な面もあるため、子犬の社会化期などにさまざまな物や人などに慣らしておくと良いでしょう。

チャイニーズ・クレステッドドッグのヘアレスタイプを飼育する際に注意するポイント

皮膚炎や骨折や脱臼には要注意!

特に、ヘアレスタイプの子は皮膚が弱い子が多く、皮膚の赤みや脱毛、かゆみ、湿疹などが現れる皮膚炎に注意が必要です。異変を感じた場合は動物病院に相談しましょう。また、骨が細いため骨折や脱臼を起こしやすい犬種です。そのためソファからの飛び降り、ジャンプなどはなるべく避けましょう。子犬の頃から癖がつかないよう、しつけておくことも大切です。

また床を滑りにくくすることで、足や腰への負担も軽減され、滑って転倒した際の骨折や脱臼などの対策にもなります。そのため絨毯やマットを敷いたり、滑りにくい材質に変えると良いでしょう。

年中洋服が必要

ヘアレスタイプの子は毛がないため、夏の強い紫外線や冬の寒さなどの対策が必要です。夏場は薄手の洋服を着せ、直接紫外線を浴びないようにしましょう。
冬場などは暖かい厚手の洋服などを着せたり、暖房やホットヒーターなどで暖かく過ごせるよう環境を整えてあげると良いでしょう。

毛のない犬 2ショロイツクインツレ(メキシカン・ヘアレス・ドッグ)

メキシカン・ヘアレス・ドッグとしても知られるショロイツクインツレはキシコ原産のヘアレス犬種です。「神の使い」とみなされおり、犬種名はこの神の名に由来していると言われています。ショロイツクインツレは死んだ人間の魂を導くと信じられており、ショロイツクインツレの肉が特別な儀式の際に食されていたといいます。そのため、ショロイツクインツレの頭数は一時期絶滅近くまで減少し、現在はでメキシコKCがこの犬種の保護に取り組んでいるそうです。ショロイツクインツレ(メキシカン・ヘアレスドッグ)がヘアレスなのは突然変異によるもので、ブリーディングなど作為的に作り出された犬種ではありません。

ショロイツクインツレは、体温が高く、その昔は病人を温めたりするのに重宝したと言われています。最大の特徴が体のほとんどに毛がないことで、スムースで柔らかい皮膚をしています。

性格はというと、静かで穏やか。落ち着いておりとても利口な犬種です。ただ、飼い主さん以外の人に対しては疑い深い面も。ただし攻撃的なことはないので、コンパニオンドッグにも最適です。

ショロイツクインツレ(メキシカン・ヘアレス・ドッグ)を飼育する際に注意するポイント

皮膚のケアはやはり大切!

頭頂部や尻尾にわずかに毛が生えているだけで、体のほとんどに毛がなく皮膚が剥き出しのため、気温の変化や湿度の変化に敏感です。寒い冬や日差しの強い夏には冷暖房やい服で皮膚を保護してあげることが必要です。定期的な入浴と皮膚のケアとして犬用のスキンクリームを利用することで乾燥などから皮膚を守るのもす有効です。

子犬の頃の社会科は必要!

子犬の頃はやんちゃですが、成犬になるにつれ穏やかに落ち着いてきます。ただし少し神経質な面も持ち合わせていますので、パピー時の社会化トレーニングはしっかりと行うようにしましょう。

毛のない犬 3アメリカン・ヘアレス・テリア

アメリカン・ヘアレス・テリアは、アメリカ生まれでテリアグループに分類されるヘアレスドッグです。原産国のアメリカでも珍しく、日本でもなかなかお目にかかる機会がない犬種です。1972年にアメリカン・ラット・テリアから突然変異で生まれた無毛で生まれた個体から作られた新しい犬種で歴史も浅くJKCにもまだ認定登録はされていません。

アメリカンヘアレステリアは無毛の肌が最大の特徴で、大きな目と立ち耳を持っています。パウダータイプも存在しますが、多くは毛がない状態でそこに黒などの斑が入っている子が多いです。

アメリカンヘアレステリアは温和で人懐っこく好奇心旺盛で、フレンドリーな性格なので、コンパニオンドッグにも向いています。ただしテリア種は元々、穴の中に住むキツネなど小型獣用の猟犬として働いていた犬種のため、気が強く、少し荒っぽいところがあると言われています。そのためアメリカンヘアレステリアも小動物に対しては見境なく追いかけるなどの行動が出る可能性があります。

アメリカン・ヘアレス・テリアを飼育する際に注意するポイント

皮膚の乾燥ケアはしっかりと!

毛がほとんどなく、無毛のため皮膚が乾燥にとても弱いので、保湿ローションやクリームなどを塗って被毛を乾燥から守ってあげましょう。寒さにも弱く、冬にお散歩する際には犬用の洋服を着せることが必要です。

水遊びは苦手!

アメリカンヘアレステリアは運動は好きですが、水泳が苦手な傾向にあると言われていますので、川や海などに連れて行った際にもおぼれたりしないように気をつけてみてあげる必要があります。

毛のない犬 4ペルービアン・ヘアレス・ドッグ

ペルービアン・ヘアレス・ドッグは、ペルー原産のヘアレスドッグとなっていますが、もともとのルーツは中国やアフリカとの説もあり、正確なところはわかっていません。紀元前3000年頃にはすでに存在していたと言われており、インカ帝国では「聖なる犬」として崇められていたそうです。

頭に少し毛がありますが、体はほとんど無毛です。毛色はブラック、グレー、ダークブラウン、ブロンドなどさまざなカラーがいます。体の大きさでスモール・ミディアム・ラージと3種類に分かれています。体の大きさによって運動量が異なり、大型の場合は20kg以上になる個体もあり、ミディアム以上になると運動量が格段に増えてきます。黒っぽい皮膚と長い足が特徴的で、個体によっては頭部にうっすら毛が生えていることがあります。

ペルービアン・ヘアレス・ドッグの性格は飼い主には愛情深く、従順で忠実ですが、飼い主さん以外に対しては警戒心が強く、番犬としては優秀と言われています。

ペルービアン・ヘアレス・ドッグを飼育する際に注意するポイント

皮膚のケアや犬服の着用を!

無毛のため気候によって犬用の服を着せたり、皮膚を守る保湿ローションやスキンクリームを塗ってケアをしてあげましょう。定期的にお風呂にいれたり、肌を拭いて清潔にしてあげることも有効です。

毛のない犬 5カーラ(ボリビアン・ヘアレス・ドッグ)

ヘアレス・カーラは、ボリビア原産の犬とペルービアン・へアレス・ドッグの掛け合わせから誕生したといわれているヘアレスドッグで、ボリビアン・ヘアレス・ドッグとも呼ばれます。初めの頃はヘアレス・カーラは食用として使われていたがすぐに取りやめられ、現在は完全にペットとして飼育されています。JKCにも登録もされていません。日本ではほとんど見ることができない希少な犬種ですが、原産国のボリビアではとても人気で、ボリビアの国犬にも指定されています。

頭部にモヒカンような被毛が生えていますが、その他の部分には基本的に毛が生えておらず、肌がなめらかでしっとりしているのが特徴です。名前の由来はケチュア民族の言葉で「服なし」を意味する言葉「カーラ(Khala)」からきていると言われています。

少しがっちり体型のポッタリー(Pottery)タイプと、背が高くスリムなサイトハウンドタイプがいます。また通常の無毛のヘアレスタイプの他にパウダーパフタイプというコートを持つタイプのものがいます。

攻撃性は低く、温厚な性格で飼い主や家族には従順で愛情深い性格です。しかし、警戒心がとても強く、飼い主以外の人とは距離をとります。遊ぶのが大好きなので、たくさん遊ぶ時間をつくってあげるとよいでしょう。

カーラ(ボリビアン・ヘアレス・ドッグ)を飼育する際に注意するポイント

皮膚のケアや犬服の着用を!

毛がほとんどなく無毛のため皮膚がとても弱いので、肌を日差し、乾燥、寒さ、暑さなどから守るために保湿ローションやクリーム、日焼け止めなどを塗って被毛を乾燥から守ってあげましょう。寒さにも弱く、冬にお散歩する際には犬用の洋服を着せることが必要です。

硬すぎる食べ物を与える際には注意を!

他のヘアレス犬種と同様にヘアレスタイプのものは生まれつき歯が足りない犬種が多いため、あまり硬すぎるものを与えないように注意が必要です。

毛のない犬 6アルゼンティニアン・ヘアレス・ドッグ(ピラ・ドッグ)

アルゼンティニアン・ヘアレス・ドッグは、15世紀前後に生まれたアルゼンチンのブエノスアイレス原産のヘアレスドッグです。アルゼンティニアン・ヘアレス・ドッグは、食用などではなく、愛玩犬としての飼育されており、人の寝床や病人をあたためたり、温湿布の代わりとして主人やその家族を高い体温で暖めることに用いられてきた犬種です。

現在は原産のアルゼンチン国内でも希少な犬種となっており、愛好家によって保護は行われていますが、絶滅に瀕している犬種と言われています。

アルゼンティニアン・ヘアレス・ドッグの特徴としては、被毛がほとんどなく、頭部や足先、尾の先などに部分的に少しだけ生えている場合があります。他のヘアレスドッグ同様、他の犬種と比べると歯の本数が少なくなっています。立ち耳につぶらな瞳の愛らしい見た目で、肌はしっとりとしており、触ると柔らかく暖かい感触をしています。肌の色は黒か紫で、桃色のスポットを持つ個体もいます。

他のヘアレス犬種と同じように、毛が全身に生え、歯の欠如がない「パウダーパフ」と呼ばれる個体も存在します。

頭数が少ないため傾向とはなりますが、性格は飼い主には忠実で愛情深く飼いやすいですが、飼い主以外には、警戒心が強いという面も持ち合わせています。

アルゼンティニアン・ヘアレス・ドッグ(ピラ・ドッグ)を飼育する際に注意するポイント

皮膚のケアが大切!

頭頂部や尻尾にわずかに毛が生えているだけで、体のほとんどに毛がなく皮膚が剥き出しのため、気温の変化や湿度の変化に敏感です。寒い冬や日差しの強い夏には冷暖房やい服で皮膚を保護してあげることが必要です。定期的な入浴と皮膚のケアとして犬用のスキンクリームを利用することで乾燥などから皮膚を守るのもす有効です。

硬すぎる食べ物を与える際には注意を!

他のヘアレス犬種と同様にヘアレスタイプのものは生まれつき歯が足りない犬種が多いため、あまり硬すぎるものを与えないように注意が必要です。

毛のない犬 7ペルービアン・インカ・オーキッド

ペルービアン・インカ・オーキッドは、世界最古の犬種の1つと考えられています。起源は少なくともインカ文明より前にさかのぼると考えられています。

別名はムーンフラワー・ドッグといい、肌の色がとても薄いため日焼けに弱く、暗くしてオーキッド(蘭)などの花で飾った部屋で飼育され、夜間のみお散歩にいくことができたため、このムーンフラワー・ドッグという別名がついたと言われています。日本で会うことはなかなかできませんが海外では人気の犬種です。

ペルービアン・インカ・オーキッドの特徴は、目の上の毛とヒゲ以外の毛は全くありません。まれに頭頂に白い毛が生えている個体もいます。肌の色はピンクの班をもつ薄い黒色です。細身のすらりとした体つきで脚が長く、長めの立ち耳・サーベル形の垂れ尾を持っています。

性格は穏やかで元気で快活。活動的でフレンドリーな上、攻撃性は低く飼い主さんには愛情深い犬種です。ただし、警戒心は強く、知らない人には対しては距離を置いて警戒します。また、狩猟本能があり、小動物に対しては見境なく追いかけるなどの行動が出る可能性があるので注意が必要です。

ペルービアン・インカ・オーキッドを飼育する際に注意するポイント

皮膚のケアが大切!

頭頂部や尻尾にわずかに毛が生えているだけで、体のほとんどに毛がなく皮膚が剥き出しのため、気温の変化や湿度の変化に敏感です。寒い冬や日差しの強い夏には冷暖房やい服で皮膚を保護してあげることが必要です。定期的な入浴と皮膚のケアとして犬用のスキンクリームを利用することで乾燥などから皮膚を守るのもす有効です。

膵炎やてんかんに注意

ペルービアン・インカ・オーキッドは膵炎やてんかんをおこしやすい犬種と言われていますので、注意が必要です。

毛のない理由毛のない犬に毛がない理由

毛のない犬「ヘアレスドッグ」が生まれるのは遺伝子の変異が原因と言われています。

毛のない犬を研究したところ、被毛を持たない犬には遺伝子の突然変異が確認されました。その変異遺伝子は「FOXI3」と名付けられ、現在ではこの「FOXI3」という変異遺伝子は犬が無毛になる原因であるとされています。

この無毛を生じる遺伝子は優性遺伝子で、親犬のどちらかの優性遺伝子を受け継ぐととヘアレスドッグの子犬が産まれます。

ただし、ヘアレスドッグ同士を掛け合わせてもヘアレスドッグは生まれません。被毛のある犬と被毛のない犬種をかけあわせることでヘアレスドッグは生まれます。同犬種同士の交配で生まれないため、ヘアレスドッグの数は少なく希少なのかもしれません。

まとめ毛は抜けないけれど大変な部分も

いかがでしたが、毛のない犬について理解を深めることができたでしょうか?アレルギーやお世話のしやすさで毛のない犬を探されている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、今回学んだように、皮膚の弱さや歯や骨の問題など毛のない犬にもそれぞれケアが必要な部分があります。

どんな子を迎えたとしても、その犬種を理解し弱い部分を守り、最後まで家族として暮らしていくという覚悟が必要なことには変わりないかもしれませんね。

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