【プードルの種類】大きさやサイズなどプードルの種類を学ぼう!

【プードルの種類】大きさやサイズなどプードルの種類を学ぼう!

トイプードルに代表されるプードル種には、4種類のサイズがあります。気品ある優雅な姿とは裏腹に運動神経抜群のスタンダードプードル。本来、水猟犬として活躍していたスタンダードプードルは、全犬種中トップクラスの賢さを持っています。また、日本では13年連続人気ランキング 1位に君臨しているトイプードルやサイズ違いのミニチュアプードル、ミディアムプードルもスタンダードプードルを基礎犬として作出された犬種です。どのプードルも容姿の美しさはもちろん、毛が抜けにくく、体臭が少ない上、豊富なカットスタイルがあることも人気の秘密と言えます。

歴史や性格などプードルの概要について

賢く、運動能力が高い上、容姿抜群のプードルは世界中で人気の犬種です。フランスの国犬でもあることからフランス原産の犬種と思われていますが、実はドイツ原産の犬種です。また、トイプードルの起源には諸説あり、現在でも議論が続いています。ここでは、スタンダードプードルの起源に加えトイプードルのフランス起源説、イギリス起源説、アメリカ起源説の3つをご紹介します。

スタンダードプードルの起源とは

フランスでは国民的人気を持つスタンダードプードルは、フレンチプードルとも呼ばれ、フランス原産の犬と言われています。一方で、プードルという名は、水をはねかけるという意味のドイツ語が起源とされていることから、ドイツが原産ではないかと推測するケネルクラブもありますが、詳細はわかっていません。また、スタンダードプードルの祖先は中央アジアにいた巻き毛の犬だったとも言われています。この巻き毛の犬が、アジアからかポルトガルへ渡り、フランス、ハンガリー、ロシアなどへ広がり、水中作業を得意とする犬と交配した結果、現在のスタンダードプードルが誕生したとも考えられています。

諸説あるトイプードルの起源

泳ぎの能力と賢さを併せ持ったスタンダードプードルは、16世紀にはフランスでカモ猟を使役として活躍していました。このことからフランスでは、プードルではなく「カニッシュ」(カモを獲る犬)と呼ばれています。また、水猟犬としてだけではなく愛玩犬として、フランスはじめヨーロッパの貴族からも絶大な人気を得ていました。一説には、この時代に、スタンダードプードルを小さくし、愛玩犬としてふさわしいサイズのトイプードルが誕生したと言われています。

また、訓練性能の高さから、サーカス団で「トリックドッグ」としても活躍していたスタンダードプードルは、イギリスに渡り、優れた嗅覚を生かしトリュフ探知犬として能力を発揮。トリュフを掘りだすために小型化されたという説もあります。さらに、20世紀に入りアメリカに渡ったスタンダードプードルが、アメリカの家庭犬に向く犬として小型化され、トイプードルが誕生したと言う説など諸説ありますが、現在のFCIでの登録は原産国がフランスとなっています。

プードルの性格

フランス人に愛されフランスの国犬となっているスタンダードプードルですが、実は原産国はドイツ。ドイツ語で水しぶきを表す言葉「プデリン」がプードルの由来です。ドイツで水猟犬として作出されたスタンダードプードルは、高い水泳能力、知的で明晰な頭脳を持つことで知られています。外見はエレガントですが、飛び跳ねるように走り、時にはテーブルの上まで垂直跳びで乗ってしまうほどの運動能力を持ち合わせています。子犬の頃から、賢さと高い運動能力を発揮し、時にはいたずらで飼い主の頭を悩ませるところもスタンダードプードルの魅力です。

プードルのサイズの種類について

プードルは大きく分けるとスタンダード、ミディアム、ミニチュア、トイの4タイプ。この中で、最も古くから存在していたのがスタンダードプードルで、次に古い犬種のトイプードルはスタンダードプードルを小型化した犬種だと言われています。このほかに、トイプードルより少し大きいミニチュアプードルやスタンダードプードルよりやや小さいミディアムプードルも犬種として認められています。どのタイプも同じプロポーションを持っていることが特徴です。
なお、小さいことから注目を集めているタイニープードルやティーカッププードルは、JKC(ジャパンケネルクラブ)、AKC(アメリカンケネルクラブ)、FCI(国際畜犬連盟)などの犬種団体から犬種として認められていません。

スタンダードプードル

小さな子犬の頃は、トイプードルとそっくりなスタンダードプードルは、ミディアム、ミニチュア、トイの基礎犬となっている犬種です。そのため、スタンダードプードルの特徴である均整のとれたスクエアな体つきや体高と体長がほぼ同じといったプロポーション、細い手足、小さめの頭部はどのサイズのプードルにも受け継がれています。

体重と体高

標準的なスタンダードプードルの体重はオスが約27〜約32kg、メスでは約18〜約22.6kgとされています。また、体高はオス、メスどちらも45cm〜60cm程度が理想とされています。

ミディアムプードル

1700年代、フランスでスタンダードプードルを改良して作出されたのがミディアムプードルです。アメリカでは、最も人気のあるサイズがこのミディアムプードルですが、AKC(アメリカンケネルクラブ)では公認されていません。なお、日本では、アメリカと同様にミディアムプードルと呼ばれていますが、ヨーロッパではフランス語で中間のサイズを表す「モワイヤン」または同じ意味のドイツ語で「クライン」と呼ばれています。

体重と体高

標準的なミディアムプードルの体重は約9〜約13kgとされています。また、体高はオス、メスどちらも38cm〜50cm程度が理想とされ、スタンダードプードルとミニチュアプードルの中間に位置するサイズです。

ミニチュアプードル

知能の高さと訓練のしやすさからフランスで注目を集めたスタンダードプードルですが、より家庭犬として飼いやすいサイズへと改良されたのがミニチュアプードルです。現在では都市で飼育するのに適したサイズながら、スタンダードプードルの特徴を強く残している犬種として欧米で人気があります。

体重と体高

標準的なミニチュアプードルの体重は約3〜約13kgと幅広い大きさが認められています。また、体高はオス、メスどちらも28cm〜38cm程度が理想とされ、トイプードルについで小さいサイズです。

トイプードル

ぬいぐるみのような可愛らしさからフランスのルイ16世、アン女王にも愛されたトイプードル。日本でも抜群の人気を誇っている犬種です。カールした巻き毛と大きな瞳、愛らしい顔立ちがトイプードルの魅力です。公認されているプードル種の中で最も小さいサイズがトイプードルです。

体重と体高

標準的なトイプードルの体重は約3〜5kg、体高25cm〜28cmがスタンダードとされています。ミニチュアプードルと同時期に、スタンダードプードルを改良して作出された犬種です。

プードルの毛の色の種類について

日本で人気のある小型犬種トイプードルの原型でもあり、プードル種の中で最も古い歴史を持つスタンダードプードルは、元来、ハンターが撃ち落とした水鳥を泳いで回収してくる役割を担っていました。ラブラドール・レトリバーやゴールデン・レトリバーと同じ回収犬としての使役を担っていたスタンダードプードルとレトリバー種との大きな違いが豊富な毛量とクルクルと巻いた被毛です。また、強い巻毛のため抜け毛が少ないこともレトリバー種との大きな違いです。カットしやすい柔らかい被毛を持つスタンダードプードルですが、生涯にわたって被毛が伸び続けることが大きな特徴です。

プードルの被毛カラーはバリエーションが豊富

多彩な毛色が認められているプードル。JKCでは、どのサイズも単色であることが望ましいとしています。JKCが公認している被毛カラーは、ブラック、ホワイト、ブラウン、グレー、フォーンの5色。この他にも、AKCではブラウン&アプリコット、カフェオレ、ホワイト&レッド、ブラック&タンなどさまざまな配色も認めています。ここでは、JKCが公認する被毛カラーについてご紹介します。

ブラック

スタンダードプードルで、よく見かけるカラーがプードルの基本の被毛カラーでもあるブラックです。プードルは、遺伝子にブラックの要素を持っている犬種のため、ブラックの被毛を持って生まれることが多いと考えられています。ブラックの被毛のプードルは、ブラックプードルとも呼ばれアイライン、爪、唇など全身が色素の濃い真っ黒で覆われています。なお、ブラックのプードルは、年齢とともにブラックからグレーに退色していくことがあります。

ブラウン

プードルが本来持っている被毛カラーの優生遺伝子の一つがブラウンです。プードルのブラウンはレバーブラウンと呼ばれる赤みがかった茶色で、全身が均一に濃いレバーブラウンで覆われています。JKCでは、ブラウンには深みがあり、均一で温かみがあるべきであるとし、ベージュ及びそこから派生した明るい色は認められないとしています。さまざまな被毛カラーがあるプードルの中でも、最も美しい色の一つがこの被毛カラーで、目の色も他の色のプードルとは異なる琥珀色をしています。また、アイライン、唇、肉球、爪なども被毛と同じレバーブラウンであることが特徴です。ブラックプードルと同じように、成長とともに退色していくことがあります。

ホワイト

プードルといえばホワイトのイメージが強くある被毛カラーですが、実は被毛の色素の形成をブロックする劣性遺伝子の作用によって発現する色なのです。ブラック、ブラウンについで多いホワイトのプードルは、その美しさと賢さから古くから著名人にも愛されてきたことで、プードル=ホワイトのイメージが定着したと考えられます。ホワイトのプードルは、鼻、アイライン、唇は黒く、爪の色は黒または白、瞳は暗い色であることが求められています。なお、ホワイトの毛色が持つ遺伝子的な要因から聴覚障害を発症するリスクが高いとされています。

グレー(シルバー)

日本で圧倒的に人気のある被毛カラーがシルバーと呼ばれることもあるグレーです。スタンダードプードルにはあまり見られないグレーは、劣勢の遺伝子によって生まれた色で、ミニチュアプードルに多く見られます。トイプードルはミニチュアプードルからグレーの遺伝子を引き継いだと考えられています。繁殖が難しいグレーのプードルですが、グレーのプードルの大きな特徴は、生まれた時は足回りは白く、これ以外はブラックであること。生後6週齢になると、グレーが目立つようになり、最終的に全身がグレーのプードルになります。なお、人気のあるグレーですが、鼻、アイライン、唇、爪の色は黒であることが求められています。

フォーン

フォーンとは、小鹿色を表す呼び名で金色がかった色をさします。薄い黄金色(ペールフォーン)から濃い黄金色まで、フォーンには数種類のバリエーションがあり、それぞれ名前が付けられています。フォーンの中で最も人気のある色がレッドフォーンで、一般にアプリコットと呼ばれています。フォーンは、瞳、鼻、唇、アイライン、肉球などにしっかりと色素が沈着していることが求められています。

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