INDEX
- 子犬のお散歩デビュー
- お散歩デビューはいつから?
- 時間や散歩の距離、気をつけるべきポイントは?
- 子犬のシャンプー
- いつからしていいの?
- 頻度やおすすめアイテム、気をつけるべきポイントは?
- 子犬の爪切り
- いつからしていいの?
- 頻度やおすすめアイテム、気をつけるべきポイントは?
- 子犬の歯磨き
- いつからした方がいいの?
- 頻度やおすすめアイテム、気をつけるべきポイントは?
- 子犬のおやつ
- いつからあげていいの?
- おすすめのおやつや気をつけるべきポイントは?
子犬はいつから始めたらいいの?
「子犬のシャンプーはいつからこれをしていいの?」「子犬におやつはいつからあげてもいいの?」「子犬のお散歩デビューはいつからOK?」「子犬の歯磨きはいつからすればいいの?」などなど、子犬を飼い始めてご家族からいただくご質問の中でも一番多いのが、このスタート時期のご質問です。
そこで今回は子犬の飼い主さんの疑問にまとめてお答えする「子犬のいつから◯◯シリーズ」をお届けします。
子犬を愛犬に迎えた皆さん、是非参考にして健やかな子犬ライフを過ごしてください。
子犬のお散歩デビュー子犬のお散歩デビューはいつから?
ANSWER お散歩デビューは、狂犬病や混合ワクチンの接種が全て終わってから、2週間以上経過してから。
基本的に狂犬病や混合ワクチンの接種が全て終わってから2週間は空けたほうが感染症などの病気予防の面からは安心です。
ただ、あまり遅くなってしまうと社会化という、街の音や知らない人、他の犬などの外部の環境に慣れさせるためのトレーニングが難しくなってしまう可能性があります。
よって、ワクチン接種が全て終わるまでは抱っこやキャリーバッグに入れた状態で外に出してあげて外部の環境に慣れさせることがおすすめです。
子犬のお散歩デビュー子犬のお散歩時間や散歩の距離、気をつけるべきポイントは?
ANSWER 子犬のお散歩は10~15分、距離は1㎞くらいを様子を見ながら。
お散歩デビューの時は子犬も緊張などで疲れやすくなっているため、たとえ大型犬でもあまり長時間、長距離のお散歩はおすすめできません。まずは10~15分、かつ1㎞くらいの距離から始めてみましょう。子犬がお散歩に慣れてきたり、もっと歩きたいなどの様子を見せたら徐々に犬種に合ったお散歩スタイルに合わせていくことがおすすめです。
もし子犬が怖がるようならば無理にお散歩を始める必要はなく、まずは抱っこにて外に出すことなどから始めてみましょう。
なお、子犬は好奇心が強い傾向にあり道路に落ちているものを何でも臭いをかいだり口に入れてしまう危険性があるため、予め飼い主さんの方で避けてあげるようにしましょう。
子犬のシャンプー子犬のシャンプーはいつからしていいの?
ANSWER 子犬の全身シャンプーは、狂犬病や混合ワクチンの接種が全て終わって、2週間以上経過してから。
シャンプーにはお尻や足先などのみの部分シャンプーと全身シャンプーの2種類があります。
部分シャンプーの方は必ず行うものではなく、汚れた時のみとなりますが基本的に生後2~3ヶ月以降ならば短い時間でさっと自宅で洗ってあげても問題ないでしょう。
全身シャンプーの方は初めての場合なら、可能ならばトリミングサロンにお任せしたほうが安心です。ほとんどのトリミングサロンではワクチン接種証明書の提示を求められるため、お散歩デビューと同じく狂犬病や混合ワクチンの接種が全て終わってから2週間以降と子犬の体調が落ち着いたころにお願いするようにしましょう。
子犬のシャンプー子犬のシャンプーの頻度やおすすめアイテム、気をつけるべきポイントは?
ANSWER 子犬のシャンプーは、月に1回程度目安に。専用のすべり止めマットを使用して洗い、洗った後は素早く乾かしてあげましょう。
皮膚病の治療のためなどで獣医師から特別な指示がないならば、子犬のシャンプーも成犬と同様に月に1回程度を目安としましょう。なお、慣れていない子犬のシャンプーを自宅で行う場合は、暴れて滑ったりして怪我をすることを防ぐことができるように、専用のすべり止めマットを使用してあげることもおすすめです。
また、子犬は成犬と比べて些細な温度変化で体調を崩しやすい傾向があるため、シャンプーが終わった後は速やかにかつ優しく乾かしてあげるようにしましょう。
子犬の爪切り子犬の爪切りはいつからしていいの?
ANSWER 子犬は成長期なので、こまめにチェックし、服や毛布に引っかかってきたら切るようにしましょう。
子犬は成長期なこともあり成犬と比べて爪が伸びるスピードが速いため、こまめに飼い主さんが爪の状態をチェックしてあげる必要があります。
はっきりした開始時期などはなく、爪が飼い主さんの服や敷いてある毛布などに引っかかってきたり、飼い主さんが伸びているなと思った時期が爪切りを行うタイミングとなります。
子犬の爪切り子犬の爪切りの頻度やおすすめアイテム、気をつけるべきポイントは?
ANSWER 個体差はありますが、平均的には2~3週間に1回程度。ハサミタイプの爪切りで、爪切りに慣れさせながら進めましょう。
個体差があるため決まった頻度はありませんが、2~3週間に1回程度のことが多いと考えられます。可能ならば1週間に1回程度は子犬の爪の状態を確認してあげましょう。
なお、子犬の爪は成犬と比べて細くて柔らかいため安全に切ることができる「ハサミタイプ」の爪切りがおすすめです。
子犬のうちから爪切りに慣れさせておくと成犬になっても抵抗せずに行わせてくれることが多いため、嫌がる場合は全ての爪を1回で切るのではなく、少しずつ進めてあげて「爪切りを嫌な習慣と思わせない」ことがポイントとなります。爪切りが終わるたびにご褒美としておやつをあげても良いでしょう。
子犬の歯磨き子犬の歯磨きはいつからした方がいいの?
ANSWER 乳歯が生えそろう生後2~3ヶ月ごろから慣れさせていきましょう。
基本的に子犬の乳歯は生後2~3ヶ月ごろには全て生えそろうため、だいたい離乳食を開始する時期くらいから口の中を見たり触ってみて乳歯が生え始めた頃から徐々に歯磨きを開始していくことをおすすめします。
生後4~6ヶ月ごろで永久歯への生え変わりが始まり、1歳までには完了しますが、永久歯から歯磨きを始めるとなかなか慣れてくれない子が多いため可能な限り、乳歯の状態で歯磨きの習慣をつけておくことがポイントとなります。
子犬の歯磨き子犬の歯磨きの頻度やおすすめアイテム、気をつけるべきポイントは?
ANSWER 可能なら1日1回。歯ブラシだけではなく犬用の歯磨きジェルなどを併用するとさらにGood!
歯磨きの頻度として、可能ならば毎日1回は行うことをおすすめします。歯ブラシだけではなく犬用の歯磨きジェルなどを併用することによってさらに歯磨きの効果を高めることができます。
なお、爪切りと同様に子犬のうちから歯磨きに慣れさせておくと成犬になっても抵抗せずに行わせてくれることが多いため、まずは口の中を指で優しく触ることから始めてあげて、次に歯磨きシート、そして歯ブラシと徐々にステップを進めていくことが大切なポイントとなります。
子犬のおやつ子犬のおやつはいつからあげていいの?
ANSWER 子犬用のフードに移行する生後3ヶ月ごろからがおすすめ!
子犬のおやつは、だいたい離乳食が終わって子犬用のフードに移行する生後3ヶ月ごろから与えることをおすすめします。というのも、離乳食を食べている時期はまだ消化器官などが十分に発達していないため、おやつによって消化不良などを引きおこしてしまう危険性があるからです。
なお、おやつを与えすぎてフードを食べないということにならないように与える量やタイミングなどにも注意する必要があります。
子犬のおやつ子犬におすすめのおやつや気をつけるべきポイントは?
ANSWER 「子犬用」や「全ステージ対応」などと記載があるもの、かつ「与えても良い月齢」が「今の子犬の月齢に該当しているもの」で、柔らくて小さいボーロやクッキーがおすすめです!
子犬に与えるおやつは必ず「子犬用」や「全ステージ対応」などと記載があるもの、かつ「与えても良い月齢」が「今の子犬の月齢に該当しているもの」を選ぶようにしましょう。なお、おやつを開始する生後3ヶ月ごろはまだフードも柔らかくして与えていることが多いため、おやつも同様に柔らくて小さいボーロやクッキーなどがおすすめとなります。
また、子犬が食物アレルギーの可能性も0ではないため、可能ならば初めてのおやつは動物病院を受診できる時間帯に与えることや与える量もパッケージに記載がある量からさらに少なめにすることが気をつけるポイントと考えられます。
まとめ
いかがでしたか?子犬について気になっていたスタート時期や頻度について解決できたでしょうか?今回の記事を参考としつつ、愛犬の様子をこまめに観察しながら、その子にあったペースややり方を見つけていくことも大切ですね。
また、子犬について迷った場合は飼い主さん一人で悩まずに、かかりつけ動物病院やトリーマーさん、トレーナーさんなどに積極的に相談するようにしましょう。うちの子の状態を知ってくれているプロの方がいることは、今後の愛犬の犬生をさらに健やかに豊かにしてくれます。是非、愛犬の心強いサポーターになってもらってくださいね。
Supervisor
松本 千聖 Chisato Matsumoto
岐阜大学応用生物科学部獣医学課程を卒業後、3年ほど獣医師として動物愛護団体付属動物病院やペットショップ付属動物病院にて主に一次診療業務、ペット保険会社では保険金査定業務などに従事しました。
現在は、製薬関係の業務に携わり、プライベートでは個人で保護猫活動並びに保護猫達の健康管理を行っています。