ワンコのシャンプーといえば、洗い上がりに良い香りがするものが一般的な中、余計なものを一切いれず、香料0.00%の完全無香料というペットシャンプー「MARUTTO PET」。今回は、この個性的なペットシャンプーが誕生するまでを「MARUTTO PET」を開発された株式会社ビューティ・ハーモニィーさんにお話をお伺いしました。皮膚の弱いワンコやシニアワンコの飼い主さんだけでなく、ワンコの皮膚の健康を考えられている皆さんの参考になれば幸いです。
きっかけは息子さんの肌トラブル
ワンコのシャンプーとして「MARUTTO PET」をご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、ビューティ・ハーモニィーさんの始まりは人用のボディシャンプーとのこと。
「肌にとって、本当に必要なことってなんだろう?」。美容業界で働いていた代表の高橋恵美子社長は、自分の息子のアトピーをきっかけに、そう考えるようになりました。「美しい」の前に、「健やか」である為に何が必要か、それを突き詰めていった結果、たどり着いたのが、プロダクトの開発コンセプトとなっている「引き算の美学」。そしてそのコンセプトから、「最低限の成分」と「香料0.00%」の無香料・無添加人用のボディソープ「MINUSWASH(マイナスウォッシュ)」が誕生したのです。
洗うために必要な成分だけに厳選しているので、成分はたったこれだけです。
「MINUSWASH」商品の説明には、そんな説明とともに、たった7つの成分表記が。
- 水
- メチルパラベン
- ココイルアラニンTEA
- 安息香酸Na
- パーム核脂肪酸アミドDEA
- クエン酸
- ラウロイルアルギニン
「肌にはもともと自浄作用がありますが、ついついやりすぎてしまうことで、肌のバランスを乱してしまいます。肌のケアをもっとシンプルに考えて欲しいと思います。だから私たちのプロダクトは、足していく発想ではなく、引いていく厳選する『引き算の美学』を大切にしています。そして、成分が少ないからこそ、成分ひとつひとつの品質には、とてもこだわっているのです。」
肌を「洗う」ために必要な成分に限定することで、肌に合わないリスクを減らし、シンプルな肌ケアを提案する「MINUSWASH(マイナスウォッシュ)」は、何を使っても肌が荒れるアトピーや敏感肌・乾燥肌の方の共感を多く集め、支持されています。
ペットシャンプー開発のきっかけは1匹の老犬から
2008年の創業以来、人用の敏感肌、乾燥しやすい肌の方のためのプロダクトを作ってきた、ビューティ・ハーモニィーさん。では何故、ペット用のシャンプーを開発されたのでしょうか?きっかけは、お客様の声だったと言います。
「お客様の愛犬がお年を召されて、なかなかトリミングに通いづらくなり困られていたんです。もともと肌が乾燥しやすい子で、オムツをするようになってからは、オムツかぶれも気になるようになったとのことでした。そのようなお声をいただき、自分たちの経験を活かして、自宅で簡単に肌ケアできるシャンプーがあれば、愛犬の皮膚炎や肌荒れで苦しんでいる飼い主さんを救え、双方がより幸せに暮らせると考えました。」そう語るのは、社長の息子さんで2代目の高橋秀明さん。
では、そこからどのようにしてペット用シャンプーの開発が進んだのでしょうか?
「唐突ですが、私はフェレットを飼っていて、トッレェフとボノと言います。フェレットは視覚や聴覚が弱いぶん、嗅覚がするどく、においに敏感なんです。実は、そんな彼らを洗うのに、香料を全く使用していない私たちのボディソープを使っていたんです。これが結構良い感じで。ペット用シャンプーを開発するにあたって、「ペット用シャンプーには香りがないと。」という意見もいくつかいただいたのですが、私と同じように無香料のシャンプーを求めている方も、結構いるのではと考えたんです。
そこで、ペット用にマイナスウォッシュの成分をベースにしつつ、毛が長いペットにも対応できるように植物性のトリートメント剤を入れたペット用シャンプーをつくりました。」
そして誕生したのが、完全無香料・無着色・無添加、本当に必要なものだけで洗うペット用シャンプー「MARUTTO PET」だったのです。
全成分表示するペットシャンプー「MARUTTO PET」
嗅覚の鋭いペットの負荷をへらすために、完全無香料。 皮膚の弱いペットを優しく洗うため、必要最低限の成分。だから、子犬や子猫、老犬など乾燥しやすい皮膚のペットや、皮膚の弱いペットをやさしく洗える、それがペット用シャンプー「MARUTTO PET」。
その名前は、天然由来成分で作っているため、ペットのマットや、ゲージもまるっと洗えてしまうところからきているそう。
MARUTTO PETの5つ特徴
※8つの無添加
着色料 / 香料 / 石油系界面活性剤 / シリコン / アルコール / 鉱物油 / ラウレス / サルフェート
シャンプーが苦手だったり、体力のない老犬のためにシャンプー時間をなるべく短くするよう、泡ぎれの良さにこだわっている点など、本当にペット視点での優しさを追求したプロダクトだと感じました。
また、ペットシャンプーでは人用と違って、成分表示義務はないそうなのですが、「MARUTTO PET」は商品パンフレットやサイトでも全成分を表示し、成分の役割についても、下記のように、ユーザーにわかりやすく記載してくれています。それは、厳選した成分のみで、まっすぐに作っているからこそできる、プロダクトへの自信なのだと感じました。
- 水
- 全ての基本となる水はセラミックスを使用した蒸留水を使用。不純物を取り除いた水を使用しています。
- ココイルアラニンTEA
- 洗うための主成分は、天然由来のアミノ酸系界面活性剤。製造過程で硫酸を使用していない低刺激な成分です。洗い上がりはマイルドで優しく、泡切れが良いのが特徴です。
- パーム核脂肪酸アミドDEA
- やさしい泡立ちを補助し、きめ細かい泡を作ります。頭皮への刺激を緩和する役割も。
- ラウロイルアルギニン
- 毛の指通りを滑らかに。毛髪に滑らかさとしっとり感を。コンディショニング効果の質感を向上させます。
- メチルパラベン・ 安息香酸Na
- 品質を安定させ、抗菌、防腐のために使用しています。安息香酸Naと併用することでそれぞれの配合量を必要最低限としています。(全体の0.1%)
- クエン酸
- 酸度を一定に保つ調整剤の役目を持ち、酸性に傾きすぎないようにしています。また成分が分離することも防いでくれます。
実際にnowaフレンズさん、編集部スタッフが使ってみた感想
飼い主ライター
asaさんとフレブルの
ノアちゃんの場合
ノアが一歳になったばかりの頃、目の痒みや顔周りが赤く腫れることが続きアトピー性皮膚炎の疑いがあると言われたことがありました。現在まで大きく症状は出ていないため、断定できない状況ですがフレンチブルドッグにはよくあることだと聞いています。その頃から『肌に優しい』シャンプー選びを意識するようになりました。
使用感は泡立ちがよく、洗い流すときにぬるつきはありません。お風呂が苦手なノアに少しでもストレスなく過ごしてほしい思いから、泡切れがよいことやいい香りがしないところも安心しました。
マルットペットシャンプーを使用して数ヶ月が経ちましたが、皮膚科の先生から『毛の艶が出てよくなってるね』と言っていただいています。以前は気にしていたフケが出ることもほとんどなくなり、体を掻く回数も減っています。本来の毛の柔らかさと肌トラブルの減少、実感しています!
編集部のワンコ
ウィペットの
ginaちゃんの場合
短毛種で毛量の少ない犬種であるウィペットのパピー(生後7ヶ月)に使用してみました。
もともと肌が弱い犬種なので日頃からシャンプーの成分やシャンプーの仕方には気をつけています。
特に気に入った点としては、まず、洗い上がりがよくてシャンプー時間が短縮できたことです。
完全無香料ですので、犬にとっても優しいシャンプーかと思いますし乾かした後もコンディショナーがいらないくらいサラサラしていていました。犬特有の匂いもしっかりと取れている洗浄力があるのに、肌がカサつかず、しっとりしているので、乾燥する冬にも大活躍してくれそうです。
他商品と比べると、価格が少し高い気もしますが、天然由来成分にこだわっているため納得の価格かと思います。片手でシャンプー液を出せるプッシュ型でシンプルなデザインのボトルも気に入っています。
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