筍（たけのこ・タケノコ）は竹の地下茎から出てくる若い芽の部分です。
日本や中国などの温帯から亜熱帯の食材で、旬は3～4月頃の春です。掘りたては生でも食べられますが、通常は下茹でをしてから調理をします。
そんな筍（たけのこ・タケノコ）ワンコに食べさせても大丈夫な食べ物なのでしょうか？
ANSWER 基本的に筍（たけのこ・タケノコ）は愛犬に食べさせても大丈夫です。
筍（たけのこ・タケノコ）は、犬にあげても大丈夫な食材です。
筍（たけのこ・タケノコ）の特徴は部位ごとに味わい方が異なるところです。先の姫皮は、吸い物や酢の物に。穂先は煮物や和え物に向いています。
中心は、歯ごたえがあるので、煮物や炒め物、天ぷらと幅広く使えます。根元は硬めですが、薄切りやさいの目切りにして、炊き込みごはんなどにすると美味しくいただけます。そんな筍（たけのこ・タケノコ）は、犬が食べても大丈夫です。
もちろん与えすぎは禁物です。筍（たけのこ・タケノコ）には、疲労回復をサポートするアスパラギン酸が豊富に含まれています。ただし、たけのこは硬く、消化が悪い食材で、嘔吐や下痢のような消化器症状を起こす場合もあるので、気をつけましょう。
愛犬のサイズや年齢、健康状態に合わせて、愛犬とコミュニケーションを取りつつ与えてあげましょう。
このページでは筍（たけのこ・タケノコ）について、ペット栄養管理士さんの伊藤さんに解説いただきましたので、愛犬のために一緒に勉強していきましょう。
アスパラギン酸
新陳代謝を促し免疫力UPや疲労回復効果が期待され、アンモニアの解毒作用があります。
食物繊維
腸内環境を改善させ、正常な腸の機能を保ちます。
カリウム
カリウムは免疫機能を健全に保ち、筋肉の機能を調整する役割を果たしてくれます。しかし、腎臓の機能が衰えている場合に、多量にカリウムを摂取すると高カリウム血症を引き起こします。
パントテン酸（ビタミンB）
炭水化物、脂質、タンパク質など細胞のエネルギー生成を目的とするほとんどすべての栄養素の代謝に関わる。
シュウ酸
シュウ酸は、犬のシュウ酸カルシウム結石の原因となる成分です。
筍（たけのこ・タケノコ）を犬が食べた際の犬への効果・影響
代謝の促進サポート、疲労回復、便通を整えるなどの効果があります。
犬に筍（たけのこ・タケノコ）を与える際の注意点
筍（たけのこ・タケノコ）のおすすめの与え方
しっかりアクを抜いてから与えましょう！
春の味覚たけのこはアクが強いので、与えるのはごく少量にします。必ずしっかりアクを抜いてから食べさせてください。
運動したり疲れた日にトッピング！
疲労回復をサポートするアスパラギン酸が豊富に含まれています。たくさん運動した日のフードにトッピングするといいでしょう。
与えすぎに注意！
食物繊維が大変豊富ですが、食べ過ぎは禁物です。たけのこの食物繊維は固く、かえって胃腸に負担をかけてしまいます。
穂先の柔らかい部分を与えよう！
なるべく穂先に近い柔らかい部分を、細かく切って食べさせてください。
Adviser
伊藤 悦子さん
麻布大学獣医学部環境畜産学科（現・動物応用科学科）出身。ペット栄養管理士・家畜人工授精師（牛）資格所持。動物医療発明研究会会員。NPO法人「NEWSつくば」記者。犬は5匹、猫は6匹の他にモルモットやセキセイインコ、文鳥たちと暮らしてきました。現在は17歳になる茶トラの猫「りんごちゃん」がいます。人とペットの幸せを願って執筆しています。
