れんこん(蓮根)は、食用に用いられるハスの地下茎になります。食用となる地下茎部分を指すことが多いですが、花などを含めた食用のハス自体を指すこともあります。
れんこん(蓮根)は、現在1年を通してスーパーで販売されており、旬の時期がわかりづらくなっていますが、れんこんの旬は秋〜冬にかけてです。
そんなれんこん(蓮根)はワンコに食べさせても大丈夫な食べ物なのでしょうか?
ANSWER 基本的にれんこん(蓮根)は愛犬に食べさせても大丈夫です。
れんこん(蓮根)は、犬にあげても大丈夫な食材です。
れんこんの名産地は、「東の茨城」「西の徳島」と言われます。産地や時期によって柔らかさや味が異なるのがれんこんの面白いところです。
れんこんの主成分はデンプンで、食物繊維やビタミンCが豊富に含まれているのが特徴です。
れんこんの切り口は空気に触れると黒くなりますが、実はこれはポリフェノールが含まれているため起こる現象なのです。
きんぴらやれんこんチップス、煮物などさまざまな料理で親しまれている、人気のれんこん(蓮根)は、犬が食べても問題はありません。
ただし、もちろん与えすぎは禁物です。れんこん(蓮根)には食物繊維が豊富ですが、大量に摂取すると消化に負担がかかるため、与える量や子犬・老犬に与える場合には特に注意が必要です。
愛犬のサイズや健康状態に合わせて、愛犬とコミュニケーションを取りつつ与えてあげましょう。
このページではそんなれんこん(蓮根)について、ペット栄養管理士さんの伊藤さんに解説いただきましたので、愛犬のために一緒に勉強していきましょう。
ビタミンC
粘膜の強化、体内組織の修復、ストレスの軽減、免疫力のアップ、コラーゲン生成の補助など多くの機能や効果があります。ただし大量に摂取することで軟便や下痢の原因になることがあるので、注意しましょう。
食物繊維
水溶性と不溶性、両方の食物繊維を含んでおり、腸内環境を改善させ、正常な腸の機能を保ちます。
タンニン(ポリフェノールの一種)
タンニンはポリフェノールの一種で、犬の体内で抗酸化物質として働き、様々な健康メリットを付与してくれます。
ほか
れんこん(蓮根)を犬が食べた際の犬への効果・影響
疲労回復、免疫力アップのサポート、便通を整えるなどの効果があります。
犬にれんこん(蓮根)を与える際の注意点・おすすめの与え方
少量をご飯のトッピングとして与えましょう!
れんこんはフードのトッピングなどに少量加えるといいでしょう。薄くスライスして、レンジで加熱したれんこんをおやつで与えるのもおすすめです。
消化しやすくするため、柔らかく茹でてから与えましょう!
食物繊維が豊富なので、消化しやすくするためにも、茹でてやわらかくしたものを与えましょう。
アクをとり小さく刻んで与えましょう。
茹でる前に酢水にさらしてアクを取っておきます。喉に詰まらないよう、小さく刻んでから与えてください。
生のれんこん(蓮根)で遊ばせないように注意しましょう!
調理前のれんこん(蓮根)は齧っているうちに飲み込む恐れがあるので、犬がくわえて遊ばないように注意しましょう。
Adviser
伊藤 悦子さん
麻布大学獣医学部環境畜産学科(現・動物応用科学科)出身。ペット栄養管理士・家畜人工授精師(牛)資格所持。動物医療発明研究会会員。NPO法人「NEWSつくば」記者。犬は5匹、猫は6匹の他にモルモットやセキセイインコ、文鳥たちと暮らしてきました。現在は17歳になる茶トラの猫「りんごちゃん」がいます。人とペットの幸せを願って執筆しています。