本記事は獣医師やペット栄養管理士が執筆・監修を行っております。
犬はココナッツの果肉を食べても大丈夫です。
今回は犬へココナッツを与える場合の注意点や与える量、そして犬のココナッツアレルギーなどについて解説しますので、是非参考にしてくださいね。
ANSWER
ココナッツの果肉は犬に食べさせても大丈夫です。
あまり果物のままで口にすることは少ないココナッツですが、基本的に「ココナッツ」の果肉は愛犬に食べさせても大丈夫です。
ただし、食べ過ぎると果肉やココナッツミルクに含まれる油脂が原因で胃の不調、軟便、下痢などを引き起こすことがありますので、与える場合はあくまで愛犬のサイズに合わせながら、少量にしましょう。
ココナッツの主な成分や栄養素
食物繊維
食物繊維は、腸内環境を改善させ、正常な腸の機能を保ちます。
ラウリン酸
犬の免疫力をアップしてくれますし、犬の体に侵入してきた病原菌に対する抗菌作用や抗炎作用も期待できます。
カリウム
体内の水分調整を行い、ナトリウム(塩分)を体外に排出する働きがある成分。血圧を下げる効果や、腎臓病の予防効果が期待できます。
中鎖脂肪酸
栄養の吸収を良くして新陳代謝も活発にさせる働きがあるため、体に蓄積された脂肪の燃焼を促します。
犬にココナッツを与える際の注意点
ココナッツのおすすめの与え方
人間用の加工品は与えない
人間用のココナッツの加工品であるジュースやお菓子などには、糖分や添加物が沢山加えられています。
ですので、人間用に加工されたココナッツ商品ではなく、ペット用に販売されている商品を選ぶようにしましょう。
適量を与える
ココナッツを与える際は、ココナッツウォーターやココナッツオイルを少量舐めさせてあげるか、おやつとして与える場合は1日の最適カロリー量の10%以内にしましょう。
小さく切って与える
超小型犬や小型犬は喉に詰まらせてしまう可能性があるため、与える際には必ず小さく切るか、細かく刻んであげるようにしましょう。
様子を見ながら、少量ずつ与える
ココナッツに対するアレルギーを持っている犬もなかにはいます。
ですので、初めてココナッツを与えるときは、アレルギー反応がないか確認しながら、少しずつ与えましょう。万が一、下痢や嘔吐、皮膚のかゆみなどのアレルギー症状が出た場合は、すぐに動物病院を受診してください。
こんな時は犬にココナッツを食べさせないこと
ココナッツは糖分を多く含むため、糖尿病や肥満傾向の犬に与えるのは控えてください。
まとめ
ココナッツの実はごく少量なら犬が食べても大丈夫です。ココナッツオイルも少量なら与えてもかまいません。市販の犬用ココナッツを利用するのもいいでしょう。
実を食べさせる際は、必ず殻を取って小さくカットしたものを与えてください。殻がついた状態では、食道などに詰まる恐れがあります。脂質が多く、カロリーが高いので食べ過ぎに注意してください。ココナッツウォーターは、カリウムが非常に多いので与えないようにしましょう。
また持病のある犬は、与える前に獣医師に相談しましょう。
Supervisor
西岡 優子 にしおか ゆうこ
獣医師。北里大学獣医学科卒業後、香川県の動物病院に就職。結婚を機に、都内の獣医師専門書籍出版社にて勤務。現在は、パート獣医として働く傍ら、犬・猫・小動物系のライターとして活動。ペット栄養管理士としても活躍中。

















