ホタテ(ほたて)の水揚げ期間は10月から4月までの半年間ですが、その中でも美味しく食べられる旬は12月~2月の冬とされています。
そんなホタテ(ほたて)はワンコに食べさせても大丈夫な食べ物なのでしょうか?
ANSWER 基本的にホタテ(ほたて)は愛犬に食べさせても大丈夫です。
ホタテ(ほたて)は、犬にあげても大丈夫な食材です。
他の貝同様、ホタテ(ほたて)も味つけせずに加熱したものを小さく刻んで与えます。生のホタテには、ビタミンB1を分解する酵素「チアミナーゼ」が含まれているので与えないでください。お刺身のおすそ分けなどは危険です。
与える部分は、貝柱と貝ひも部分のみです。オレンジ色の部分や黒色の部分は、中毒を起こす恐れがあるので与えないようにしましょう。
珍味のほたて貝柱は消化に悪く、味も濃いので犬には与えないでください。
他の貝類同様、食べたあとに体調不良が見られたら動物病院を受診してください。
このページではホタテ(ほたて)について、ペット栄養管理士さんの伊藤さんに解説いただきましたので、愛犬のために一緒に勉強していきましょう。
カルシウム
カルシウムは骨と歯の構成成分の99%を占め、身体を支える骨格を強化する働きがあります。
タウリン
血圧の調整、血糖値コントロール、肝臓の解毒能力の維持、心臓の収縮運動の調整などの働きがあります。
葉酸
葉酸は貧血予防などに効果があります。
ホタテ(ほたて)を犬が食べた際の犬への効果・影響
疲労回復、貧血予防のサポート、肝機能を高めるなどの効果があります。
犬にホタテ(ほたて)を与える際の注意点
ホタテ(ほたて)のおすすめの与え方
絶対に生で与えてはいけません!
他の貝同様、ホタテ(ほたて)も味つけせずに加熱したものを小さく刻んで与えます。生のホタテには、ビタミンB1を分解する酵素「チアミナーゼ」が含まれているので与えないでください。お刺身のおすそ分けなどは危険です。
与えて良いのは貝柱とひも部分のみ!
与える部分は、貝柱と貝ひも部分のみです。オレンジ色の部分や黒色の部分は、中毒を起こす恐れがあるので与えないようにしましょう。
珍味・おつまみのほたてはNG!
珍味のほたて貝柱は消化に悪く、味も濃いので犬には与えないでください。
体調不良が見られたら必ず動物病院を受診しましょう!
他の貝類同様、食べたあとに体調不良が見られたら動物病院を受診してください。
Adviser
伊藤 悦子さん
麻布大学獣医学部環境畜産学科(現・動物応用科学科)出身。ペット栄養管理士・家畜人工授精師(牛)資格所持。動物医療発明研究会会員。NPO法人「NEWSつくば」記者。犬は5匹、猫は6匹の他にモルモットやセキセイインコ、文鳥たちと暮らしてきました。現在は17歳になる茶トラの猫「りんごちゃん」がいます。人とペットの幸せを願って執筆しています。