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【クリエイター対談】マーティンゆうさん×セツサ チアキさん「ワンコがいるから知らない土地でも楽しく過ごせる」

【クリエイター対談】マーティンゆうさん×セツサ チアキさん「ワンコがいるから知らない土地でも楽しく過ごせる」

ニュージーランドでの愛犬との暮らしを漫画にして、ブログ「羊の国のラブラドール絵日記シニア!!」を中心に発信しているマーティンゆうさん。ワンコnowaの「One Story」などで、やわらかなタッチのワンコイラストを届けているセツサ チアキさん。今回は、2人のイラストレーターの対談が実現しました。
実は、セツサ チアキさんに続いて、マーティンゆうさんもnowaチームに参加してくれることが決まったのです。また、11月にはコラボイベントを開催されるとのことで、一緒にお話を聞くことができました。
2016年からのお付き合いというゆうさん、チアキさんに、2人の出会いから現在の生活、ワンコとの別れに関することまで、たくさん話していただきました。

2人の出会い

ゆうさん私たちの出会いは、2016年だったと思います。初めての自費出版で、表紙や目次のデザインができる方を見つけるために、ブログに『グラフィックのお手伝いをしてくださる方がいたら、ご連絡ください』と書いた際に、連絡をくれたのがチアキさんだったんですよね。

チアキさん盲導犬関係の仕事をしてる友達から『ゆうさんのブログ見た? 募集かかってるから応募してみなよ』って言われて、ダメもとで送ったの。

ゆうさんチアキさんから、『盲導犬サポートshopでデザインの仕事をしています』って連絡をいただいて。私も引退補助犬をサポートする団体に属しているので、これはご縁だなと思ってすぐ返信したんですよ。

チアキさんそうそう、すぐに『お願いします』って返ってきて、うれしかったのを覚えてる。私もずっとゆうさんのブログを見ていて、地球の反対側でレトリーバー2匹と暮らしている生活スタイルに憧れていたから、その人とお仕事できるんだって。一度きりじゃなくて、今も関係が続いていることがありがたいですね。

ゆうさん同じ絵を描く仕事をしていて、同じレトリーバー種を飼っているという共通点が多いから、通じ合う部分も多いんですよね。

マーティンゆうさんの愛犬
サニーくん、フォレストくん

チアキさんそうそう、メールする時も仕事の相談というか、ほとんどぼやきに近い内容も入れたりして(笑)

ゆうさんイラストを描くソフトの使い方がわからない時に、チアキさんは丁寧に教えてくれるし、イラストレーターの先輩として締め切りまでのモチベーションの保ち方とかも教えていただいて、とても助かってます(笑)

チアキさん締め切りに追われるプレッシャーはよくわかるから(笑)。ワンコのことでも、以前飼っていたゴールデンレトリーバーのさっちゃんが病気になった時とか、連絡しましたよね。ゆうさんがかけてくれた言葉に救われました。

ゆうさん飼い主として気持ちが通じるところは、たくさんあります。初めて直接お会いした時は、さっちゃんも一緒でしたね。

セツサ チアキさんの先代犬
さっちゃん

チアキさん2017年の秋でしたよね。それまで1年ちょっとはメールでのやり取りで、声も聞いたことがなくて。ゆうさんが日本に帰国するタイミングで『会いましょう』って。

ゆうさんチアキさんが『さっちゃんを連れていきます』って言ってたから、待ち合わせ場所でゴールデンを連れた女性を探して。チアキさんが来る前にたまたまゴールデンを連れた女性が通りがかって、2人連れだったので違うとは思ったんですが、念のため様子を見ちゃいましたよね(笑)

ワンコとの生活

チアキさんゆうさんがワンコと暮らし始めたのは、いつ頃から?

ゆうさんニュージーランドに引っ越してからですね。当時は知り合いもいないし、近所にペットショップもなかったので、地域の新聞に『子犬を探してます。ブリーダーさんからの連絡を待ってます』って広告を出したんですよ。その新聞が出た日に、ラブラドールレトリーバーのブリーダーさんから『もうすぐ産まれるところで』って、連絡をいただいて。

チアキさんその子が、先代のクロエちゃん?

ゆうさんそうなんです。実はボクサーとボーダーコリーのブリーダーさんからも連絡が来てたんですが、ラブラドールならワンコ初心者でも飼いやすいんじゃないかなって。

マーティンゆうさんの先代犬
クロエちゃん、エビスくん

チアキさんレトリーバー種って、散歩してても知らない人にしっぽ振ってついていっちゃうくらいフレンドリーで、やさしい子たちですよね。すれ違った人も声をかけてくれやすい犬種で、自然と会話が生まれたり、ステキな時間をつくってくれて。

ゆうさんおっしゃる通りで、レトリーバー種って“親善大使”ですよね。社会的にも盲導犬のイメージが強いから、皆さん安心して話しかけてくれて。友達のいないニュージーランドの田舎町でやってこられたのは、クロエちゃんがいてくれたからだと思います。

チアキさん私も、いままで一緒に暮らしてた子や今一緒にいるウタがいたら、どこでも暮らしていけそうな気がする。さっちゃんと北海道2人旅に行った時も、たくさんの人が声をかけてくれて、すごく楽しい思い出になりました。

ゆうさんどんな土地でも馴染めますよね。ニュージーランドってラブラドールが多くて、毎年人気犬種No.1になるんですよ。うちの近所だけでも21匹のワンコがいるんですけど、そのうち9匹がラブラドールで。

チアキさんそれだけ一緒にいやすい子たちということなんでしょうね。ゆうさんも先代のクロエちゃんやエビスくんを看取って、新しい子たちを迎えた経験があるけど、愛犬を見送るってどう受け止めたらいいと思う?

ゆうさん愛犬を見送ってから新しい子を迎えられない方は、『この悲しみを二度と味わいたくない』『新しい子のことが大好きになったら、先代の子に申し訳ない』って、きっと怖いんだと思うんです。でも、愛犬を忘れることは絶対にありません。

チアキさんゆうさんも経験して感じること?

ゆうさんそうですね。私もエビスと同じ犬舎からサニーって子を迎えた時に、『サニーが大好きになって、エビスを忘れたらどうしよう』って思いもあったんですが、2匹を比べることも、サニーを見てエビスだと思っちゃうことも絶対にないんですよね。愛し抜いた先代の子は心の一番大切な場所に陣取っていて忘れることはないから、心配しないでって。

チアキさん私は、先代のせっちゃんやさっちゃんが教えてくれた楽しさが忘れられず、もう1回だけ味わいたくてウタを迎えたんだけど、同時に『またあの悲しいお別れを経験しないといけないんだ、耐えられるのかな』って苦しさもあったりして。

ゆうさんその苦しさは、乗り越えられましたか?

チアキさんその苦しさを抱えたまま、関西のブリーダーさんが届けてくれたウタを迎えるために羽田空港に行ったんですね。そこで、初めての1人旅で怯えた顔をしたウタを見て、怖い気持ちが全部吹っ飛んだんです。迎えると決めたからには、この子は私が守らなきゃいけないんだって。十数年後にウタを介護できるように、毎日スクワットしてます。

セツサ チアキさんの愛犬
ウタちゃん

ゆうさんすごい努力!私もクロエちゃんとエビスとの別れを経験した時は、『一生寝られないかもしれない』って思うくらいでした。動物好きの両親ならこういう言い方をしても許してくれると思うから言っちゃいますけど、親が亡くなった時の100倍ツラかったです。でも、時が経つにつれて、この悲しみを知れてよかったなって。この悲しみを知って、ようやく人間になれたって感覚が出てきたんですよね。

チアキさんゆうさんの話す意味がわかるな。愛犬を見送るってすごくツラいけど、その子たちを看取るまでが私たちの役目だと思うから、私自身が健康でいなきゃって強く思うんです。

ゆうさんその子の最後まで面倒を見られたっていうのは、誇りに思っていいことですよね。飼い主さんとして自信をもっていいことだし、たくさん思い出してあげてほしいですね。

ワンコを描くお仕事

ゆうさん私がブログで漫画を描き始めたのは、不安だからだったんです。初めてのワンコとの生活でわからないことだらけだったから、『これで大丈夫ですか?』という意味を込めて漫画を発信して、『うちの子と一緒です』ってコメントをいただくと安心できましたね。

チアキさん見てくれる飼い主さんたちに相談するみたいな感覚だったんですね。

マーティンゆうさんのブログ「羊の国のラブラドール絵日記シニア!!」

ゆうさんそうそう。初めて乳歯が抜けた時も『歯が抜けちゃった、どうしよう!』って思ったし、そんな時も読者さんが笑いながら教えてくれて、すごく助かりました。今は知識も経験値も増えたので、『見て見て、うちの子かわいいでしょ』って気持ちが強いかも(笑)。パピーを迎えて、先代の子と同じ失敗を繰り返してるから、『みんなは繰り返さないでね』って意味も込めてますね。

チアキさん私はさっちゃんがシニアになった頃から、さっちゃんの絵を描いてSNSに上げ始めたんだけど、この子との記憶を自分の中に残しておきたいって気持ちがあったと思います。共感してくれる方のコメントを読むと、励みになりましたね。ウタとの日常のイラストや漫画はゆうさんと一緒で、『なんでそんなことするのよ(笑)』ってパピーならではの面白さを描いてる感じかな。

セツサ チアキさんの公式Instagram

ゆうさん上には上がいるじゃないけど、読者さんのコメントを読むと、もっとすごいことをしてる子がいてびっくりしますよね(笑)

チアキさんあるある(笑)。ウタがテレビボードの端っこをガジガジしてたって漫画を描いたら、ゴールデンの飼い主さんから『朝起きたら障子の下半分がなかった』ってコメントをいただいて、それはすごいなって(笑)

ゆうさん失敗ではあるんだけど、お互いに笑い合いながら、参考にしていけたらいいですよね。あと、チアキさんのイラストは、見てるとやさしい気持ちになりますよね。

チアキさんワンコを飼ってる方だけじゃなくて、飼っていない方や事情があって飼えない方も、私が描いた動物のイラストを見た1~2秒でいいから、気持ちをゆるめることができたらいいなと思って描いてます。ホッとできる世界を届けられたらなって。

クリエイターと飼い主をつなぐイベント

ゆうさん2019年以来3年ぶりに『犬と暮らすクリエイター展』を開催します。ワンコクリエイターさんたちがグッズを販売したり、トークショーを行ったり。前回と同じように、ファンの皆さんと交流できたらうれしいですよね。

2019年開催のイベントの様子

チアキさん2019年もお祭りっぽい雰囲気でできて、直接フォロワーさんと顔を見てお話できたことが、とても大きな経験になって。ワンコ連れの方も連れていない方も、1人で来ていた方も、みんな楽しそうにしてくれていた印象で、今回もそんなイベントにしたいですね。

ゆうさんずっと2人で『イベントしたいね』って話してて、最初はオフ会みたいなイメージだったんだけど、チアキさんが複合施設のWANCOTTさんを紹介してくれて、想定より規模を大きくしたんですよね。予想外にたくさんの方が来てくれて、うれしかったな。

チアキさん今年は、最初に想定していたオフ会のようなイベントも開催するんですよね。『犬と暮らすクリエイター展~似顔絵座談会』と題して、私とゆうさん、少人数のファンの方と集まって、気軽にお話しできる場をつくってみようって。

ゆうさんファンの方の愛犬や愛猫の似顔絵を描きたいから、ワンちゃんネコちゃんの性格や好きなこと、いろんなことを話してほしいですね。もちろん私たちへの質問も大歓迎だし、密接なコミュニケーションが取れることを楽しみにしてます!

イベント中止のお知らせ

犬と暮らすクリエイター展 2022

マーティンゆうさんの愛犬フォレストくんの体調不良に伴い、帰国ができなくなってしまったため、イベントは中止となりました。

犬と暮らすクリエイター展~似顔絵座談会 2022

マーティンゆうさんの愛犬フォレストくんの体調不良に伴い、帰国ができなくなってしまったため、イベント内容を調整しています。詳細が決まり次第、改めてお知らせいたします。

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