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犬はレバーを食べても大丈夫?|犬にレバーは与えていい?食べてはいけない?

犬はレバーを食べても大丈夫?|犬にレバーは与えていい?食べてはいけない?

レバーは食用の肝臓のことを指し、牛・豚・鶏それぞれ食感や食べ方が異なります。たとえば、臭みの強い牛レバーは焼肉、豚レバーは炒め物や揚げ物に使われます。一方、クセがなく食べやすい鶏レバーは、レバーペーストにして食べることもあります。

いろいろな食べ方を楽しめるレバーですが、はたして犬が食べても大丈夫なのでしょうか。

ANSWER 基本的にレバーは愛犬に食べさせても大丈夫です。

レバーには犬にとって害となる成分が含まれていないため、与えても大丈夫な食べ物です。さらに栄養価が高いので、愛犬の健康を促進してくれる働きも期待できます。

しかし、いくら栄養が豊富なレバーでも、与え方を間違えると反対に犬の健康を害する危険性もあります。

この記事では、レバーの栄養価や正しい与え方を紹介します。特に犬の手作り食に力を入れている飼い主さんは、この記事を参考にしてくださいね。

Photo by @brave_running.jp

レバーの主な成分や栄養素

タンパク質

タンパク質は体の筋肉や皮、臓器を作る上で欠かせない成分です。不足すると健康面でさまざまな支障が起きることから、毎日継続的な摂取が欠かせません。レバー100gに、約20%のタンパク質が含まれています。

ビタミンA

脂溶性ビタミンであるビタミンAは、皮膚や粘膜、目、骨の健康を維持する働きがあります。欠乏すると食欲不振や成長不良を引き起こし、逆に過剰摂取すると肝臓に蓄積されるため、欠乏よりも過剰に注意が必要です。

血液中の赤血球を作るヘモグロビンの材料で、不足すると貧血になります。レバーに含まれる鉄分はそのままの形で吸収されるヘム鉄なので、野菜や豆類などの植物性に含まれる非ヘム鉄よりも吸収率が高いのが特徴です。吸収促進するビタミンCなどと成分と一緒に摂取すると、より吸収率が高まるといわれています。

ビタミンB群

ビタミンB群とは、ビタミンB1・B2・B6・B12・ナイアシン・パントテン酸・葉酸・ビオチンの8種類を指します。エネルギー代謝の補酵素を担うため、いくらエネルギーとして働くタンパク質や脂質を摂取しても、ビタミンB群が不足していては意味がありません。ビタミンB群は水に溶けやすい水溶性ビタミンなので、尿と一緒に排出されてしまう特徴があります。ビタミンB群は継続的に、そしてまんべんなく取る必要があります。

レバーを犬が食べた際の犬への効果・影響

レバーにはタンパク質やビタミンA、鉄などが豊富に含まれているため、これらの栄養素を効率よく摂取できます。また、それぞれの栄養素が持つ貧血や疲労回復、目や皮膚の健康といった効果も期待できます。

犬に与えてよいレバーの量は?

小型犬の場合 ~20g
中型犬の場合 20~40g
大型犬の場合 40g~
子犬の場合 少しずつ与えましょう。
老犬の場合 少しずつ与えましょう。

犬にレバーを与える際の注意点
レバーのおすすめの与え方

加熱処理をして与えよう

生のレバーには、食中毒を起こす菌が潜んでいる可能性があるため、必ず加熱してから与えましょう。目安としては、中⼼部の温度が63℃で30分間以上、または75℃で1分間以上温めましょう。

人間同様、犬が食中毒にかかってしまうと、元気な犬であっても嘔吐や下痢などの症状を引き起こす可能性が高いでしょう。生のレバーを触った箸を使わないなど、衛生管理にも徹底して気をつけましょう。

鮮度の良いレバーだけを与えよう

基本的に、人間が食べる食用のレバーを犬にも与えましょう。レバーの表面が白っぽくて濁っている場合、鮮度が落ちている可能性が高いです。鮮度の良い状態で購入したとしても正しく保存していないとどんどん腐っていくため、購入後はなるべく早めに与えてください。1~2日のうちに食べ切れない場合は、冷凍保存するといいですよ。

少しずつ与えよう

レバーは香り高い食べ物なので、たくさん欲しがる愛犬もいるでしょう。しかし、いきなりレバーを大量摂取すると消化不良を引き起こす可能性があります。年齢や体格に関係なく、少しずつ与えましょう。

ドッグフードのトッピングとして与えよう

レバーにはコレステロールが豊富に含まれています。体に良い働きをもたらしてくれる栄養素ではありますが、過剰摂取すると肥満になりかねません。

ドッグフードのトッピングとして与える程度にとどめましょう。目安量はドッグフードの10%です。トッピングをのせたら、その分ドライフードの量も調節してくださいね。

こんな時は犬にレバーを食べさせないこと

レバーは嗜好性の高い食べ物なので、一度与えてしまうと毎食欲しがる傾向があります。しかし、レバーにはタンパク質と脂質が豊富に含まれているため、食物アレルギーのある愛犬や肥満気味の愛犬には与えてはいけません。

どうしても欲しがる場合は、代替品がないか獣医師と相談してみるといいですよ。

まとめ

レバーには犬にとって害のある成分が含まれていないため、与えても大丈夫な食べ物です。栄養価も高いため、食物アレルギー持ちの愛犬や肥満気味の愛犬以外であれば基本的に与えて問題ありません。

しかし、生のレバーには食中毒を起こす菌が付着している危険性があります。しっかり加熱するなど、与え方に注意してくださいね。

Adviser

ペットフーディスト 佐々木なるみ

愛犬の偏食をきっかけに資格を取得。これまでに4匹のわんちゃんと暮らしてきた。動物愛護に関心を寄せ、犬を含む多くの動物が幸せに暮らせる日本を目指している。

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