犬はわさびを食べても大丈夫?|犬にわさびは与えていい?食べてはいけない?

犬はわさびを食べても大丈夫?|犬にわさびは与えていい?食べてはいけない?

和食ではわさびを薬味として使用することが多く、たとえば刺身やそばにわさびを付けて食べるなどの食べ方があります。わさびは通年を通して収穫することができますが、鼻にツーンとくるような香りと風味を求めるのであれば、秋から冬にかけて採れるわさびがおすすめです。

ただ、わさびは辛くて独特な味がするため、子供はもちろん大人でも苦手な人はたくさんいます。
はたして、犬に与えても大丈夫なのでしょうか。

ANSWER わさびを愛犬に与えてはいけません!

結論から言えば、わさびを犬に与えてはいけません。わさびに含まれる辛味成分は、口の中や胃を刺激してしまい、下痢や感覚麻痺を生じる可能性があります。

この記事では、なぜわさびを与えてはいけないのかを中心に解説します。犬に与えてはいけない食べ物を知りたい飼い主さんは、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。

わさびの主な成分や栄養素

カリウム

体内の余分な塩分を排出する働きを持つカルシウムは、わさび100gに対して約500mg含まれています。血圧を安定・維持し、心筋や筋肉の機能維持にも役立つと考えられています。カリウムは少なすぎても多すぎてもいけないので、摂取量に注意しなければなりません。

カルシウム

体内のカルシウムの約99%は骨や歯に使われています。骨格を形成したり丈夫な骨を作ったりするうえで欠かせない成分ですが、体内で合成ができないため食事から補う必要があります。しかし、カルシウムを摂取することで吸収が阻害される栄養素もあることから、与える量には注意が必要です。

ビタミンK

ビタミンKは出血を止める働きである血液凝固作用があります。ビタミンKが不足すると骨粗鬆症や骨折の治りが遅くなるなどの危険性があるため、骨を形成するうえで大切な栄養素です。

ビタミンC

ビタミンCは活性酸素の働きを抑える抗酸化作用を持ち、解毒やホルモン代謝と骨や腱のコラーゲンの生成をサポートします。さらに、鉄分の吸収促進をするため、貧血防止にも役立つと考えられています。ビタミンCは体内合成が可能ですが、ストレスや加齢、肝機能の低下によって合成が追い付かないこともあるため、食べ物から定期的に摂取する必要があります。

わさびを犬が食べた際の犬への効果・影響

わさびには栄養素が豊富に含まれていますが、犬が食べると嘔吐や下痢、感覚麻痺などを引き起こす危険性があります。一度食べ物で嫌な経験をすると、その他の食べ物に対しても拒否反応を示すこともあるため、与えないように気をつけましょう。

犬に与えてよいわさびの量は?

小型犬の場合 与えてはいけない
中型犬の場合 与えてはいけない
大型犬の場合 与えてはいけない
子犬の場合 与えてはいけない
老犬の場合 与えてはいけない

愛犬のために知っておきたいわさびを扱う際の注意点

辛味の弱いわさびでも与えてはいけない

わさびにも種類や旬があり、中には辛味の弱いわさびもあります。人間にとって辛くないわさびであっても、犬も同じように辛くないと感じるとは限りません。種類や辛味の度合いに関係なく、わさびを与えないようにしましょう。

しつけで使うのもNG

噛んではいけない場所にわさびを塗ってしつけする飼い主さんがいるようです。しかし、犬の健康を害する危険性があるためしつけで使うのはやめたほうがいいでしょう。

また、同じ匂いを嗅ぎ続ければ耐性が付き、しつけの効果がなくなる可能性もあります。愛犬をしつけしたいのであれば、正しい方法でおこないましょう。

置き場所に注意しよう

犬は嗅覚が優れているため、基本的に刺激性のある食べ物かどうか判断し、危険と認識すれば食べない選択を取ります。しかし、犬の口や手が届く範囲にわさびを置いていると犬が興味本位で食べてしまう可能性があります。

未開封のチューブタイプを常温で保管している人は、棚の上のほうや蓋つきのボックスに保管しましょう。

犬が食べてはいけない食べ物を把握しよう

わさびだけでなく、わさび菜(からし菜)も刺激性のある食べ物なので犬に与えてはいけません。もしも葉物を愛犬に与えたいと思った場合は、レタスやキャベツなどをあたえるといいでしょう。

ただ、犬は食物繊維の多い野菜の消化が得意ではありません。ドッグフードで栄養は十分補給できるため、愛犬が欲しがっていないのであれば無理に与える必要はありません。

犬がわさびを食べてしまったら、どうしたらいいの?

アレルギーや病気、年齢に関係なく全ての犬にわさびを与えてはいけません。
もしもわさびを食べてしまったら、まずは愛犬の様子を確認しましょう。嘔吐や吐き気などの症状が見られたら、獣医師の診察を受けてくださいね。

少量摂取したからといって命の危険があるわけではありませんが、愛犬が嫌な思いをしないためにも、与えないように気をつけましょう。

まとめ

わさびは刺激の強い食べ物なので、愛犬に与えてはいけません。辛味に反応して下痢や嘔吐、感覚麻痺を起こす危険性があります。わさびを普段からよく使う飼い主さんは、愛犬の口や手が届かない場所に保管するなど気をつけてくださいね。

Adviser

ペットフーディスト 佐々木なるみ

愛犬の偏食をきっかけに資格を取得。これまでに4匹のわんちゃんと暮らしてきた。動物愛護に関心を寄せ、犬を含む多くの動物が幸せに暮らせる日本を目指している。

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