DCC(DOG CREATIVE CAMP)は、
ワンコライフをよりいろどり豊かにしてくれるクリエイティブな
モノコトをご紹介していくシリーズです。
新しいワンコライフをクリエイティブする情報をお届けしています。
vol.13 メディアクリエートさんの愛犬アイテム
2022年4月に東京ビッグサイトで行われたインターペット。
その会場で目に飛び込んできたワンコがプリントされた
SOFT TOY(クッション)やかわいい水筒(水筒)、カレンダーを見つけた瞬間、
ご紹介したらきっとワンコ好きの皆さんにも喜んでいただけると思いました。
振袖の撮影などをメインに行っていた、メディアクリエートさんが
4年前からスタートされたペットプリントアイテムです。
人物撮影からワンコに展開されたきっかけや、プロダクトのこだわりなどを
メディアクリエートの神間(かんま)さん、本村さんのお二人にお伺いしました。
お二人の雰囲気からも、楽しみながらプロダクトを開発されているのが伝わってきました。
是非、メディアクリエートさんのストーリーをご覧ください。
振袖の撮影から撮影スタジオのサポートまで請負ってきた経験をペット事業に。
まずはメディアクリエートさんについて、どのような会社かお伺いできますでしょうか?
本村さん振袖のお嬢さんの前撮り撮影会をメインにしているのですが、それ以外にも全国の写真スタジオさんに弊社の商品などを納品したり、スタジオのリニューアルや撮影研修など、スタジオさんなどのトータルサポートもさせていただいております。
もともと、撮影についてのプロの会社さんなんですね。その中でワンコなどペット事業を展開しようと思われたきっかけはなんだったのでしょうか?
本村さん社内にもワンコなどと暮らしているスタッフも多かったのもありますし、スポットでドッグトリミングサロンでの撮影会の依頼などが増えてきたのもあって、これまでの経験やノウハウをペットにも活かせるのではないか、と考えたのがきっかけです。
本村さん、神間さんもワンコと暮らされているんでしょうか?
神間さん実は、私も本村も二人ともワンコも猫も飼っていないんですが(笑)、飼い主さんを見ていても本当に「ワンコも家族」の時代じゃないですか。私も本村も子供がいますが、飼い主さんにとっての「子供の写真を残したい」という気持ちと同じなんじゃないかなと。
そしてワンコって今「擬人化」の時代でもあると思うんです。犬グッズを見ていても犬のスニーカーやアクセサリーやサングラスがあったりと、もう人と変わらないような形になってきていて、今後もこの流れは加速すると思います。
だから、人を撮影してきた私たちのノウハウはそのまま活かせると思ったんですよね。
確かに、ワンコの写真を撮影する際は子供の成長を残すような気持ちで撮っていたりします!「家族」を撮影するという意味では一緒なんですね。
ファン化につながる商品開発へのこだわり
次にSOFT TOY(クッション)やかわいい水筒(水筒)、カレンダーなどバラエティ豊かなプロダクトについてお話をお伺いさせてください。こちらはどのような形で開発されているんですか?
神間さん商品開発していく上で、エンドユーザーさんが求めているものとして、大切にしていることが3つあります。珍しくて見たことがないもの。ライフスタイルで役立つもの。そして、インスタグラムなどで自慢できるもの。この3要素は本村と進める上で入れるようにしています。
あとは、薄利多売というビジネス発想ではなく、安くて可愛いだけじゃないということも開発の上で大切にしています。例えば、SOFT TOY(クッション)も安っぽくてはダメで、触り心地にもこだわったり、ポリエステルを使っていなかったり、洗えたり、実際に使っても役立つものを目指しています。
そこまでのものが作れたら、お客さんもファンになってくれると思うんですよね。
本村さんそうですね。コストとのバランスも考えながらですが。こだわりすぎて、高くなって売れなくても困りますしね。
新しい商品を考えた際はワンコと暮らしてる社員さんに意見を聞いたりするんでしょうか?
本村さんもちろん聞いたりもしますし、画像提供をお願いすることも多いです。自分の愛犬の写真で商品ができるってやっぱり嬉しいんですよね。だから、愛犬と暮らすスタッフが喜ぶものは、他の飼い主さんにもきっと喜んでもらえると思って作っています。
神間さんうちの商品に4色1セットのキャンパス生地のポップアップボードがあるんです。ポップアートを意識したカラーリングや、スペースのないお部屋でも簡単に飾れるサイズ感、軽さ、あとは縦横の飾り方でカスタマイズできる遊び心がうけて、とても人気なんですが、このサンプルに使っているボストンテリアもうちの経理のスタッフのワンコなんです!
写真を撮影したのは僕なので、写真自体の出来栄えは僕の腕です、笑。
自分の愛犬がアートになったみたいで可愛いですね。これは経理のスタッフさんも嬉しいですね。でも、これは神間さんが撮影されていますが、ユーザーさんが撮影された写真をいただいて、ここまでのクオリティのものができるのでしょうか?そこがとても気になります。
本村さん基本的にうちの商品はユーザーさんからいただいた画像を切り抜いて、必要であれば少し加工をして作成しているんですが、やはり明る過ぎたり、わんちゃんに家具が被っていたりするお写真を送ってくださるお客様もいます。そういう時は、写真を取り直していただくかなど、相談しながら進めています。
神間さん今はみなさん、スマートフォンで撮影されているんですが、スマートフォンの画像で十分に商品は作れるんです。ただ、やっぱり撮り方のNGやコツはあるので、こんな写真だと綺麗な商品に仕上がりますよ、というコツをユーザーさんには共有するようにしています。
こういうものがあるととても助かりますね!
NGポイントを意識するだけでも失敗が減りそうです。
反響がとても大きいメモリアル商品
愛犬のお位牌もハッピーでおしゃれに。
SOFT TOY(クッション)やかわいい水筒(水筒)、カレンダーなど本当に毎日役に立つアイテムが多い印象ですが、今力をいれている商品はありますか?
本村さんSOFT TOY(クッション)は人気ですが、実はバッグやポーチにつけられるようにした小さいお顔だけのサイズのクッションチャームも人気なんです、持ち歩いて誰かに見せられるので。私もバックに付けているんですよ。
あと、POPなデザインをかわいい水筒(水筒)の全面にプリントするのに苦労しましたが、お陰様でかわいい水筒(水筒)も人気です。先ほど紹介したポップアップボードも、インターペットなどでも、これに吸い寄せられてこられるお客さんがたくさんいらっしゃいました。どれも一つ一つこだわりがあります。
そんな中でも、今回のインターペットでも特に反響が大きかったのはメモリアルボードですね。
ライトエディションという商品で、商品名の通りライトがつくメモリアルボードです。ワンちゃんの写真を切り抜いた写真に「R.I.P(rest in peace)」と記載した商品です。通常のお位牌などだと、ちょっと寂しさが増して悲しくなると思うんですが、このライトエディションは、おうちのインテリアとしても飾れるデザインされたお位牌になっています。
神間さん本当に年々、愛犬のメモリアル商品へのニーズは高まっているのを感じます。メモリアルアイテムを求めるユーザーさんがいる中で、今ワンコのメモリアル商品って「THEお位牌」という感じの暗いものが多いんですよね。それってわかりやすいんですけど、なんかハッピーじゃないなと思って、このライトエディションを作ったのですが、そのハッピーなところがユーザーさんに受け入れられたんだと思います。
今後もこのメモリアルニーズはさらに高まっていくと思うので、ここにうちらしく応える商品は引き続き考えていきたいですね。