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パグはどんな犬種?上手な飼い方・遊び方・しつけ方について学ぼう

パグはどんな犬種?上手な飼い方・遊び方・しつけ方について学ぼう

低い鼻としわしわの顔、大きな丸い目が特徴的で、愛嬌のあるパグ。古い歴史を持つ犬種で、紀元前から中国の王室で飼われていたという説があり、のほほんとしたイメージがありますよね。その性格や特徴、家族に迎えるうえで大切なことを見ていきましょう。

01パグの性格と相性の良い家族

パグのルーツは中国生まれの愛玩犬で、基本的にはおとなしくてマイペース、やや頑固という特性があります。自我が強い子が多く、イヤなことに対してはきちんと気持ちを示すことがあるでしょう。ただ、吠えたり噛んだりすることはほとんどありません。

頑固さを上回る大らかさがあるので、人やワンコに対して興奮したり怯えたりすることは少なく、友好的になりやすい犬種です。人やワンコに向かって唸ったり威嚇したりするパグは、ほとんど見たことがありません。

多少の差ではありますが、カラーによって性格に違いがあります。フォーンの子はとにかく穏やか。ブラックの子は、フォーンの子と比べると陽気でやんちゃ、よく動き回る子が多い印象です。

骨格や毛の短さから健康面での注意点は多いのですが、気質に関しては心配のいらない犬種といえます。マイペースかつ警戒心が薄いことからトレーニングには向かないので、アジリティなどのドッグスポーツを楽しみたい方には物足りないかもしれませんが、日常生活を送るうえでは問題のないワンコなので、どんな家庭でも迎えやすいでしょう。

02パグの上手な飼い方。
しつけ方で気をつけるべきこと

マイペースで穏やかなので一緒に生活しやすい犬種ではありますが、「飼い主のためになんでもします」という作業欲のようなものはあまりないので、トレーニングは長続きしないかもしれません。ただ、吠えたり噛んだりすることはほとんどないため、苦労することもないでしょう。

どのような状況でも興奮しにくく、問題行動を起こしにくいため、ついつい甘やかしてしまいたくなりますが、そこは要注意。甘やかせばワガママになりますし、エサや人間のごはんを与えすぎてしまうと、肥満につながります。飼い主さんの意識が重要です。

性格面ではとても飼いやすい犬種ですが、健康面は注意点が多数あります。顔のしわの間を清潔の保たないと、皮膚トラブルにつながります。鼻が短い短頭種であるパグは暑さに弱く、太ると気道が狭くなるため、熱中症のリスクが上がります。日々のお手入れと太らないための工夫が必要です。

03パグが好きな遊び方・おすすめのコミュニケーション

基本的には、遊びや運動が好きな子が多いです。日々のお散歩に加えて、たまに広い公園や原っぱで走り回る時間をつくってあげると喜ぶでしょう。飼い主さんと一緒に走るのも大好きです。

家の中でおもちゃで遊ぶのも好き。個体差はありますが、多くの子がピコピコと音が鳴るような刺激的なおもちゃを好む印象です。おもちゃを噛ませたり、投げたりして、一緒に遊んであげましょう。

パグは暑さにも寒さにも弱いので、アウトドアレジャーはあまり得意ではありません。ドッグランで走り回るというタイプでもないので、外で遊ぶ時は広い公園などに連れていってあげましょう。ドッグカフェなどへのおでかけは問題ありません。

Advisor

DOG WORKS ZERO代表
西岡 裕記さん

ドッグトレーナー。高校卒業後、地元の三重県から上京し、青山ケンネルカレッジで動物について学ぶ。警察犬訓練所やトリマー、ショップの店舗管理などを経験し、フリーのドッグトレーナーとして独立。“ゆる~く楽しくHAPPYに!”をモットーに、ワンコのトレーニング法を伝えている。

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