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ワイマラナーの性格や寿命、ロングなどの種類、値段や飼い方|ワイマラナー図鑑

ワイマラナーの性格や寿命、ロングなどの種類、値段や飼い方|ワイマラナー図鑑

ワイマラナーの基本データ

Photo by @dill_nel
原産国 ドイツ
サイズ 大型犬
犬種グループ 鳥猟犬
飼いやすさ・しつけのしやすさ 中級
運動量
トリミング 不要
ブラッシング 週1回程度
お散歩 1日2回×1時間程度
飼育費用 月1〜3万円程度(医療費別途)
かかりやすい病気・怪我 胃捻転、股関節形成不全、眼瞼内反症・外反症

ワイマラナーの歴史

Photo by @bardoklee6344

起源があまりわかっておらず、1800年代のワイマール宮廷で飼われていたことは確かです。ブラッドハウンドの血を引いており、鹿や熊などの大型獣を狩ることを目的として改良され続けました。またワイマール王朝の支援の元、改良されていたことから“ワイマールポインター”と呼ばれていたこともありました。

ワイマラナーの性格と特徴・飼いやすさ

頭も賢く、飼い主に従順で甘えん坊な一面もあります。好奇心旺盛ですが中には神経質な子も存在し、子犬の頃からさまざまなものに慣らし、十分な社会化をしておくことが大切です。

また運動量が非常に多く、活動的です。毎日たっぷりと運動させてあげないとストレスの原因になってしまいます。毎日の散歩はもちろん、ドックランなどでも走らせてあげると良いでしょう。

ワイマラナーの被毛と種類

ワイマラナーにはスムースタイプの短毛種と、ロングヘアード・ワイマラナーというロングヘアの長毛種が存在します。被毛の長さ以外は特に変わりありません。

短毛

一般的なワイマラナーでよく見かけるタイプです。被毛一本一本がきめ細かく、なめらかです。毛色はシルバー、ノロジカ色、グレーの3種です。

長毛

ロングヘアード・ワイマラナーです。初めは短毛のワイマラナーから稀に存在していましたが、20世紀に入ってから別犬種として公認されました。長毛ですが保温機能はほとんどなく寒さには弱いです。毛色はワイマラナーと同じくシルバー、ノロジカ色、グレーの3種です。

ワイマラナーの大きさ・平均体重

Photo by @authenticbuddy

筋肉質で引き締まった体型で、気品ある風貌が魅力の一つです。大型犬の中でも中型サイズで、非常に筋肉質で丈夫な体つきをしています。

性別 ワイマラナーの体重 ワイマラナーの体高
オス 30〜40kg 59〜70cm
メス 25〜35kg 57〜65cm

ワイマラナーの平均寿命と人間年齢

ワイマラナーの平均寿命は11〜14歳で人間に換算すると89歳前後になります。飼育環境などで寿命は変化すると言われているため健康状態や食事管理などに気をつけ、日頃の様子をよく観察し少しの異変にも気づけるよう心がけましょう。ストレスを極力与えないことも大切です。

ワイマラナーの人間に換算した場合の年齢は下記の表をご参照ください。

犬の年齢 人間に換算した年齢 成長ステージ
3か月 4歳 子犬
6か月 7歳半
9か月 11歳
1歳 15歳
1歳半 19歳半
2歳 23歳 成犬
3歳 28歳
4歳 33歳
5歳 40歳
6歳 47歳 シニア犬
7歳 54歳
8歳 61歳
9歳 68歳
10歳 75歳 高齢犬
11歳 82歳
12歳 89歳
13歳 96歳
14歳 113歳 超高齢犬

ワイマラナーがかかりやすい病気や怪我

ワイマラナーがかかりやすい病気や怪我 1胃捻転

胃にガスが溜まりショック状態に陥る病気です。大型犬での発症が多く、命に関わるとても怖い病気です。発症するとよだれ、お腹の膨張、空ゲップ、元気消失、落ち着きがなくなるなどの症状が現れ、迅速な処置が必要となります。異変を感じた際はすぐに動物病院へ行きましょう。また食後の運動や、ご飯の一気食い、水のガブ飲みなどが原因とされているため、食後1時間の安静、早食い防止の器へ変えるなどの対策をすると良いでしょう。

ワイマラナーがかかりやすい病気や怪我 2股関節形成不全

子犬から成犬になる成長期に、股関節の異常が見られる病気です。生後7〜9ヶ月頃に見られることが多いですが、それ以降に発症することもあります。腰を左右に振って歩く、変な座り方をするなどの症状が見られ、重度になれば痛みが伴うようになるため散歩を嫌がる、元気消失、食欲不振などの症状が見られるようになります。定期的に診察やレントゲン撮影などを行い、早期発見につなげましょう。

ワイマラナーがかかりやすい病気や怪我 3眼瞼内反症

瞼が内側に巻き込まれた状態になり、瞼の縁が眼球に接してしまう病気です。これによりまつ毛が眼球に入ってしまい、痛みや炎症を引き起こします。涙を流す、目をしょぼしょぼしている、めやにが増える、目が充血しているなどの症状が見られた際は動物病院で診てもらいましょう。予防策などはないため、生後1歳までに定期的な診断を受け、早期発見、早期治療につなげることが大切です。

ワイマラナーの臭いがきついって本当?

ワイマラナーは犬の中でも特に体臭がきついとよく言われています。食べ物によって体臭がきつくなってしまうこともあるため、劣化していたり、添加物や化学薬品が多いフードやおやつは避けましょう。

また臭いがするからとシャンプーを過度にするのはNGです。必要な油分まで取ってしまい、皮膚のトラブルにつながってしまうので月1回を目安に行いましょう。

犬の体臭は完全になくすことはできませんが、食事管理だったり定期的なシャンプーなどで軽減することができます。また空気清浄機を使ったりするなど、うまく付き合っていく必要があるでしょう。

ワイマラナーは目の色が変わるの??

ワイマラナーの特徴として、子犬の時期には目の色がスカイブルー色ですが成犬になるにつれてアンバー(琥珀)色に変化していきます。

こういった犬の成長と共に目の色が変化するのは遺伝的なものと言われており、目の表面の色素の優位性が成長と共に変化するため、こういった現象が起こります。

ワイマラナーの他にボーダーコリーやハスキーなどもこういった変化が見られます。

ワイマラナーの飼い方・飼う際の注意点

Photo by @bailey_weima510

ワイマラナーの飼い方・飼う際の注意点 1子犬の頃からしつけを

大型犬のため、成犬になると非常に力も強くコントロールが難しくなります。そのため子犬の頃からしつけを行い、飼い主の指示に従えるようにしておきましょう。知的で学習能力も高く、飼い主に従順なためしつけにはそれほど困らないでしょう。

また子犬の時期から、他の犬や人と触れ合わせたり、いろいろな場所に連れていくと社会性が身につくでしょう。

ワイマラナーの飼い方・飼う際の注意点 2毎日の運動は欠かさずに

運動量は非常に多く活発なため毎日の散歩は欠かせません。歩くだけでなくジョギングなども加えるとより良いでしょう。

またドックラン、アジリティ、プールなどにも連れていき全力で遊ばせてあげることも大切です。運動不足はストレスの原因になり、問題行動を起こす引き金になったり、体調面にも良くありません。そのため毎日必ず適度な運動をさせ、ストレスを与えないようにしましょう。

ワイマラナーの飼い方・飼う際の注意点 3冬には寒さ対策を

ワイマラナーは皮下脂肪が少なく、アンダーコートを持っていないため寒さに弱い犬種です。そのため冬場には洋服を着せたり、暖房などの寒さ対策が必要です。

また寒さが苦手だからといって冬場の散歩などに行かないのはNGです。寒さ対策をしてから散歩に行きましょう。

ワイマラナーの飼い方・飼う際の注意点 4定期的な被毛のお手入れ

ワイマラナーはシングルコートなのでそれほど抜け毛は多くありませんが、週1回程度のブラッシングを行いましょう。抜け毛を放置しておくと、皮膚病の原因になってしまうので注意が必要です。

またブラッシングはコミュニケーションやボディチェックにもなるため、犬との信頼関係の構築や病気の早期発見にもつながります。ブラッシングに加え、月1回程度のシャンプーを行うと、皮膚が清潔に保たれ、臭いの軽減や皮膚病の予防にもなるでしょう。

ワイマラナーの飼い方・飼う際の注意点 5広い飼育環境が必要

大型犬は屋外での飼育が印象強いと思いますが、現在では小型犬、大型犬に限らず屋内飼育が推奨されています。そのため屋内での十分な飼育スペースの確保が必要になります。狭い環境ではストレスが溜まり問題行動を起こしやすくなります。一軒家などの広い環境での飼育がベストでしょう。

ワイマラナーの値段・価格の相場

ワイマラナーの子犬の値段相場は約25万円前後です。ブリーダーから迎える際はもう少し高額になる傾向があります。

ワイマラナーをお迎えする方法

ワイマラナーを家族としてお迎えする際の2つの方法を紹介します。

ブリーダーさんからお迎えする

ワイマラナー専門の優良ブリーダーをネットなどで検索してみましょう。ブリーダーから子犬をお迎えする場合は両親が明らかなので、毛色や体格、性格などがわかるメリットがあります。

また、お迎え後もブリーダーさんに困った時に相談ができたり、兄弟犬の輪が広がったりとサポートしてもらえる繋がりがもてるのも心強いポイントです。

保護犬のワイマラナーを探して里親になる

動物保護施設や動物愛護ボランティア団体などでは、繁殖犬を卒業して保護された子や、飼い主の事情で手放されて保護されているワイマラナーを見つけることができるかもしれません。事前にサイトやSNSなどで探してみるのがおすすめです。

まとめ

無邪気で甘えん坊な、大きい赤ちゃんのようなワイマラナー。気品が高く、美しい外見で歩いているだけで目が引かれてしまいます。知的で飼い主にも従順なため、体力に自信があり広い飼育スペースを確保できる方であれば初心者の方でも飼いやすいでしょう。迎える際は飼育環境を整えワイマラナーの知識を得てから迎えましょう。

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