犬が怪我をしたり、いつもより元気がなかったりして、動物病院に連れて行った際、
どんな風に先生に伝えて良いかわからないことはないでしょうか?
気が動転してしまい、何から伝えたら良いかわからなくなってしまった
という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、受診の際にどんなことを伝えたら、スムーズな診察ができるのか、
バンブーペットクリニックの藤間先生におうかがいしました!
Question 1
病院で何をどう伝えたら良いかわかりません。
どうしたら良いでしょうか?
Answer!
4つのポイントを伝えられれば大丈夫です。
わんちゃんが嘔吐したり、怪我をしたりすると気が動転してしまうかと思いますが、情報をすべて伝えようと焦らなくて大丈夫なので、下記のポイントを獣医さんに伝えると正確な診断につながります。
また、難しければ、無理に説明せずに獣医さんがしてくれる質問に順を追って答えるだけでもOKです。
まずはこの4つを伝えましょう。
- 1いつからの症状か?
- 2どんな症状か?
- 3いつもと変わったことをしたか?
- 4怪我の場合、どんな状況だったか?
初診の場合は下記も伝えましょう。
- 1持病があるかどうか
- 2これまでの大きな病気や怪我(病歴)
- 3アレルギーや合わない薬はないか
スマートフォンの動画を活用するのも、オススメの方法です!
スマートフォンで簡単に動画が撮れる時代なので、お家でのワンちゃんの状態を動画に収めて持ってきていただくと、とても診察に役立ちます。
「お家で足を引き摺ることがある」「たまに痙攣する」など、病院でその症状が再現できない場合でも、動画をお持ちいただくと、実際の様子がわかり診察しやすいと思います。
動画は、抱っこした状態などで撮影するのではなく、少し距離を取り、客観的にどのような状態かを写していただいた方がよりわかりやすいです。
また、下痢などの場合はできればうんちそのものをお持ちいただくのがベストですが、血尿や嘔吐などの場合には、画像で撮影し持っていくと診察の際に獣医さんもわかりやすいと思います。
Question 2
受診の前に準備したほうが良いものなどはありますか?
Answer!
自分のワンちゃんの健康情報を把握するようにしましょう。
特に準備する必要はないと思いますが、自分のワンちゃんの状態を飼い主さんが理解していることは重要です。
- 1いつワクチン、フィラリア予防をしたか
- 2いつ健康診断をして、どんな結果だったか
- 3持病がある場合はどんな薬を飲んでいるか
- 4いつもどのメーカーのどんなタイプのフードをあげているか
ワンちゃんは自分で話すことができないので、上記のような、ワンちゃんの健康に関することを、日頃からは飼い主さんがしっかり把握しておいてあげることが大切だと思います。
Question 3
かかりつけ動物病院はあった方が良いのですか?
Answer!
ワンコの健康情報を時系列で管理できることがとても大切です。
かかりつけ動物病院を持つことのメリットはたくさんありますが、一番は、自分のワンちゃんの健康情報を時系列で管理できることですね。
情報が一元化されていることで、これまでの経緯が追え、正確な診断に繋がります。
あとは、何か気になることがあった際に、自己判断せずに、ちゃんと相談できる病院があると安心ですよね。
治療方針などについては、様々な考え方があるので、一概にどれが正しいとは言えませんが、「この先生なら任せられる」「この先生に任せたい」と思えるような信頼できるかかりつけ動物病院を是非見つけてみてください!
Profile
藤間 友樹 院長
バンブーペットクリニック院長。大学卒業後、都内の動物病院などで経験を積み、2014年にバンブーペットクリニックを開院。飼い主に病状や治療計画、投薬などを丁寧に説明することをモットーとしている。飼い主の間では「手術の痕がきれい」と評判。