本記事は獣医師やペット栄養管理士が執筆・監修を行っております。
犬が少量の醤油を舐めてしまっても、すぐに健康に害が出るわけではありません。
しかし、犬に醤油を与えるのは、塩分の過剰摂取になるため避けましょう。
今回は犬が醤油を摂取した場合の危険性についてご紹介しますので、参考にしてくださいね。
ANSWER
醤油は犬に与えてはいけません。
醤油には、塩分が多く含まれており、最悪の場合には食塩中毒になる危険性があるため与えないようにしましょう。
ちなみに、醤油せんべいや佃煮など、醤油を使った加工品なども同様に危険です。
そのため、もし愛犬が醤油を誤飲してしまった場合は、舐めた量が少なかったとしても、いつもと違う様子が見られる場合は動物病院を受診するようにしてください。
醤油の主な成分や栄養素
塩分
犬も人間と同じように、過剰に塩分を摂取すると血圧は上昇し、腎臓に負担をかけ、高血圧や心臓疾患のリスクを高める可能性があるのです。
また、犬の塩分の過剰摂取は、食塩中毒を引き起こしてしまう可能性があります。
⽝が醤油を⾷べた際の⽝への影響
過剰に塩分を摂取すると血圧は上昇し、腎臓に負担をかけ、高血圧や心臓疾患のリスクを高める可能性があります。
また、食塩中毒になると、脳神経症状や肺水腫、腎機能障害などを引き起こし、最悪の場合には死亡するリスクもあるのです。
まとめ
醤油は犬にとって塩分量が多いため、与えてはいけない食品の一つです。
ですので、日頃から愛犬の手の届く場所に醤油を置かないなど、誤飲を未然に防ぎましょう。
また、もし愛犬が醤油を誤飲してしまった場合には、舐めた量が少なかった場合でも、いつもと違う様子が見られたら、速やかに動物病院を受診してください。
Supervisor
西岡 優子 にしおか ゆうこ
獣医師。北里大学獣医学科卒業後、香川県の動物病院に就職。結婚を機に、都内の獣医師専門書籍出版社にて勤務。現在は、パート獣医として働く傍ら、犬・猫・小動物系のライターとして活動。ペット栄養管理士としても活躍中。

















