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犬はバターを食べても大丈夫?|犬にバターは与えていい?食べてはいけない?

犬はバターを食べても大丈夫?|犬にバターは与えていい?食べてはいけない?

バターとは、生乳から分離したクリームを集めて固め、練り上げたものです。

パン国家であるフランスやドイツが生産量1位と思われがちですが、実はインドがダントツ1位を誇ります。次いでEU、アメリカという順番になります。

バターはパンやケーキに使われるだけでなく、「バター醤油和え」「ガリックバター」など料理にも使える万能調味料です。はたして犬に与えても大丈夫なのでしょうか。

ANSWER バターは犬が口にしても大丈夫です。

バターには、犬にとって中毒性のある成分は含まれていないため、愛犬がバターを口にしても問題ありません。しかし、バターには脂質が多く含まれているため、積極的に与えないほうが良いでしょう。

この記事では、犬にバターを与えないほうがいい理由と、誤って食べてしまわないようにするための対策などを紹介します。

バターの主な成分や栄養素

脂質

脂質は、タンパク質や炭水化物の2倍以上のエネルギーを供給できます。その他にも内臓保護や体温調整を行い、脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収を促進します。

タンパク質

タンパク質は体の筋肉や皮、臓器を作るうえで欠かせない成分です。不足すると健康面でさまざまな支障が起きることから、毎日継続的な摂取が欠かせません。

ビタミンA

脂溶性ビタミンであるビタミンAは、皮膚や粘膜、目、骨の健康を維持する働きがあります。欠乏すると食欲不振や成長不良を引き起こし、反対に過剰摂取すると肝臓に蓄積されるため、欠乏よりも過剰に注意が必要です。

ビタミンE

脂溶性ビタミンであるビタミンEは、体内の脂質の酸化を抑制する抗酸化作用を持ちます。細胞の老化を防ぐ効果も期待できることから、免疫力の向上や動脈硬化予防につながるといわれています。

バターを犬が食べた際の犬への効果・影響

犬がバターを摂取することで免疫力の向上や皮膚や粘膜の健康維持が期待できます。しかし、バターを頻繁に食べると肥満になり、さまざまな病気を引き起こすおそれがあります。積極的に与えないほうがいいでしょう。

犬に与えてよいバターの量は?

小型犬の場合 積極的に与えないほうがいい
中型犬の場合 積極的に与えないほうがいい
大型犬の場合 積極的に与えないほうがいい
子犬の場合 積極的に与えないほうがいい
老犬の場合 積極的に与えないほうがいい

犬にバターを与えないほうがいい理由
誤って食べてしまわないようにするための対策

万が一愛犬がバターを口にしてしまっても大丈夫

バターには、犬にとって毒となる成分は含まれていません。
そのため、愛犬がバターを舐めたり少し食べたりしてしまったからといって、すぐに獣医師に診てもらわなければならないというほど危険なわけではありません。

ただ、愛犬の健康状態によっては、バターを摂取することで下痢や嘔吐を起こす場合も考えられます

摂取した量や健康状態によって症状が出る可能性が変わるため、一概に「○○g以上食べるのは危険」とは言い切れませんが、舐める程度であれば問題ないでしょう。

バターはなるべく与えないようにしよう

バターは脂質の多い食べ物です。身体の小さな犬にとっては、ごく少量のバターでもカロリー過多になる危険性があります

継続的な摂取は肥満の原因になるため、愛犬にバターをなるべく与えないようにしましょう。

また、バターには無塩バターと有塩バターがあります。特に有塩バターを摂取すると塩分過多による腎臓病や高血圧のリスクを高めてしまうおそれがあります。愛犬が誤って大量の有塩バターを食べないよう注意しましょう

マーガリンも積極的にあたえないほうがいい

マーガリンとは、食用油脂(動物性・植物性)に添加剤や食塩などを混ぜあわせたものです。バターではなくマーガリンを使っている家庭も多いとは思いますが、バターと同様、愛犬に積極的に与えてはいけません

バターを塗ったパンを取られないようにしよう

バターは冷蔵庫に保管しておくものなので、「愛犬が冷蔵庫の中のバターを食べていた」なんてことはないでしょう。

気をつけておきたいのが、バターを塗ったパンです。
普段なら愛犬が机の上の食べ物を取らないよう目を光らせておくことができますが、朝などの忙しい時間帯は油断してしまう人も多いでしょう。

「気が付いたら、机の上に置いたパンを愛犬が取って食べていた」なんてことも。

キッチンでパンにバターを塗る、食べる直前に机の上にパンを持ってくるなど、愛犬にパンを取られないよう工夫しましょう

こんな時は犬にバターを食べさせないこと

肥満気味の愛犬や乳糖不耐症の愛犬にバターを与えてはいけません。
ごく少量のバターで下痢や嘔吐などの症状を発症するおそれがあります。

バターを誤って食べてしまった場合は、しっかりと様子を確認し、何か異変を感じた場合は獣医師に相談しましょう。

まとめ

バターには犬にとって健康を害する成分は含まれていません。ただ、ごく少量を摂取するだけで肥満になるリスクがあります。愛犬の健康状態に関わらず、バターを積極的に与えるのは控えましょう。

Adviser

ペットフーディスト 佐々木なるみ

愛犬の偏食をきっかけに資格を取得。これまでに4匹のわんちゃんと暮らしてきた。動物愛護に関心を寄せ、犬を含む多くの動物が幸せに暮らせる日本を目指している。

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