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犬は秋刀魚(さんま)を食べても大丈夫?|犬に秋刀魚(さんま)は与えていい?食べてはいけない?

犬は秋刀魚(さんま)を食べても大丈夫?|犬に秋刀魚(さんま)は与えていい?食べてはいけない?

さんまはオホーツク海や北太平洋、日本海などの広い海域を回遊する魚です。秋に獲れる刀のような魚という意味から、「秋刀魚」という漢字が付けられたと言われています。

夏から秋にかけて産卵のため南下を始めるさんまには旨みが凝縮されており、塩焼きにして食べるのが人気です。その他にも、竜田揚げやお寿司、パスタの具材などのたくさんの食べ方があります。

秋の風物詩ともいわれるさんまですが、はたして犬に与えても大丈夫なのでしょうか。

ANSWER 秋刀魚(さんま)は犬に食べさせても大丈夫です。

さんまは、犬に与えても大丈夫な食材です。栄養価が高く、犬の健康に役立つでしょう。ただ、与え方に注意が必要です。

この記事では、さんまの栄養価や与え方などについて紹介します。愛犬にさんまを食べさせたいけれど与え方が分からない人は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。

Photo by @torahina_pom

秋刀魚(さんま)の主な成分や栄養素

タンパク質

タンパク質は体の筋肉や皮、臓器を作るうえで欠かせない成分です。タンパク質の摂取不足は免疫機能や抵抗力の低下を引き起こす可能性があるため、毎食摂取することを心がける必要があります。

L-カルニチン

アミノ酸の一種であるL-カルニチンは、脂肪代謝に欠かせない栄養素です。

ビタミンB群

ビタミンB群とはビタミンB1・B2・B6・B12・ナイアシン・パントテン酸・葉酸・ビオチンの8種類を指し、エネルギー代謝の補酵素として体内で働きます。いくらエネルギーとして働くタンパク質や脂質だけを摂取しても意味がなく、代謝を助けるビタミンB群を一緒に摂取ることが大切ですまた、ビタミンB群は水に溶けやすい水溶性ビタミンで、尿と一緒に排出されてしまう特徴があります。ビタミンB群は継続的に、そしてまんべんなく取りましょう。

EPA・DHA

オメガ3脂肪酸(n-3脂肪酸)であるEPAと DHAは、体内生成できないため食事から摂取する必要があります。DHAは脳を活発化することが期待されており、EPAは体内のコレステロールや脂肪分を減らし、血管の流れを良くする働きがあると考えられています。

秋刀魚(さんま)を犬が食べた際の犬への効果・影響

さんまを犬が食べると生きるうえで欠かせない栄養素を補うことができ、血管の流れを良くしたりエネルギー代謝を高めたりするなどを働きがあります。

犬に与えてよい秋刀魚(さんま)の量は?

小型犬の場合 13~15g程度
中型犬の場合 30~35g程度
大型犬の場合 55~65g程度
子犬の場合 少量与える
老犬の場合 少量与える

犬に秋刀魚(さんま)を与える際の注意点
秋刀魚(さんま)のおすすめの与え方

Photo by @kuma610

必ず加熱して与えよう

EPA・DHAは熱に弱い性質を持つため、これらの栄誉素をしっかり吸収するのであれば生食が理想です。しかし、生のさんまには寄生虫であるアニサキスや寄生しているおそれがあります。必ず加熱してから与えましょう。

アニサキスは体長2~3cm、幅1mmほどで、白っぽい色をしています。60℃で1分以上の加熱、またはマイナス20℃以下で24時間以上冷凍すれば死滅するといわれていますが、念のため調理前に肉眼で確認すると安心ですよ。

小骨を取り除いてから与えると安心

さんまを犬に与える際は、小骨を取り除いてから与えましょう。犬は食べ物を丸呑みする習性があり、食べ物をすり潰すための歯が生えていません。たとえ小骨であっても危険ですので、喉や消化器官を傷つけないためにも身をほぐして小骨を除去してから食べさせましょう。

与えすぎに要注意

さんまは高カロリーな食べ物です。特に秋のさんまは脂がのっており、健康面を考えると与えすぎには注意が必要です。
先述した「与える量」を参考にしながら、ドッグフードのトッピング用として与えてみてくださいね。

内臓や頭は与えてもOK

さんまの内臓や頭には栄養がたくさん含まれているので、愛犬が欲しがるようであれば食べさせても大丈夫です。ただし、必ず加熱したものを与えましょう。

頭の部分はそれほど大きくないので「そのまま与えても犬なら噛み砕けるだろう」と思う人もいるでしょう。しかし、小さな骨が喉や消化器官を傷つけるおそれがあります。焼くのではなく圧力鍋などを使ってしっかり柔らかく煮込んでから与えることをおすすめします。

最初は少しずつ与えてみると良いですよ。

こんな時は犬に秋刀魚(さんま)を食べさせないこと

何かしらのアレルギーを持っている愛犬には、さんまを与えないようにしましょう。もしもさんまを与えて下痢や皮膚のかゆみなどの症状が現れたら、すぐに食べさせるのをやめてください。

それでも症状が治まらないようであれば、獣医師の診察を受けることをおすすめします。

また、さんまはカロリーオーバーになりやすい食べ物でもあるので、ダイエット中の愛犬に与えるのは控えたほうが良いですよ。

Photo by @takahiro.koyano

まとめ

さんまは、犬に与えても良い食べ物です。栄養価が高く、犬の健康を促進する働きが期待できます。ただし、与えすぎや生食は危険です。

必ず加熱し、小骨を取ってから少しずつ与えてくださいね。

Adviser

ペットフーディスト 佐々木なるみ

愛犬の偏食をきっかけに資格を取得。これまでに4匹のわんちゃんと暮らしてきた。動物愛護に関心を寄せ、犬を含む多くの動物が幸せに暮らせる日本を目指している。

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