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犬はたこを食べても大丈夫?|犬にたこは与えていい?食べてはいけない?

犬はたこを食べても大丈夫?|犬にたこは与えていい?食べてはいけない?

たこは世界に約200種類、日本近海には60種ほど生息しているといわれています。スーパーや魚屋さんで見かけるもののほとんどは、まだこ・みずだこ・いいだこ・やなぎだこの4種類。食用として最も人気のあるまだこは夏が旬ですが、その他みずだこ・いいだこ・やなぎだこは、冬が旬です。

私たち人間は刺身や和え物などでたこを食べますが、はたして犬に与えても大丈夫なのでしょうか。

ANSWER たこは犬に食べさせても大丈夫な食べ物です。

たこは犬に与えても大丈夫な食べ物です。しかし、与え方を間違えれば犬の健康を害する危険性もあります。

この記事では、たこの栄養素や与え方について解説します。「犬がたこを欲しがっているけれど与えていいのか分からない」という飼い主さんは、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。

Photo by @bonico.okinawa

たこの主な成分や栄養素

タンパク質

タンパク質は体の筋肉や皮、臓器を作るうえで欠かせない成分です。タンパク質の摂取不足は免疫機能や抵抗力の低下を引き起こす可能性があるため、毎食摂取することを心がける必要があります。

タウリン

タウリンとは魚介類に多く含まれるアミノ酸に似た成分です。コレステロールを減らす、肝臓や心臓の機能を高める、高血圧の予防、視力の回復などの効果があると考えられています。体内で生成することも可能ですが、必要量に達しないことから食事からの摂取が必要です。

亜鉛

亜鉛は、歯・骨・肝臓・腎臓・筋肉に多く含まれる必須微量ミネラルで、炭水化物やタンパク質の代謝、細胞の再生、皮膚の健康維持などの働きが期待できます。体内で作り出すことができないため、食事から摂取する必要があります。

ナイアシン

ナイアシンは水溶性ビタミンB群の1つで、脂質、炭水化物、タンパク質の代謝に不可欠な栄養素です。皮膚を健康に保つ、血液の循環をよくする、脳神経の働きを活性化するなど、体内で起こる様々な酵素反応に関与し、体の機能を正常に働かせるための重要な役割を担っています。

たこを犬が食べた際の犬への効果・影響

たこにはビタミンやミネラルが豊富に含まれており、血液から内臓、皮膚などのあらゆる器官の健康をサポートすることが期待できます。また、体内合成できない栄養素も多く含有されていることから、必要な栄養素を効率よく摂取できる食べ物でもあります。

犬に与えてよいたこの量は?

小型犬の場合 30~50g
中型犬の場合 50g~100g
大型犬の場合 100g前後
子犬の場合 ごく少量を少しずつ与える
老犬の場合 ごく少量を少しずつ与える

犬にたこを与える際の注意点
たこのおすすめの与え方

Photo by @amo_living

加熱したものを与えよう

生のたこには、ビタミンB1を分解する作用のある酵素「チアミナーゼ」が含まれています。このチアミナーゼを大量摂取すると、ビタミンB1欠乏症を起こす危険性があります。ビタミンB1欠乏症を起こすと、けいれん発作や神経・運動機能障害があらわれる危険性があるため、必ず加熱処理をしたたこを与えましょう。チアミナーゼは熱に弱い性質を持つため、タコを加熱してから与えればビタミンB1欠乏症を起こす心配はありませんよ。

細かく刻んで与えればのどに詰まらせないから安心

犬は食べ物を丸呑みする習性があるため、弾力のあるたこを塊のまま飲み込んでしまうと、のどに詰まらせる恐れがあります。食べやすいようにしっかり刻んでから与えてくださいね。

たこ焼きやカルパッチョなどの人間の食べ物はNG

愛犬がたこ料理に興味を持ったらついつい与えてしまいたくなりますが、人間用に味付けされたものなので決して与えてはいけません。塩分が多いだけでなく、一緒に使われている食材の中には、犬が中毒症状を起こすものも含まれているかもしれません。犬にたこを食べさせる場合は、加工されていないものを加熱し、味付けなしで与えてくださいね

消化器官の弱い愛犬には与えないほうが良い

弾力があって噛み切りにくいたこは、胃や腸でなかなか消化できずに留まってしまう可能性があります。とくに消化器官の弱い子犬や愛犬は注意が必要です。下痢や嘔吐などの症状が見られたら与えるのを止めましょう

こんな時は犬にたこを食べさせないこと

食べ物に対してアレルギー反応が出やすい愛犬や胃腸の弱い愛犬には、たこをあげないほうが良いです。もしもたこを与えた際に体や口の周りを痒がったり、下痢や嘔吐を繰り返したりした場合は、獣医師の診察を受けましょう。食べた時間や量などは、診察するうえで役立つ情報です。しっかり把握しておきましょう。

まとめ

たこは犬に与えても大丈夫な食べ物です。しかし、与えすぎたり大きいサイズのまま食べさせたりするのは危険です。犬が欲しがらないのであれば無理にあげる必要はないでしょう。もしも愛犬がたこを気に入っているのであれば、細かく刻んでから少しずつ与えてくださいね。

Adviser

ペットフーディスト 佐々木なるみ

愛犬の偏食をきっかけに資格を取得。これまでに4匹のわんちゃんと暮らしてきた。動物愛護に関心を寄せ、犬を含む多くの動物が幸せに暮らせる日本を目指している。

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