セツサチアキのワンコが読む絵本 Onestory 第19話ウンチふんじゃった！

「トリミングしたてで気分サイコー♪ルンルン♪」

「やだ、めっちゃ可愛いじゃんわたし♪」

ぶにゅ「え？」

「ひえ〜〜！ウ、ウンチふんだ〜」

「という散々な日だったわ」「災難でしたね」

「そういえば」

「近所の公園がワンコNGになったわ。ウンチのマナーが悪いからだって」

「わざとではなくても」

「気づかない飼い主さんがいるんでしょうね」

「でも結局ワンコのせいにされるんだわ」「ますます肩身が狭くなるね」

「ワンコに優しい社会は夢のまた夢ね」

数日後「お散歩ルンルン♪」

「え！」

「まさか！」

「出た！飼い主が見ていないパターン！」

「ワンワン！（ちょっとちょっと）」

「おばさん」

「わたし？」

「おばさんのワンコ、ウンチしたよ」

「あら、やだ！もううちの子ったら」

「おばさん」「ん？なに？」

「その子のせいにしたらかわいそうだよ」「そうだ！そうだ！」

「ホントだね、これからはちゃんと気をつけるね」「うん！」

「ちびっこやるわね」

「ワンコに優しい社会も夢じゃないかもね。マスターにメールしよっと」

「トイプーさんからメールだ」「え？またふんじゃった？」

「その逆ですね」「え？なになに」