セツサチアキのワンコが読む絵本 Onestory 第8話虹の橋ってどんな世界？

ミーンミーン

夏季休業中「あ！」

「夏休みか…」「あれ？」

「こんにちは、虹の橋組さん」「マスター、しかも麦わら！？」

「どうぞ、庭で今つんだハーブのお茶です」「わ〜い」

「いつもと違って静かなお店はなんか不思議ですね」しーん

「しかも蝶ネクタイなしのマスター！」「夏休みですからね」

「そうだった！お休み中なのにごめんなさい！」「いえ、逆にちょうどよかったです」

「え？」「虹の橋組さんには前から聞いてみたいことがあって…」

「虹の橋がどんな世界か教えてもらえませんか？」

「マスター」

「今まで誰にも話したことないけどマスターには特別に♪」「ありがとうございます」

「虹の橋ではみんな楽しく幸せな時間を過ごしています」

「歩けなかった子も昔のように走りまわっているそんな不思議な世界です」

「そしてある日気づくのです。なつかしいにおいと」

「自分の名前を呼ぶ声に。そう、虹の橋は大好きな人との再会の地なのです」

「再会の地…」「マスター、でも今の話はもう忘れてください」

「人間と違って未来ではなく「今」を全力で楽しむのが私たちワンコの良さですから」「虹の橋組さん」ピコピコ

「ワンコのわのグループラインでみんなの夏休みの様子が届きました」「まさに今を楽しんでいますね」ピコピコピコピコ

「じゃ、私は虹の橋組さんの動画を送りましょう」「みなさん、ハーブティーいただいています！」

ピコピコ しばしば「虹の橋組さんずるい！」ピコピコ ぷー「私も今からそっち行く！」

「やっぱりここはおしゃべりが似合う場所なのですね」ガチャ

「はやっ」「マスターお水！ぜえぜえ」「あ！先越された！」