【犬旅レポート】姫路を歩く2日目〜書写山〜

今日は姫路市北西部にある、書写山（しょしゃざん）へハイキングです。
標高は371m、ロープウェイもありますが、6つのハイキングコースがあり、どれも1時間程度で登ることができます。
書写山は山の上に圓教寺（円教寺とも書き、「えんぎょうじ」と読みます）というお寺があります。「西の比叡山」と呼ばれる荘厳で歴史的な建物で、山の上一帯が圓教寺の境内となっており、多くの重要文化財があります。
大河ドラマの「軍師官兵衛」や、ハリウッド映画の「ラストサムライ」他、数々の映画やテレビ番組のロケ地でも有名です。ラストサムライの撮影の際、トム・クルーズは専用ヘリでやってきたらしいです。

6つのハイキングコースも、山の上の境内も、建物の中以外はすべてワンコも自由に歩けます。
ちなみにロープウェイはワンコもOKですが、顔と体が全部隠れるバッグやクレートに入れる必要があります。レンタルのクレートもあるようですので、乗られる場合は一度問い合わせされた方がいいと思います。

上りは8:30、下りは18:00前後で季節や曜日によって運行時間が変わります。

私自身はロープウェイを利用したり、ハイキングをしたりで何度か来たことがあるのですが、テンと来るのは今回が初めて。
テンがワンバサダーを務めさせていただいている、ワンコnowaさんのnowa風呂敷スカーフを付けて元気に歩いてきました。すれ違う方々にもオシャレしているねと褒められて、目立つし気分が明るくなるしで、とても良かったです。

今回進んだコースです。Sがスタート、Gがゴール。反時計回りに進んで「西坂」ルートを登り、圓教寺境内は時計回りに進んで「東坂」を下りました。

当初行こうとしていたコースが工事中で通れず引き返し、ちょっと平地を長く歩きましたが、ロープウェイの下をくぐったり、のどかな風景の中を歩いたり、神社や寺子屋などあって観光気分。登山口へは標識もありますが、地図で確認しながら進みました。

スタートから50分ぐらい歩いて（通常なら30分ぐらいです）西坂登山口に到着。車も通れるような広い道で、トレイル感はなくちょっと残念。こういう道の急坂はきついけど、森林浴しながらテンもテクテク歩いてくれるので気持ちよかったです。

途中の文殊堂に到着。ここで水分とおやつ補給。ちょーだいのおねだり。

西坂を登りきると、もうすぐ境内。山の上に来ると歴史的な建物が姿を現します。この十妙院の入口の松には「昭和天皇のお手蒔きの松」と書かれていました。

境内が見えてきた！

境内の入口にある、摩尼殿。京都の清水寺と同じ懸造り（かけづくり）となっており、清水の舞台を思わせる光景。紅葉の時が一番美しいかもしれません。

手前の絵は書写山一帯の境内の図。

摩尼殿の入口。ワンコ連れは建物の中はNGと思っていたのですが、抱っこなら入れるかもと後日聞きました。次回は調べて行ってみようと思います。

さらに奥に進んで書写山山頂を目指します。山道らしくなってきてウキウキ。

登頂到着ー！

三つの堂の広場。大講堂、食堂、常行堂が「コ」の字に配置されていて、堂内で写経をしている方もいました。ここがラストサムライで登場した場所です。

その他、鐘楼や奥の院、展望台もあり、瀬戸内海の島々が見られます。境内をゆっくり周ると1時間ぐらいかかります。今回は主要なところだけ見て、下山することにしました。

摩尼殿まで戻ってきて、はづき茶屋で一休みしようと思いましたが、テンと一緒だと寒い外のみでの利用。あまりゆっくりできないので、その先の圓教寺カフェで一休み。

コーヒーを注文すると、豆を挽き、ハンドドリップで淹れてくれて、とっても美味しかった！山で飲むコーヒーは格別ですね。ここのマスターが、書写山の他のコースもいろいろ教えてくださいました。次回はテンと別のコースを歩いてみたいと思います。

下山は東坂へ。仁王門をくぐってロープウェイ山頂駅方面へ。ロープウェイから来ると、入山料として500円払い、圓教寺境内までバスに乗ることもできます。他のワンコ連れともすれ違いましたが、ロープウェイまたは東坂から来る方が一番多いようです。

東坂は観音菩薩像が並んでいたり、眺望があったりで楽しめるコース。遠くに瀬戸内海が見えて、方向的には姫路城の方を向いているのですが、小山に隠れているようで見えませんでした。展望所から、岩に乗って、テンも遠くを見られたかな。

合計3時間半の山歩き。冬晴れの新年、気持ちいいハイキングとなりました！
今年もテンとたくさん山に行こうと思います♪