セツサチアキのワンコが読む絵本 Onestory 第40話迷子ワンコになりたくない

「大変！大変！」

カランカラン「マスター！」

ハァハァ「どうかしましたか？」

ハァハァ「僕と同じ保護犬出身のワンコが」

「迷子になったとSNSで知って」「え！」

「その子がドッグランで遊んでいた時」いやっほー

「あ！誰か来た！」ガチャ

「あそぼー！」

クンクン

あっちあいている？

いやっほー

「二重ドアの閉め忘れで」

「あっという間に外に出てしまったそうです」

「ドッグランでは一番起きてはいけないパターンですね」

「そのワンコも飼い主さんも今どんなに不安な気持ちかと思うと・・・」

「実は私も脱走体験があるんだ」

「散歩中に突然花火の音がして」パンパーン！

「思わずパニクって」ダー！

「でもその時パパの声で」「カム！」

「冷静になれたんだ」「パパさんごめんなさい」

「呼び出しの訓練はとても大切ですよね」

「僕はビビリな性格だからダブルリードでお散歩するよ」

「リードがひとつだけだともしもの場合があるからね」スポッ

「私はマイクロチップはもちろん迷子札をいつもつけているわ」

ママさんいわく「大切なお守りだからね」

「あ！無事保護されたって！」「よかったー」

「ドッグラン近くのパン屋さんにずっといたらしい」パン好きなもんで

「しかも発見者はドアを閉め忘れた飼い主さん！」「必死で探してくれたんですね」

「ワンコ自身は迷子になりたいなんて思っていないから」

「もっとたくさんの飼い主さんが気をつけてくれると嬉しいですよね」

「でもまさかパン屋さんの前にいたとは」「あ！また新しい投稿だ！」

新しいお友達できたよ