セツサチアキのワンコが読む絵本 Onestory 第39話ワンコに鍼灸

「ふんふふーん」

「ご機嫌ですね」「あら、わかっちゃった？」

「実は今日鍼灸に行ってきたの」

「鍼とお灸ですか？」「その通り！」

「私ね・・・季節の変わり目や環境の変化が苦手で・・・」

「すぐにお腹がゆるくなってしまうの」「それは大変ですね」

「でもね病院で鍼灸を始めたら」

「施術中に寝てしまうほど」ZZZ・・・

「気の巡りがよくなってお腹がゆるくなる回数も減ったの」ぽかぽか

「もちろん個体差はあるけど私には合っていたみたい」

「鍼灸は大昔から続く知恵ですよね」

「その知恵が繊細なプーさんには合ったのですね」「マスター」

「実はもうひとつご機嫌な理由があって」

「マスターとこうして・・・」カランカラン

「マスター久しぶり！」ドカドカ「いらっしゃいませ」

「ん？」クンクン

「マスターこの店・・・」

「おばあちゃんの家のにおいがする」ドキ！

「そうお線香のにおいだ！」ドキドキ

クンクン「どこからするんだ？」ドキドキ

「そろそろ帰るね」クンクン「ありがとうございます」

「あれ？においが消えた！」「マスターの前でおばあちゃん呼ばわりなんて！」